SCEのプレスカンファレンスは、各社の中でも最大級の会場ロサンゼルス・メモリアル・スポーツ・アリーナで開催。PS4元年を終え2年目へと突入した今年は、ある意味で勝負の年とも言えます。そんな中開催されたカンファレンスはどのような反応を得たのでしょうか。SCEプレスカンファレンスの模様を現地よりお届けします。
SCEAのCEOであるShawn Layden氏の挨拶から幕を開けたSCEプレスカンファレンス。最初に披露されたのは、発表から実に6年が経過し、長い沈黙を抜けて遂に姿を現した『人喰いの大鷲トリコ』。大鷲トリコと少年が触れ合いつつも助け合い、ともに苦難を乗り越える姿がゲームプレイ映像が公開され、会場には感嘆の声が漏れていました。2016年との発売時期も明らかにし、満を持して登場した本作に会場では大きな歓声と共に拍手喝采。カンファレンスの第一報を飾るにふさわしいタイトルです。
SCEWWSプレジデントの吉田修平氏も登壇し、『人喰いの大鷲トリコ』を改めて発表出来た喜びを語りました。また、会場にいた本作の開発を率いる上田文人氏を紹介し、大きな注目を集めました。
今回のプレスカンファレンスで1、2を争う注目株となったのは『ファイナルファンタジー』シリーズで、リメイクを望む声が最も大きかったと言っても過言ではないリメイク版『ファイナルファンタジー7』。オリジナル版の発売から18年の時を経て待望のフルリメイクとなります。
会場ではバレットとクラウドの姿がチラッと見えた瞬間に大きな歓声があがり、さらに『FF7』のロゴマークが見えると会場の興奮は頂点に達します。ファンの中には歓喜のあまり会場を駆け回る人も出るほどでした。
更なるビッグタイトルとして待望のシリーズ続編である『シェンムー3』が発表。会場ではリメイク版『ファイナルファンタジー7』、『人喰いの大鷲トリコ』に並ぶ注目を集めていました。『シェンムー2』のリリースから14年、遂に動き出した続編物語が紡がれます。
映像終了後には本作シリーズのクリエイター鈴木裕氏が登場し、Kickstarterプロジェクトの開始をカウントダウン。そのKickstarterは9時間弱で目標額200万ドルを達成しており、ファン待望の続編に大きな期待が集まっています。
プレスカンファレンスの大トリ務めたのはNaughty Dog開発のシリーズ最新作『Uncharted 4: A Thief's End』。担当者が直に操作する最新のゲームプレイシーンをお披露目し、会場を沸かせました。
全体を振り返ると上記の4タイトルがメインとなったSCEプレスカンファレンスですが、特段大きな歓声が聞こえたのはやはり『ファイナルファンタジー7』のリメイク発表。他にも、『ストリートファイターV』の新キャラ発表や新作『Hitman』、Guerrilla Gamesの新作『Horizon Zero Dawn』など、注目タイトルが目白押しで、SCEの躍動を感じさせます。
おまけ: 会場前の広場では無料の食事やお酒が振舞われ、カンファレンスの開始前には既に人で溢れかえっていました。
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