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ブロガーの“ネガキャン”が大打撃に?『The Day Before』開発元が誤解を訂正、詐欺疑惑への弁明や元従業員のウソも指摘

ユーザーからは冷ややかな反応。

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ブロガーの“ネガキャン”が大打撃に?『The Day Before』開発元が誤解を訂正、詐欺疑惑への弁明や元従業員のウソも指摘
  • ブロガーの“ネガキャン”が大打撃に?『The Day Before』開発元が誤解を訂正、詐欺疑惑への弁明や元従業員のウソも指摘
  • “圧倒的不評”の『The Day Before』を救いたかった…リリースまでの波乱の歴史と“カジュアルさ”が面白かった早期アクセスの記録【プレイレポ】

さまざまな波乱を残したサバイバルMMO『The Day Before』の開発元であるFntasticがXを更新し、さまざまな疑惑に回答しています。

ブロガーの“ネガキャン”が大打撃に?

このポストでは、匿名の情報源からメディアなどに伝えられているという情報の多くが誤ったものであるといい、スタジオの公式な回答として見解を示しています。かなりの長文となっているので、一部省略しながら文書の内容をお伝えします。

・プレイヤーを騙したという主張

我々は5年間、一生懸命誠実に開発してきました。プレイヤーから一銭も取らず、クラウドファンディングも使わず、予約受付も行いませんでした。ゲームが販売終了した後も、パブリッシャーと協力してすべてのプレイヤーに返金しました。このようにお金を返す会社はほかにどれだけあるでしょうか?


・投資家を騙したという主張

これは真実ではなく、今でもパブリッシャーと良好な関係を保っています。『The Day Before』の閉鎖はパートナーシップに影響を与えていません。2021年以降、我々はパブリッシャーとMytonaFntasticというベンチャーをニュージーランドで立ち上げ、約100万本を売り上げた『Propnight』を成功させました。


・匿名の元スタッフが、開発について誤ったことを話している

当該のスタッフが本物かどうかわかりませんが、開発チームとは素晴らしい関係でした。予算が限られた小さなインディー企業であるにもかかわらず、スタッフの転居や健康管理を援助し、何人かのスタッフには備品の購入や住宅ローンなどの個人的な問題も援助しました。

加えて、毎月の休日・休暇やタイムリーな給与の支払い、リモートワークの選択肢を提供しました。離職率の低さと、離職者の半数が再びスタジオに戻ってきたことがポジティブな職場環境を証明しています。


・『The Day Before』で誰が儲けたのか

一部のブロガーがゲーム開発に関する公開情報が不足していることを利用して、閲覧数とフォロワーを獲得するために嘘の内容でコンテンツを作成して莫大なお金を稼ぎました。本作が発売前に注目されていたことから、コンテンツクリエイターの間でゴールドラッシュを引き起こしました。


・ゲーム内容がトレイラーと違うと言われたことと、閉鎖した理由について

トレイラーに含めていた家の改良や細かく作り込まれた世界、オフロード車などはすべて実装しました。パルクールなどのマイナーな機能はバグがあったため取り除かれましたが、正式版で実装予定でした。

(中略)

憎悪でお金儲けをしている一部のブロガーによって植え付けられた否定的なバイアスが、ユーザーのゲームに対する認識に影響を与えました。

DrDisrespectの公平なゲームプレイ配信では、最初のバグやサーバー問題にかかわらずゲームを気にいってくれて、それを修正した後は改善されたという評価を受けました。しかしながらすでにネガキャン(hate campaign)によって大打撃を受けていました。

この文書では主に、誤った情報の訂正と、いわゆる“ネガキャン”を行っていた一部ブロガーに対する批判を主張しました。匿名の情報源からさまざまな噂が流れていましたが、改めてFntastic視点からの主張も明かされた形です。

これに対するユーザーの反応は冷ややかで、発売前に起こっていたさまざまなゴタゴタによるユーザーの反応の責任をコンテンツクリエイターになすりつけていると批判されています。またしても波紋を呼んでいます。

《みお》

取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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