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【特集】『Portal』の裏面はとんでもなく容赦がない! ユーザー制作MODを集めた究極のパズル『Portal Revolution』プレイレポ

Valveが作らないから俺たちが『3』を作ったぞ!

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Steamの教科書と呼ばれ、長く愛され続けている伝説のパズルゲーム『Portal』、そしてその続編『Portal 2』。今回はそんな『Portal』を元に作られたユーザー制作MOD集『Portal Revolution』が正式リリースされたので、触ってみたいと思います! アパチャーサイエンスセンターでの激闘から13年……まだまだ味のするパズルゲームの殿堂をもう一度遊んでみましょう!

1.そもそも『Portal』って? 簡単にご説明

PCゲーム販売プラットフォーム最大手Steamを手掛けるValveが、2007年と2011年に送り出した一人称パズルゲーム……それが『Portal』です。

手に持ったポータルガンを発射して二色の繋がる穴を作り出し、そこから自分や物を行き来させていくつものテストをクリアするのが目的です。ただのパズルゲームかと思いきや、管理AIとのシニカルかつアツい展開のバトルが盛り込まれたストーリーも注目すべき点です。多くのフォロワーを生み出した傑作として、リリースから10年以上が経った今でもPCゲーマーに愛され続けています。

本作『Portal Revolution』は、そんな『Portal』の舞台であるアパチャーサイエンスセンターから抜け出す気が全くない熱狂的なユーザーたちが作ったMOD集なので、Valveのクリエイターが制作しているわけではありませんが、充分にそのエッセンスは継いでおり、本家と遜色ないバランスのパズルがたっぷりと楽しめるものでした!


2.いざ本編をプレイ 説明不要のワープギミックに翻弄される

ゲームが始まると『Portal 2』同様に、主人公がアパチャーサイエンスセンターの一室で起きますが、ちょっと様子が違います。ストアページを翻訳するに、どうやら今回はGLaDOSもWheatleyもChellも関係なく、アパチャーサイエンスセンターをかつての形に戻すための強力な装置を探すために、StirlingというAIに使い走りをさせられるようです。

ナレーションを担当する声優が入っている時点で「これホントにMODか!?」と驚かされますが、レベルや背景も『Portal 2』そのままです。2011年発売のゲームを基にしているので、流石に最新のビジュアルというわけにはいきませんが、人によってはあの頃の思い出がぶわ~と蘇ることでしょう。

ゲーム自体もまさしくあの頃の『Portal』であり、ポータルガンを用いて白い壁に穴をバスバス開けていき、箱を落としたり光を捻じ曲げたりするあの遊びがひたすら入っています。その数なんと40!一周するだけでも結構楽しめるボリュームですね。

3.気を付けておきたい点もいくつか

『Portal Revolution』は無料で遊べるゲームですが、当然のことながら『Portal 2』を持っていなければ起動しないのでご注意を。事前に買っておく必要があります。

また、リッチなボイス付きでストーリーが語られますが、こちらも流石に全編英語なので、理解するためには相応の語学力が必要になります。日本語版が来ることはないと思われるので、語学力に自信がない場合は、翻訳ソフトを利用して遊ぶほかないでしょう。

その他、こちらもまた予想がつく点ではありますが、正直言ってかなりムズいです! 本家『Portal』『Portal 2』はかなり丁寧な難易度設計で、凄まじく難しい問題はなかったと記憶していますが、本作はかなりのパズルジャンキーに向けた作り。『Portal』で出来ることをちゃんと理解していないと解けないと思ってください。逆に言えば、パズルに歯応えを求めるユーザーにはたまらないものとなっています。

今作もちゃんとバックヤードが見られるフッテージがあります

4.ちなみにどんなギミックがあるの?(※ネタバレ注意)

こちらは序盤のチェンバー、まだ青のポータルガンしか使えないレベルです。

隣の部屋にボックスを送らないとスイッチが押せないので、どうしても運びたいのですが、そもそもこのボックスか自分で画像奥のスイッチを押さないと、人間しか通さない青い防御壁が消えないので、ボックスが消滅してしまうのです。壁に穴を開けようにも白い部分がなく、完全にお手上げ状態……どうすればいいと思いますか?

答えは、防御壁に向かって伸びている下り坂

なるべく上を向いた状態でボックスを坂の上に落とし、自分は急いで後退りしてスイッチを踏みます。コロコロと転がったボックスが壁の向こう側に落ちたのを確認してから、自分だけ通ってボックスを回収……

なんともアクロバティックというか、たしかにこれは『Portal』本編にはなさそうな解法でしょう。これに納得して遊べる人には、たまらない一本だと言えます(許せない!という人は、正直回れ右……かも……?)


以上、Steamの教科書が現代に蘇った『Portal Revolution』でした!まだ『Portal』を触っていないという人は、この機会に本家から順番に遊んでみてはいかがでしょうか?


『Portal 2』を初めて遊んだときのワクワクと、その解法あり!? という気持ちが同時に訪れるスパ!



《各務都心》

各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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