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アーケード2D格闘ゲーム『北斗の拳』大会” 世紀末武闘会”が2月10日開催、参加者99名(+α)。150名の頂点に立ったのはチーム「天下人」 【UPDATE】

ゲーム文化 LOL

※UPDATE(2013/2/10 22:00):
飛び込み参加が17チームもあり、最終的にトータル参加者数は150名と前年度大会を大幅に上回る規模へ。

機械のように精密なコンボ VS 緊張からか肝心な所で飛び出すコンボミス、テンプレ通りの試合運び VS ”ダイヤグラム”などという単語が聞こえないかのような番狂わせ、適切かつ絶妙な情熱的実況、一撃必殺技より小足や投げで盛り上がる司会と会場、あまりの混雑ぶりに繰り返される「半歩だけ前に出てください」のアナウンス(合計で何歩分間合いが詰まったのかは不明)、遅刻して不戦敗を喫する有名プレイヤー(途中から参加)などなど、『北斗の拳』にふさわしいタフでクレイジーな大会でした。

50組のなかから勝ち上がったのはチーム「暴力」とチーム「天下人」。前者を構成するのは”孔明”氏・”紅の豚”氏・”弱ちゃん”氏。全員トキを使用しており、ネーミングセンスが光ります。後者は”K.I”氏・”J-KING”氏・”ラストノート”氏の3名で、名前負けしない文句なしの優勝候補。

試合前の煽り合いもといマイクパフォーマンスで口火を切った決勝戦、覇者”K.I”氏が先鋒で敗北するも、”J-KING”氏が着実に勝ちを重ねます。最終死合となったのは”J-KING”レイ対”紅の豚”トキ、『AC北斗』を知る者ならばアンテナが反応しないはずのないカードでした。1ラウンド目を先取したレイに対し、2ラウンド目は押し気味のトキ。しかしまさかの、そしていつもの小パン暴れからの百裂(レイでよく使われるバスケの一種)が決まりました。その瞬間、優勝の栄冠はチーム「天下人」に。

結果的には下馬評通りとなりましたが、全面的に目を離すことを許さない熱い勝負ばかりでした。また、覇者こと”K.I”ケンシロウがベスト8から1度も勝利できないなど、改めて『AC北斗の拳』の奥深さにくわえプレイヤー層の厚さが満天下に知らしめられた形となりました。なお、この件について”K.I”氏は優勝後のインタビューで「レイが最強キャラ」「あー気持ちいい」と述べています(もともと”K.I”氏はレイ使いです)。

結局前年度より大規模になって帰ってきた” 世紀末武闘会”、7年以上前のゲームにこれほどのファンが集まるその事実こそが『AC北斗の拳』の魅力の証明にほかなりません。さらなる修羅を召喚し、次回大会も是非とも開催してもらいたいところです。ちなみに、優勝賞品はガバスだったとのこと。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

自分が気持ちよくなる魔法のビーム。


アーケード向け2D格闘ゲーム『北斗の拳』(以下『AC北斗の拳』)の大会”世紀末武闘会”が東京高田馬場のゲームセンター「ミカド」で明日2月10日に開催されます。3on3の団体戦形式で、参加表明しているのは33チーム99名。すでに事前エントリーは打ち切られていますが、当日の飛び入り枠もあります。”世紀末武闘会”は昨年1月8日に続き、2年連続での開催。前回の参加者は114名でした。高田馬場ミカドは、関東ではカルト的人気を誇る中野TRFと並ぶ『AC北斗の拳』のメッカです。

『AC北斗の拳』は説明不要の漫画作品『北斗の拳』の前半、ケンシロウ対ラオウまでの世界観をベースにしたタイトルです。世に放たれたのは時を遡ること7年と少々、2005年末のこと。稼働当初からただならぬ様相を呈していました。というのも、”トキ”の性能が異常に高いことが早期に発覚してしまったからです。

べつにそれだけならば(悲しいことではあるものの)ままある話。しかし、グラフィックや音声などの完成度の高さから窺い知れる制作陣の原作愛と、ピーキーすぎて常人には無理なシステムが相まってそのインパクトは急加速します。

対戦動画として知名度が高いものを挙げると、

再生数50万以上。


『AC北斗の拳』は2006年度「闘劇」にも採用されましたが、トキだらけの大会で優勝もトキといきなり末期的状態に。ゲーム自体を知らなくても一度は聞いたことがあるかもしれない物騒な発言「命は投げ捨てるもの」は、トキの勝利台詞をスキップして生まれました。ほかにも即死の代名詞としての「テーレッテー」など、多くの名フレーズを生み出しました。トキの一撃必殺技”北斗有情破顔拳”がコンボパーツとして頻繁に組み込まれたことも大きな要因です。


