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PS4『GUILTY GEAR Xrd -SIGN- 』「闘神激突」熱き決勝大会をレポート!

8月22日の東京都港区六本・ニコファーレにて、PS4『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』大会イベント「闘神激突」の決勝大会が開催されました。

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8月22日の東京都港区六本・ニコファーレにて、PS4『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』大会イベント「闘神激突」の決勝が開催されました。

この大会は「GUILTY GEAR」シリーズでその名を轟かせる最強プレイヤーで構成された「ギルティギア王者軍」と、国内外の様々な格闘ゲーム大会で上位にランクインする「プロゲーマー連合軍」が激突するイベント。メインとなる各5名のプロゲーマーに加え、今年の7月から5回にわたり開催されたオンライン予選の優勝者10名を各陣営に交えた、ギルティギアの猛者達が一堂に会する注目度最大級のイベントが遂に開催を迎えました。



今回の大会のルールは、両軍10名の選手同士が戦う「星取り戦」で、1ラウンド99秒、2ラウンド先取した方が勝利となり、先に3試合を獲ったほうが勝ちとなる「3先」というもの。10戦を終えて5対5になった場合はその場で各軍が選手を一人選び「決着戦」が実施されます。

当日の対戦カードは以下の通りで、そうそうたるメンバーが名を連ねました。中でも今年の7月にアメリカで行なわれた大会Evo 2015覇者の小川選手と、カリスマプロゲーマーとして世界に名を轟かせるウメハラ選手の大将戦が注目の一戦で、かつて両者とチームを組んでいたとするアークシステムワークスの関根一利氏は、いずれの選手も「世界一負けず嫌い」であるとして、両者がぶつかり合う最終試合に大きな期待を寄せていました。

    ■対戦カード
    バトル1 TAKA(スレイヤー) vs ロイ(ソル)
    バトル2 キーシャ(ファウスト) vs あいん(カイ)
    バトル3 コイチ(イノ) vs 中洲ベッドマン(ベッドマン)
    バトル4 竹原(ラムレザル) vs もっちー(ソル)
    バトル5 ハンバーグ(エルフェルト) vs 中村(ミリア)
    バトル6 かりんちゅ(ミリア) vs どぐら(シン)
    バトル7 ススム(チップ) vs まちゃぼー(カイ)
    バトル8 ナゲ(ファウスト) vs かずのこ(ソル)
    バトル9 FAB(ポチョムキン) vs sako(ザトー)
    バトル10 小川(ザトー) vs ウメハラ(ソル)

試合前のニコニコユーザーの勝利軍予想投票ではギルティギア王者軍が50.7%、プロゲーマー連合軍が49.3%と、予想できない展開に見事に票が分かれる結果に。


実況の神園氏も非常に激しい試合を予想したバトル1は、普段から同じゲームセンターで手合わせする仲という「TAKA選手vsロイ選手」のバトル。ロイ選手が1試合先制するも大接戦の末TAKA選手がその後3試合連続先取し、「ギルティギア王者軍」勝ち星1という形で大会が幕を開けました。


バトル2の「キーシャ選手vsあいん選手」では、あいん選手が1試合先制、2対2の拮抗したバトルが展開し、最終的にバトルを制したのは「ギルティギア王者軍」からキーシャ選手となりました。王者軍優勢の状況下で始まったバトル3「コイチ選手vs中洲ベッドマン選手」では、コイチ選手が1試合先制、2対2の両者一歩も譲らないバトルが繰り広げられるも、最終ラウンドでコイチ選手がパーフェクト勝利で試合を収めました。バトル4「竹原選手vsもっちー選手」では、もっちー選手が1試合先制、2対2の最終ラウンドに持ち込み見事もっちー選手が勝利を収め、「プロゲーマー連合軍」初の勝ち星となりました。


「ギルティギア王者軍」勝ち星3、「プロゲーマー連合軍」勝ち星1の展開となった中盤戦のバトル5「ハンバーグ選手vs中村選手」では、ハンバーグ選手が3連続先取の猛攻で、再び「ギルティギア王者軍」が強さを見せる展開に。バトル6「かりんちゅ選手vsどぐら選手」ではバトル5に続きかりんちゅ選手が3連続先取し、「ギルティギア王者軍」勝ち星5となりました。バトル7「ススム選手vsまちゃぼー選手」ではまちゃぼー選手が1試合先制、2対2へと並び、最終的にまちゃぼー選手が勝利し「プロゲーマー連合軍」勝ち星2。バトル8「ナゲ選手vsかずのこ選手」では2対1の状況下でナゲ選手が勝利、「ギルティギア王者軍」が勝ち星6。バトル9「FAB選手vssako選手」ではFAB選手が先制し、再び王者軍が勝利を収める結果となりました。


いよいよ大将戦となるバトル10「小川選手vsウメハラ選手」では、小川選手はEvo 2015の優勝アイテムとして贈られた世界に3本しかないというスティックを使用。対するウメハラ選手はこの数ヶ月の間にまちゃぼー選手から手ほどきを受けていたとして、その成果を出したいと試合に向けてコメント。

大将戦ではウメハラ選手が第1試合、第2試合と続けて先取するも、その後小川選手が2試合連続先取し、2対2に並び最終ラウンドへ。両者譲らない最終ラウンドは小川選手が勝利を収め、見事王者の座を守る形となりました。

勝利のあと小川選手は「ウメハラ選手が仕上げてくるのは予想通りだった。」とした後、自身にはスロースターターな部分があり、一時は敗北ペースになると思ったとするも、負けたくない気持ちでウメハラ選手より上に行けたと思うと伝えました。

対するウメハラ選手も「10年以上ギルティやってなくて、ひさしぶりにやったのが不安だったけど、本番も楽しくプレイできた」とコメント。およそ一ヶ月間、仲間とともにトレーニングで鍛え上げ、「結果は負けてしまったけど、満足のいく内容だった」などと今回の試合に手応えを感じさせる感想を述べていました。


表彰式にはSCEJAプレジデントの盛田厚氏が登壇し、小川選手にトロフィーが授与。盛田氏は「興奮しました。皆さん本当に素晴らしいです」と今回の熱狂的なバトルを称え、プロゲーマー達が世間的にもさらに有名になってほしいとして、PlayStationの拡大と共に、ゲームエンターテイメントという文化を背負っていると思ってみんなで未来を作っていきましょうとコメント。



大会の総括としてアークシステムワークスの関根一利氏は、「8対2という結果だったが、両チームの実力は拮抗していた、何も恥ずかしくない試合」「ゲームの力って本当に凄い。こんなに感動できる舞台を作っていける」と総評、これが終わりではなく「これからがはじまり」で「次は大会をご覧の皆さんが闘神になれるかも知れないと言う夢を持って、ゲームってこんなに面白いんだというのを全力で胸を張って遊んでいもらえると幸せです」と熱く語り、およそ4時間にわたる熱き戦いに幕を下ろしました。
《Round.D》
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