Oculus VRはヘッドセット型のVRデバイス「Oculus Rift」の開発を進めており、開発者向けにキットが既に提供を開始。主にゲーム用途で、世界中の開発者が開発を始めています。元々はクラウドファンディングのKickstarterから始まったプロジェクトですが、記録的な調達額を打ち立て、その後も資金調達を繰り返し、人材獲得にも力を入れます。また、伝説のゲームデザイナー、ジョン・カーマックも同社に参画をしています。
フェイスブックはOculusがゲーム分野で確立しているVR技術を、通信、メディア、エンターテイメント、教育など多分野に展開する計画で、バーチャルリアリティ技術は次世代のソーシャル、コミュニケーションのプラットフォームの強力な候補であると述べています。
「モバイルは今日のプラットフォームですが、我々は明日のプラットフォームへの準備も出来ています。Oculusは最もソーシャルなプラットフォームを作る可能性があり、我々の働き方やコミュニケーション、そして遊びを変えることができるでしょう」とフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOはコメントしています。
「私達はマークやフェイスブックと共に、世界で最高のバーチャルリアリティプラットフォームづくりにまい進するのをとても楽しみにしています。私達はバーチャルリアリティは人々を魔法のように結びつけるソーシャル体験であると信じており、今まで不可能だった様々な事を実現可能にする変革の、そして破壊的なテクノロジーです。そして物語はまだ始まったばかりです」とOculus VRのブレンダン・イリブCEOはコメントしています。
引き続きOculus VR社はカリフォルニアの現在のオフィスで活動を続け、「Oculus Rift」の開発も継続されるとのこと。
Oculus VRは第2世代の開発キットを先日開催されたGame Developers Confereceで発表し、開発者への出荷を6月から開始すると明らかにしています。フェイスブックによる買収は予想外ではありましたが、巨大テック企業もバーチャルリアリティに多大な関心を示している事の表れと言えそうです。
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