【GC 14】『Sid Meier's Civilization: Beyond Earth』開発者インタビュー。中毒性と複雑さも宇宙世紀へ進出!? | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【GC 14】『Sid Meier's Civilization: Beyond Earth』開発者インタビュー。中毒性と複雑さも宇宙世紀へ進出!?

gamescom2014にて『Sid Meier's Civilization: Beyond Earth』の開発者、Firaxis社プロデューサーであるDennis Shirk氏(以下、Shirk氏)と同社リードデザイナーであるWill Miller氏(以下、Miller氏)にインタビューをすることが出来ました。

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gamescom2014にて『Sid Meier's Civilization: Beyond Earth』の開発者、Firaxis社プロデューサーであるDennis Shirk氏(以下、Shirk氏)と同社リードデザイナーであるWill Miller氏(以下、Miller氏)にインタビューをすることが出来ました。


リードデザイナーのMiller氏(左)とプロデューサーのShirk氏(右)


――今日は宜しくお願いします。まず今回の設定では地球を出て、とある惑星に移民し開拓していくというテーマのようですが、これはアルファ・ケンタウリ(Sid Meier's Alpha Centauri)とは繋がりがあるのでしょうか?

Shirk氏:
ある方向性において多少は有りますね。ですが基本は従来のCivilizationだと考えてもらった方が良いでしょう。

――舞台は別の惑星になる訳ですがゲームはどのように進めていくのでしょうか?

Shirk氏:
ゲームをスタートするとプレイヤーは自分が所属する勢力を選ぶことになります。これらは産業複合体や国家連合体と言った成り立ちの異なる8つの勢力に分けられています。プレイヤーはそれら勢力を導く指導者となり、従来のCivilizationのように開拓、内政、外交、軍事等といった政治的決断を行いゲームを進めていくというシステムです。8つの勢力にはそれぞれの背景に基づいたストーリーが存在し、プレイヤーの行動や決断、その他の勢力や現住生物との友好度等がシナリオに複雑に絡み合い、ストーリーが分岐していきます。




――マルチストーリーになっているんですね。最終的な目的は何でしょうか?

Shirk氏:
ゲームの目的は全勢力に共通していて、サバイブ(生き残り繁栄)すると言う事です。地球からこの惑星へ移民してくる訳ですが、生き残りながら人間性の再現と存続をすることがゲームの主題になっています。

――サバイブしていくと言うことは他の勢力や現住生物を駆逐して勝ち残ると言うことでしょうか?

Shirk氏:
それも1つの確かな方法です。ゲームでは大きく分けて3種の親和性の解を設けてあります。人類は地球にあったような人間性の再現と存続をこの惑星上で行う使命がある訳ですが、そのためにプレイヤーの取る親和性の方向が大事になるのです。

Miller氏:
親和性とはつまり生き残り方の方法論です。その3種を説明しますとHarmony(以下、ハーモニー)は共生です。人類同士、そして現住生物とも共存共栄の方法を模索していく道です。そしてSupremacy(以下、サプレマシー)はその逆で、惑星環境を人類の住みやすいように強制的にテラフォーミングして行く道です。最後にPurity(以下、ピュアリティー)、これはそのどちらの道も拒絶して独自の道を進むことになります。

――なるほど、そのどれかを選ぶ事によりプレイヤーが目にする物語も変わってくると言うことですね?

Miller氏:
その通りです。さらに物語だけではなく、都市の景観やユニットの外観なども変わってきますよ。




――Tech Tree(テクノロジーツリー)で入手出来る技術も変わってくると言うことでしょうか?

Miller氏:
本作のスキルツリーはTech Treeではなく、より複雑に交差するTech Webと言うものになっています。科学が進み、また先ほど説明した生き残りの方法論と組み合わさり、より多岐にわたる技術を生み出すようになっています。Tech Webは一度のプレイでは全てをアンロックすることは不可能です。ですのでリプレイ性を高めるのにも大きく役立っています。

――デモで拝見したのですが怪獣みたいな現住生物とも戦闘になるんですね。

Miller氏:
そうですね。それもプレイヤーの選択次第になりますが科学を発展させて怪獣を倒すのもゲームの醍醐味です。先ほどの方法論の話とも関連しますが、怪獣とも共生して行く事も出来ますし、敵意を持って武力で対抗することも出来ます。非常に強い怪獣なんかもいますからそれなりのリスクも高い行為ですが、相応のメリットもあるかもしれません。

――Civilizationシリーズには時代がありましたよね?中世があり、近代があり、現代があり、未来があると言った具合に。本作はより宇宙時代に特化したものと考えて良いのでしょうか?

Shirk氏:
確かに未来一辺倒に見えますが、世代の変化は迎える事になります。時代とともに、そしてプレイヤーが選択した生き残り方の方法論によってユニットや都市の景観は変わります。

Miller氏:
ゲームのスタート時は今見られるような宇宙服やマシンガンのような武装ですが、ゲームが進みテクノロジーをより発展させることによりよりSF的なデザインの武器や兵器、機能が登場して行くことでしょう。

――最後にシド・メイヤー氏はまだこのシリーズに関わってらっしゃるんでしょうか?

Shirk氏:
勿論関わってますよ(笑)監修する立場として常に目を光らせていますし、何よりそうでなければ彼の名をタイトルに使わせてくれません。

――今日はありがとうございました。

軽い気持ちで始めると睡眠時間を確実に削ってしまう高い中毒性でお馴染みのCivilizationシリーズ最新作『Sid Meier's Civilization: Beyond Earth』。開発者のお二人は静かな調子で、しかし確実なアピールをもって本作の新たな要素とシステムについて語ってくれました。宇宙へ出て別の惑星へ移民する、と言う切り口の新しいCivilization、本作海外版は2014年10月24日PC版の発売を皮切りにMac、Linuxへの移植も予定されています。
《パムジー》
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