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Xbox Oneローンチ時に『Halo』新作がリリースされなかった理由をMicrosoftのPhil Spencer氏が説明

今年のE3では開発中である旨の報告もあり、多くのファンが首を長くして待つ次世代機版『Halo』が何故ローンチタイトルとしてリリースされなかったのか、MicrosoftのPhil Spencer氏が海外サイトへ説明しています。

家庭用ゲーム Xbox One
Xbox One版Halo E3トレイラー

Xboxの看板タイトルとして多くのファンを抱える『Halo』シリーズ。残念ながらXbox Oneのローンチタイトルのラインナップの中にその名が並ぶことは叶いませんでした。今年のE3では開発中である旨の報告もあり、多くのファンが首を長くして待つ次世代機版『Halo』が何故ローンチタイトルとしてリリースされなかったのか、MicrosoftのPhil Spencer氏が海外サイトへ説明しています。

氏曰く「数年前、Xbox 360で『Halo 4』をリリースするのではなく、Xbox OneローンチタイトルとしてHaloをリリースするべきか?といった議論は行いました」とのこと。しかしながら、『Halo 4』の製作を2012年に完成させることに必死であり、その段階で彼と開発スタジオ343 Industriesは方向転換するわけにはいかなかったようです。

またローンチに合わせて新作を作る場合、2010年から製作を開始する必要があったとも付け加えており、まずは初めて343 Industriesだけで作る『Halo』作品を完成させることに重きを置いていました。Phil Spencer氏は「『Halo 4』や『Halo 5』と言えるサイズのゲームを作るには、2年から3年は必要となります。議論を重ねた結果、まずは343 Industries純正の『Halo』作品を無事完成させることがXbox 360ユーザーにとっても343 Industriesにとっても良いことだと判断しました」と説明しています。

シリーズ過去作は主にBungieなどが担当していましたが、その後Microsoft Game Studio内で設立された開発スタジオ343 Industriesへ開発が移行。結果的に昨年リリースされた『Halo 4』は初週売上は約3億ドル。新スタジオの力が証明された結果とも取れる売上を叩き出しました。次世代機登場に合わせてこのビッグタイトルが並ばなかったのは残念ですが、時間がないため敢えて作らない、といった判断も賢明だったのかもしれません。
《ハンゾウ@編集部》
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