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正式リリースされたPS4版『World of Tanks』プレイレポ―PC版との違いも解説

Wargaming.netが、2016年1月19日にリリースしたオンラインタンクバトル『World of Tanks』PS4版における特徴や、PC版との差異に迫ったプレイレポをお届けします。

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正式リリースされたPS4版『World of Tanks』プレイレポ―PC版との違いも解説
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Wargaming.netが、2016年1月20日にリリースしたオンラインタンクバトル『World of Tanks』PS4版における特徴や、PC版との差異に迫ったプレイレポをお届けします。

■PS4版『World of Tanks』の特徴

このPS4版『World of Tanks (以下WoT)』は、2014年にXbox 360でリリースされたバージョンをアップグレードしたXbox One版を基にしたタイトル。クライアントダウンロード中のミニゲームプレイやコンソール向けに調整されたチュートリアルなどを実装しています。ゲームモードは、最大4人(自分を含めると5名)のパーティーを組んでマルチプレイで戦える「小隊」、練習試合が行える「チーム・トレーニング」、そしてAI相手と戦える「戦車訓練」の4つです。


トレーニングではPC版の専用マップとは異なり、鉱山マップが使用されている

戦車のアップグレード方式は、PC版における車輌の個々のパーツを取り替えるものではなく、予めパッケージングされたアップグレードプランを選びます。これは、Xbox 360版から導入された要素で、プレイヤーがより簡単にアップグレード方法を選べるためのものです。パーツを一つだけ変更したい場合において、変えたくないパーツまでも変わってしまいますが、車輌のマイナーチェンジを表したものなので、ユーザーがどんなプレイをしたいのかよく知っておく必要があります。


戦車パッケージ一例


照準の最小望遠


照準の最大望遠

ゲームプレイでは、カメラの位置がより戦車に近くなった他にも、ズームを用いた射撃視点において、砲塔の照準眼鏡から覗くような視点になります。車外視点では3段階のズーム、射撃視点では2段階のズーム(最大望遠と最小望遠)で構成されています。

遠距離戦においては最大ズームでも問題ないですが、近距離や中距離では砲塔旋回速度にも限界があるため、最小/最大ズームで狙うのは難しいです。またUIもPC版から大きく変化。全体マップはタッチパッドの押し込みから開き、自車のステータスとミニマップが丸く表現されています。(オプションからの設定でPC版と同じ四角いものに変更もできます。)

さらに1試合が終わると、リザルト画面から同じ車輌を使ってそのまま次の試合に参戦可能なことも特徴の一つです。なおPS4版の戦車兵の音声は、PC版『WoT』において古いバージョンを使用しています(例として「敵戦車を、やっちまったぞ」など)。


新たな車輌を購入した時に演出が入る

現時点でPS4版に実装されている国家は、アメリカとドイツ、そしてソ連の3国です。技術ツリーはPC版のものをベースにしていますが(ソ連重戦車ルートのTier 6に、KV-85が設置されている)、ドイツツリーにはPC版で削除されたTier 7の偵察パンター(Aufklarungspanzer Panther)が現在も残っているため、多少の違いがあるようです。

なお先日、PS4版にイギリスツリーが追加されるとの発表もありました(現時点では実装済み)。イギリスツリーでは、軽戦車ラインに巡航戦車クルセイダーや重戦車ラインに歩兵戦車チャーチル、そしてプレミアム車輌にTOG II*など40車種以上が実装されます。特にTOG II*は、長大な車体から人気の車輌でTier 6の重戦車にしては1,000以上の耐久値を持ち合わせています。さらに、新マップも8つ追加されるので今後の戦況が大きく変わるかもしれません。


イギリス戦車追加告知映像


Tier 7の偵察パンター

Free-to-Playタイトルとなる本作のプレイにはPS4本体とPSNアカウントが必要ですが、PS Plus会員にならなくてもマルチプレイプレイ可能なのが嬉しいところ。しかし、PS Plus会員は特別な車両のプレゼントや今後実施されるスペシャルオファーを購入出来る権利などの特典があります。

■Share機能やリモートプレイに対応し、より配信環境が整ったPS4版『WoT』

このPS4版『World of Tanks』は、PS4の持つスクリーンショット撮影やプレイ動画の録画、ゲームプレイの生放送などに対応。また、PS Vitaのリモートプレイもサポートしています。筆者がPS Vitaを使ったリモートプレイを試してみたところ、反射神経が要求されるゲームではないのでゲームプレイに大きな支障は出ませんでしたが、PS Vitaのリモートプレイに合わせたコントロールレイアウトが設定出来ないため(R2が射撃に設定されているため、デフォルト状態ではタッチスクリーンを利用して攻撃する)プレイするのには多少の慣れが必要でした。今後のアップデートでよりプレイしやすいボタンレイアウトが登場することに期待したいところです。

■PC版『World of Tanks』とのグラフィックの差異は?

PS4版『WoT』はPC版との差異は複数ありますが一番目立つのがグラフィックです。PS4版では、PC版には現時点で実装されていない雨、嵐、雪などの天候や夜戦、そしてマップ上の物体による細かなエフェクトなどが実装されています。


雪の山岳路



雪の山岳路プレイ映像

天候や夜戦の影響はゲームプレイに大きな変化を与えます。まず一つに視認性が変化することで、警戒感が変わりいつもと違う展開が楽しめることです。夜間であれば、遠距離が見えにくくなるため、行動にも影響が現れる他にも、街頭の光から映される影表現などを見れます。天候では、雨や雪などによって明暗が変化。雪の場合ではしんしんと降り注ぐ雪と、風切り音が追加されます。(ゲームシステム上の視認範囲や隠蔽率が変化するものではありません。)


PS4版『WoT』、マップ鉱山。天候: 悪天候


PC版HDクライアントの『WoT』。マップ鉱山。

また、マップもPC版からほぼ作り直されており地形のテクスチャやライティング、エフェクトなどの演出も含めて大きく異なっています。同じマップのスクリーンショットからグラフィックを単純に比較する事もできますが、設置されている植物やオブジェクトのモデルとマップ、戦車のHDモデリング(スペキュラなど)、そしてフレームレートやFOVのスケールが異なるため、単純にどちらが綺麗かの甲乙つけるのが難しいです。なおPS4版は30fpsのフレームレートで動作し、メニュー画面でのボタンのレスポンスが多少遅く、微妙なワンテンポを置いて反応します。

■PS4/Xbox One版でのプレイ環境が整った『World of Tanks』

2015年7月にはXbox One版『World of Tanks』が、2016年1月にはPS4版『World of Tanks』がリリースされたので、現行のコンソール機におけるプレイ環境が整ったと言えるでしょう。PC版とビジュアル面で大きな違いがありつつも、PC/コンソール機の両者におけるフィードバックから新たな国家などが実装されてゆくのかもしれません。PS4版はこれから日本や中国、フランスを含めた国家の実装が待たれます。そのため、今後のアップデートにも期待が持てそうです。
《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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