錯視絵的なステージデザインが話題を呼び、海外レビューサイトmetacriticでも高い評価を獲得したモバイル向けパズルゲーム『Monument Valley』。本作を開発するustwo gamesは、開発費や売上など、興味深いデータを含むインフォグラフィックを公開しました。
公開されたインフォグラフィックによるとオリジナルの『Monument Valley』の開発には55週で852,000ドル(約9,920万円)、アップデートコンテンツである『FORGOTTEN SHORES』の開発には29週で549,000ドル(約6,392万円)の費用が掛かっているとのこと。ロンドンに拠点を置く、8人のコアメンバーで開発されており、公表されたデータ内での人月単価はオリジナル版で約8,000ドル(約93万円)、アップデート版で約9,500ドル(約110万円)となっています。
一方、売上は合計で5,858,625ドル(約6.8億円)、iOS版ローンチ日の売上が一番多く145,530ドルを記録しています。各プラットフォーム毎の内訳ではiOSが81.7%、Google Playが13.9%、Amazonで4.3%とiOSの圧倒的なシェアが目立ちます。ちなみに開発費を引いた単純利益は4,457,625ドル(約5.2億円)です。
また、累計販売数も公開されており、公式には2,440,076本の販売を達成。各プラットフォームの内訳は売上とほぼ同じなので割愛しますが、ユニークデバイスへのインストール数は1000万と販売数を大きく上回るものに。これは1回の販売でのマルチデバイスへのインストール、ファミリーシェア、無許可ダウンロードなどが理由のようです。
今回のインフォグラフィックで最も興味深かったのは、開発費と開発期間、そして売上の3項目。なかなか公開されるデータではないため、モバイルゲームの開発環境や売上状況を知る良い機会だったのではないでしょうか。
*円表記は2015年1月16日現在の為替レート基準です。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ニュース アクセスランキング
-
GWに備えよ! 最大90%オフのSteamセール「ゴールデンウィークゲームフェス」開催
-
『バイオ RE:4』などが最大88%オフの「カプコンGWセール」PS/Xbox/スイッチ/PC向けに開催中
-
GWは農業ゲームで決まり!セールイベント「Steam Farming Fest 2024」トレイラー公開―現地時間4月29日より開催
-
【PC版無料配布開始】カルト的人気RPG2本収録の『LISA: Definitive Edition』&異世界FPS『INDUSTRIA』Epic Gamesストアにて
-
大幅値上げ直前、お得に買えるラストチャンス!人気ゾンビサバイバル『7 Days to Die』正式リリース前最後のセールが開催―値上げ後約5~6,000円近くが今ならたった595円
-
完全新作ハイエンド・アクションRPG『Project Awakening』の最新情報を伝えたXアカウントはなりすまし―Cygames
-
ニンテンドースイッチ後継機2025年3月発売へ―日本経済新聞が報じる
-
究極の中世アクションRPG続編『キングダムカム・デリバランスII』発表! PC/コンソール向けに2024年発売予定
-
「あと1ターン…」が止まらない!『Civ6』いつでもどこでも遊べるスイッチ版が330円セール中。5月5日まで
-
『モンハンライズ』が990円、『スプラ3』も30%オフの「ニンテンドースイッチ GWセール」開幕!期間は5月6日まで