現在、Steamにて『Killing Floor 2』の早期アクセスを行っているTripwire Interactiveは、同作への採用を計画している新システム「The Trading Floor Zed-conomy」を発表しました。本システムでは『Counter-Strike: Global Offensive』や『Team Fortress 2』のような箱ドロップおよびマイクロトランザクションを導入、キャラクター衣装や武器スキンといった装飾品の売買とトレードが可能となります。
- プレイヤーはインゲームストア“Trading Floor”を通じて、リアルマネーでアイテムの購入が可能。
- ほとんどのアイテムがトレード可能。将来的にはインベントリ内のいらないアイテムから、希望のアイテムやスキンをクラフトする機能を搭載予定。
- 無料アップデートはこれまで通り継続して行われ、数年にわたって新たなPerkやマップが追加されていく。前作のDLCのようにマイクロトランザクションで得たお金は、新たな無料コンテンツの開発やイベントなどに使用される。
- 武器スキンは装飾のみで、性能は一切変化しない。
- Trading Floor Zed-conomyに興味がなければ一切無視しても問題ない。しかし、ゲーム中に無料のアイテムドロップが提供され、それらはトレードやコミュニティマーケットで販売することができる。
- Free-to-Playに移行する計画はない。
- 装飾アイテムおよび武器スキンは6段階のレアリティを持つ
・Common
・Uncommon
・Rare
・Exceptional
・Master Crafted
・Precious - さらに武器スキンは3種類のコンディションを持つ
・Mint
・Field-Tested
・Battle Scarred - CommonからMaster Craftedレアリティの装飾アイテムおよび武器スキンは無料でドロップする。
- Preciousレアリティの装飾アイテムおよび武器スキンは物資箱および暗号化された武器スキンUSBからのみ入手可能。
- アイテムの一部は物資箱および暗号化された武器スキンUSBからのみ入手可能。また、無料ドロップのみで物資箱に収録されないアイテムも存在。いくつかのアイテムはインゲームストアのみで入手可能。
- 一時的なブーストを行うといった消耗アイテムは存在しない。
- 勝つためにお金を費やす必要はない。アイテムはいずれも装飾品のみで、ゲームプレイには影響しない。今後、武器の販売を行う可能性もあるが、それらはサーバーの“共有コンテンツ”に加えられ、そのサーバーのすべてのプレイヤーが使用可能になる。誰もいかなるアドバンテージを持たない。Co-opゲームは誰もが同等。
非Valve製のゲームとしては『PAYDAY 2』が10月に同種のマイクロトランザクションシステムを採用しましたが、過去の発言に反した内容であったり、武器の性能に影響を与えるスキンなどの存在によってファンが猛反発。ボランティアのコミュニティモデレーターがストを起こすなど、大きな騒動となりました(その後プロデューサーのAlmir Listo氏は謝罪し、状況の改善を約束)。
果たして『Killing Floor 2』においてこのシステムは受け入れられるのでしょうか。なお、ファンからの「なぜ早期アクセス中にコンテンツの販売を行うのか?」という質問に対し、Tripwire Interactiveは「Trading Floor機能はコミュニティとの反復作業が必要。早期アクセスはそれに最適な場所」と答えています。