これは505 Gamesが海外メディアEurogamer宛てに公表した情報で、消費者からの否定的な反応に従い『Ashes Cricket 2013』をキャンセルしたとのこと。「キャンセル」の詳細については明らかにされていませんが、同作の対象プラットフォームはPC/PS3/Xbox 360/Wii Uとなっており、ひとまずPS3/Xbox 360/Wii U版の発売は中止されたと見て間違い無さそうです。SteamにてリリースされたPC版が再び発売されるのかについては明らかにされておらず、このまま"幻のゲーム"となってしまう可能性もあるかもしれません。
505 Gamesは公式声明にて「プロジェクトに密接に関わってきた多くの人が証言できるだろうが、『Ashes Cricket 2013』の開発は当初から困難に満ちていた」とコメント。特に開発が選んだゲームエンジンの最適化に問題が存在していた模様で、公式声明には開発スケジュールを延長してもゲームエンジンの「予期せぬ困難」に打ち勝てなかったことが記されており、また「このエンジンが力強く現代の最先端クリケットゲームをマルチプラットフォーム向けに作り上げるというデベロッパーの約束を505 Gamesは受け取ったが、どうやら残念なことに見当違いだったようだ」とのコメントも残されています。
505 Gamesは2年間にわたり開発に尽力してきたものの、努力した結果出来上がったゲームは「ライセンサーや消費者、そして自分たちにとっても基準のクオリティに達していなかった」と明言。505 Gamesの失敗を認め、英国のクリケットリーグECBやCricket Australia、さらには関連するパートナーとスポンサー、そして世界中のクリケットゲームファンを失望させたとして謝罪しています。なおSteamでの購入者には近日中にも全額返済に関する通達が行われるとのこと。
『Ashes Cricket 2013』は、英国とオーストラリアの選抜チームが戦う30年以上の歴史あるリーグ「The Ashes」を題材にした公認クリケットゲーム。先日よりSteamにて発売が開始されたものの、テレポートするボールやまともに動作しないAI、さらにPC版なのにマウス入力に対応していないといった数々の問題が購入者より報告されていました。
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