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『Dota 2』世界大会The Internationalにて中国メディアが有力チームの戦略を流出

いよいよ金曜日から始まる『Dota 2』の世界大会The International 2014。予選は一週間以上も続いてきました。トーナメントへと参加するチームは勝利するための戦略を練っています。そんな中、中国の有力チームの作戦がインターネットに流出する問題が発生しました。

ゲーム文化 カルチャー
いよいよ金曜日から始まる『Dota 2』の世界大会The International 2014。予選は既に始まっており、一週間以上も続いてきました。賞金総額は1000万ドルを超え、トーナメントへと参加する各チームは勝利するために秘密の戦略を練っています。そんな中、中国の有力チームの作戦がインターネットに流出する問題が発生しました。

問題の渦中にいるのは、中国の有力チーム「DK」。最近行われた大会でも数々の優勝を経験してきたチームで、The International 2012でもベスト4に残った優勝候補の一角です。問題はEvil Geniusとの試合前、中国のゲームサイトGamefyの記者がValveとチームDKの許可無く部屋の様子を撮影し、動画が中国の動画サイトへとアップロードされたというもの。撮影された動画には、DKのコア戦略が含まれており、DKは即座に動画の削除を要求しましたが、動画は既にYouTubeなどへ拡散しており、戦略の流出を防ぐことはできませんでした。

この件に関し、GamefyはチームDKと『Dota 2』のファンから強い抗議を受けて、謝罪文を公開しています。
    謝罪文

    Gamefyの撮影担当者がValveとチームDKの許可なしにプレイヤールームの撮影を始め、誤って機密情報をアップロードしてしまいました。この行動を心から謝罪します。

    映像によってチームDKに引き起こされた問題や不満を認識し、『Dota 2』のファンを傷つけたことを十分に認識しています。Valve社の規則や規制によると、責任者はThe International 2014の報道に参加し続けることは出来ません。また、厳密に組織委員会の規則に従います。Valveからの許可なしにあらゆる種類の映像を撮影するためにプレイヤールームに入ることはありません。

    最後に、私達は全ての『Dota 2』ファンや愛好家、チームDK、その他のThe International 2014の選手を含み、全ての許しと理解を得たいと願っています。トーナメントの次のレポートで私達の情熱と熱意を注ぎます。

    ここにお詫び申し上げます。

GamefyはThe International 2014での取材を継続することを表明しています。ファンはGamefyの行動に対して、大会の主催者であるValveに処罰するよう求めていますが、今回の件に対して、Valveからのコメントはありません。
《水京》
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