新たにハッカーをサポートする大学教授が現れるなど複雑な様相を見せるPS3ハック問題ですが、SCEAから起訴されているGeohotことGeorge Hotz氏が、米国のテレビ番組G4tvのAttack of the Showに出演し、今回の事件について自身の見解を語っています。
Hotz氏はまずJailbreakについて、今現在も合法的に、Geohot.comでファイルをダウンロードし、自分自身や第三者の手掛けたHomebrewアプリケーションをPS3にインストールすることができると説明。
また、JailbreakのハックによってPS3で海賊版ソフトが起動できる可能性が生まれたことが問題では、との指摘に対し「実際は違う」と否定。彼の手掛けたJailbreakは、違法コピーをはじめとする自身がサポートしないものを有効にすることなく、Homebrewだけが利用出来るように特別な取り組みを行っていたとのこと。そのため、Jailbreakが少なくとも過去に違法コピーが行われていた方法には対応していなかったと述べています(但し後に別のハッキングユーザーによってカスタムファームウェアが海賊版の起動に利用されることに)。
それではなぜ訴えられたのか、との質問には「ソニーを怒らせたから」と答えています。
Hotz氏はBBCの取材に対しても「ソニーが自分にとった行動が全く根拠のないもの」と発言しており、無実を強く主張しているようです。
一方、同じくSCEAに起訴されているハッキンググループfail0verflowは、自身のウェブサイト上で、「我々の唯一のゴールは常にOtherOS(他のOSインストール機能)を取り戻すことで、ビデオゲームの違法コピーを認めたり、サポートしたり、許可したり、奨励することは決してない」との声明を発表しています。(ソース: G4tv: Hacking & Jailbreaking with George Hotz via Eurogamer, Yahoo! News)
【関連記事】
米カーネギーメロン大学教授がPS3ハッカーを支持、Jailbreakを大学のサーバーに転載
ソニーがGeohotを訴訟、一時的差し止め命令発行へ−PS3ハック問題
ソニー、PS3のハック問題に関して正式にコメントを発表
不正ツールを使用したPS3はソニーが機能を停止させることも可能−海外サイト報道
家庭用ゲーム アクセスランキング
-
Wiiリモコンを巡る“約15年”もの法廷闘争に判決下る。独周辺機器メーカーに対し約13億円の損害賠償判決
-
『デススト2』兎田ぺこらさん出演オファーはコジプロ側から。発売2年前から提案していた
-
一見難解、でも理解した瞬間に脳汁が止まらない―スイッチ2版『カルドアンシェル』は"歌姫"と"ぶっ壊れコンボ"の中毒性が凄まじい
-
農場シム『Stardew Valley』2025年秋に配信予定だったスイッチ2エディションの最新情報はまもなく公開―次期アプデに関するヒントも
-
お尻映える新トレイラー公開。『ディノクライシス』精神的続編称するアクションアクション・ホラー『コード・バイオレット』
-
スイッチ向けRPG『BURAI 完結編 MSX2版』ストアページ公開&予約受付開始!2作セットのコンプリート版と飯島多紀哉氏書き下ろし小説付きの限定版も
-
『ポケモンZA』色違いゲッコウガの口の中こっそり修正―マフラーはやっぱり舌だった
-
音も画面もまるで“あの頃”『ツインビー』などに関わった実力派スタッフが贈る縦シュー『バウンティシスターズ』本日12月18日発売
-
呪いを力に変え、地下迷宮の踏破を目指せ!日本一ソフトウェア新作RPG『Curse Warrior』2026年3月26日発売
-
『Stellar Blade』はすべての国で無修正版を提供する―公式Xが明言、同業者には戸惑いも



