デベロッパーの3D Realmsは、以前同社で働いていたアーティストJames Storey氏が、5月30日に亡くなった事を報告しました。彼は1973年10月25日生まれで享年わずか41歳。死因は明らかにされていません。
James Storey氏が3D Realmsに入社したのは1994年で、同社初の非米国人スタッフだったそうです。在籍していたのは3年間ですが、その間に『Rise of the Triad』や『Duke Nukem 3D』、『Stargunner』や『Terminal Velocity』といった伝説的な作品に携わりました。近年はゲーム業界から離れており、RCカーに関するウェブサイト“Oople”の運営や写真撮影を活動の中心としていたようです。
『Duke Nukem 3D』の爆発するドラム缶は彼が手がけたアートの1つ
3D RealmsのScott Miller氏は「本当にショックで悲劇。私はとても悲しいよ。Jamesには安らかに眠って欲しい。生まれながらの才能を持つJamesは、3D Realms最高のアーティストの1人で、本当に良い人だった。英国及び彼の愛するフィッシュ・アンド・チップスへのホームシックにより、私たちと過ごしたのは3年だけだったが、私たちは常にJamesを恋しく思うだろう」と語っています。
『Duke Nukem 3D』の開発チームと。最後方いるのがJames Storey氏
2012年11月撮影。隣は妻のVickyさん
なお、3D Realmsでは2002年にも、プログラマーのWilliam Scarboro氏が31歳の若さで亡くなっています。