「テーレッテー」


しかし、多くの格ゲーファンたちに”ク”から始まる例のレッテルを貼られ忘却の彼方へ追いやられかけたころ、執念満載の人々の手で「ある一定の条件をクリアしてコンボを入れるとダウン時のバウンド速度がおかしくなり天高く跳ね上がるようになる」仕様、通称「バスケ」が発覚。21世紀に入り惰眠を貪るゲーマーたちに、忘れかけていた世紀末の何たるかを思い出させる事態となりました。


典型的なバスケの様子。


その後も調査が進み、全キャラが十割(即死または永パ)コンボを持つ・コンボ数表示100ヒット以上はよくあること・ジャンプ攻撃はおろか小足払いが刺さっただけで状況次第ではゲームセット・大会ではコンボが始まった時点で次のプレイヤーを司会が呼び出す、といった具合の、まさしく世紀末の到来に至ります。ジャンルは通称”世紀末スポーツアクション”に。


現在のトキ。



膝をついて小パンを連打するラオウ。



最弱キャラのジャギでも永久。


しかし、ただのコンボゲーでは終わりませんでした。その後も(というよりも現在進行形で)並み居る修羅たちの手により技性能や立ち回りが研究された結果、トキ一強時代の終焉が訪れます。一周回ってどころか何周もループした果てに、崩落寸前ギリギリのところで神がかり的バランスが保たれているという奇跡の作品へと変貌を遂げたのです。

他に戦えるキャラとして真っ先にあがったのが機動力と通常技性能の高さからレイ、設置系必殺技で立ちまわるユダ、ノーゲージ(後述)から即死が狙えるラオウあたり。さらに最近ではトッププレイヤーがケンシロウを使いこなすなど、まだまだ可能性は残されているようです。


現在の頂点の様子。恐らく大会もこのレベルになります。


甚だ簡単ではありますが『AC北斗の拳』の魔性を解説したところで本題に戻りますと、大会のルールはざっくり要約して「あまりにもひどいバグ以外の使用は許可」と、字面的には強烈ですがごく自然なものとなっています。

また、使用キャラの分布は、トキ22人/ケンシロウ15人/レイ14人/ラオウ9人/ユダ9人/シン7人/サウザー7人/ジャギ6人/マミヤ5人/ハート4人/未定1人と、トキ全盛時代では想像もしなかったであろう散らばりぶりです。

プレイヤーについてピックアップすると、驚異的な強さから覇者の異名を持ち数々の優勝実績を持つ”K.I”氏、名古屋で行われた『STREET FIGHTER III 3rd STRIKE』大会”夜万博”での特別企画『AC北斗の拳』エキシビジョンマッチで優勝した”J-King”氏、闘劇06の優勝者”紅の豚”氏あたりはネームバリューがあります。とはいえ時はまさに世紀末、他に実力を示してきたプレイヤーは数多くエントリーしていますし、誰が勝つかはまったく予想できません。

当日はニコ生でも配信されるとのこと。興味を持たれた方は要チェックです。また、これまで北斗の先人たちがアップロードしてきた動画がニコニコ動画上に今まで光ってきた死兆星の数ほど存在しているのでざっとチェックしてみるのも悪くありません。スタープレイヤーのプレイや伝説的シーン(例: 現在では数少ない禁じ手とされている凶悪なハメ技を食らった際に相手側のコンパネへ移動しボタンを押すことで脱出)は、細かいルールや駆け引きが理解できずとも充分に楽しめます。

観戦にあたってとりあえず押さえておきたいポイントとしては、まず体力ゲージ(正式名称: 世紀末体力ゲージ)の下にある北斗七星ゲージ。特定の技がヒットすることにより北斗七星が消えていき、残りが0になると死兆星が点灯し一撃必殺技を喰らうようになります。また、下部にあるゲージのうち上側がブーストゲージ。端的に言えば特殊移動のために使用するゲージなのですが、これの有無で状況の有利不利が決定されるといってもいいほど重要です。下側はオーラゲージ、究極奥義(いわゆる超必殺技)を発動に消費するほか、ガードキャンセルでも減ります。最後にバスケ。詳細は省きますが「たくさんコンボを繋げたら敵が浮く」くらいの認識でOKです。

最後に、過去の名シーンを集めた動画をご紹介して締めとさせていただきます。
(ソース: したらば掲示板)【関連記事】PS3/360/Wii U『真・北斗無双』の最新プロモーションムービーが公開
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《Gokubuto.S》

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