NVIDIA、GTX 1080を国内向けにも発表―Anselや新オーディオを解説 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

NVIDIA、GTX 1080を国内向けにも発表―Anselや新オーディオを解説

NVIDIAは、グラフィックカードGeForce新製品「GTX 1080」や新機能「Ansel」とVRWorksの「VRWorks Audio」を国内向けにも発表しました。今回の発表では、新プロセッサーであるPascalの特徴と、向上した性能についてを解説しています。

PC Windows
NVIDIA、GTX 1080を国内向けにも発表―Anselや新オーディオを解説
  • NVIDIA、GTX 1080を国内向けにも発表―Anselや新オーディオを解説
  • NVIDIA、GTX 1080を国内向けにも発表―Anselや新オーディオを解説
  • NVIDIA、GTX 1080を国内向けにも発表―Anselや新オーディオを解説
  • NVIDIA、GTX 1080を国内向けにも発表―Anselや新オーディオを解説
  • NVIDIA、GTX 1080を国内向けにも発表―Anselや新オーディオを解説

発表内容まとめ映像

NVIDIAは、グラフィックカードGeForce新製品「GTX 1080」や新機能「Ansel」とVRWorksの「VRWorks Audio」を国内向けにも発表しました。今回の発表では、新プロセッサーであるPascalの特徴と、向上した性能についてを解説しています。


    ■Pascal、5つの特長

    Pascalアーキテクチャは、VRなど、膨大なコンピューティングを必要とするテクノロジに対応できるようにと開発されたもので、5種類の革新的なテクノロジが投入されています。

  • 次世代 GPUアーキテクチャ――Pascalは1ワットあたりのパフォーマンスが最高となるように設計されています。その結果、GTX 1080は、Maxwellアーキテクチャ採用のGPUに比べて電力効率が3倍に達しました。

  • 16nm FinFETプロセス――GTX 1080は、ゲーム用GPUとして初めて16nm FinFETプロセスを採用しました。このプロセスではトランジスタが小型化・高速化しますし、集積密度も高めることができます。こうして、72億個のトランジスタにより、パフォーマンスと効率を劇的に高めることに成功したのです。

  • 高度なメモリ――PascalベースのGPUは、8GBのMicron GDDR5Xメモリの能力を活用することに成功しました。メモリ・インターフェースは256ビットで10Gb/秒もの転送能力を誇ります。この結果、通常のGDDR5に比べ、有効メモリ帯域幅を1.7倍に高めることができました。

  • すばらしい仕上がり――帯域幅と電力効率の向上により、GTX 1080は、わずか180ワットで過去最高のクロック・スピード――1700MHz以上――を達成しました。非同期計算も進歩し、効率とゲーム性能が高まりました。しかも、新しいGPU Boost 3テクノロジでは、高度なオーバクロッキングもサポートされています。

  • 革新的なゲーム・テクノロジ――NVIDIAは、開発からプレイ、シェアにいたるまで、さまざまな側面でゲームというものを変革しつつあります。新しいNVIDIA VRWorksソフトウェアには、ゲーム環境をかつてないほどイマーシブにできる機能が用意されています。Anselテクノロジでは、いままでにないやり方で、ゲーム体験をシェアしたりゲーム世界を探検したりすることができます。

またGTX 1080がVR環境において2倍以上のパフォーマンスやマルチプロジェクション機能を発揮。VRWorksにおいてオーディオ分野へのレイトレーシング技術を用いたアプローチとなるVRWorks Audioを発表しています。


  • 2倍のVRグラフィックス性能――VRディスプレイは通常の2Dモニタと形状が異なりますが、新しいVRWorks Graphicsでは、そのようなVRディスプレイに最適なレンダリングをネイティブでおこなえる同時マルチプロジェクション機能がサポートされました。左目用と右目用の映像も、シングル・パスで同時にレンダリングすることができます。

  • 包み込むようなオーディオ――VRWorks Audioでは、NVIDIA OptiXレイトレーシング・エンジンを用いて音の伝達経路をリアルタイムに追跡し、仮想世界のサイズや形状、構成材質などをすべて反映させることができます。

  • インタラクティブな触覚と物理演算――NVIDIA PhysX for VRでは、手に持ったコントローラが仮想オブジェクトと干渉するとそれを検出し、視覚的にも触覚的にも物理的 に正しい反応をゲーム・エンジンに出力させることができます。ユーザを取り囲む仮想世界の物理的挙動をモデル化することも可能で、爆発や手で水をはね飛ばす動きなど、あらゆる相互作用を現実であるかのように感じさせることができます。

さらに新たなゲームキャプチャーツールの「Ansel」も発表。これは、カメラの場所や向きを自由に設定しながら、画面解像度の32倍の解像度でスクリーンショットを撮影したり、フォトフィルターでのリアルタイムなエフェクトを加えることも可能になるツール。360度の全天球でキャプチャした立体映像を、VRヘッドセットやGoogle Cardboardで観覧することもできます。対応タイトルは、『Tom Clancy's The Division』や『Lawbreakers』、『The Witcher 3』、『No Man's Sky』など今後リリースされるタイトルや、既存のゲームにパッチとしてサポートします。

GTX 1080は5月27日に発売予定。価格は、カスタムボード版が599ドル、Founders Editionが699ドルです。ASUS、Colorful、EVGA、Gainward、Galaxy、Gigabyte、Innovision 3D、MSI、 NVIDIA、Palit、PNY、Zotacの12ブランドから販売が予定されています。また、GTX 1070も発表されており、6月10日に発売を予定。価格は、カスタムボード版が379ドル、Founders Editionが449ドルです。
《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

PC アクセスランキング

  1. 基本無料脱出シューター『Arena Breakout: Infinite』ゲームプレイ映像!期待の『タルコフ』ライク、CBT参加者も募集

    基本無料脱出シューター『Arena Breakout: Infinite』ゲームプレイ映像!期待の『タルコフ』ライク、CBT参加者も募集

  2. 『Escape From Tarkov』ワイプの影響を受けないPvE協力モードにアクセス可能な「The Unheard Edition」リリース!

    『Escape From Tarkov』ワイプの影響を受けないPvE協力モードにアクセス可能な「The Unheard Edition」リリース!

  3. 工画堂スタジオが送る新作ターン制戦術ロボSLG『One-inch Tactics』発表!メカ部隊を操作し勝利を目指せ

    工画堂スタジオが送る新作ターン制戦術ロボSLG『One-inch Tactics』発表!メカ部隊を操作し勝利を目指せ

  4. 海に沈んだ世界を冒険する『Age of Water』PS5/XSX|S/PC向けに早期アクセス開始―自分の船を組み立ててPvEやPvPに挑戦

  5. 『百英雄伝』アップデートパッチが配信―「特定条件下でキャラクターが仲間にならない」不具合などを修正

  6. モンスター育成やPvPも!『ウィンダムXP』開発者が手掛ける爽快ローグライクアクション『蒐命のラスティル -とこしえの迷宮城-』Steamで早期アクセス開始

  7. 『Outpost: Infinity Siege』砲弾自動生成など新コンポーネント追加&バグ修正アプデ配信!小型ベルトコンベアやさらなるタレットは後日追加

  8. 『百英雄伝』一部NPCの名前はクラウドファンディング支援者の権利特典で名付けられたもの―不具合報告と共にユーザーの困惑に回答

  9. ゲーム序盤で入手できて、終盤まで使えるアイテムと言えば?

  10. Steamウィッシュリスト登録現在1位!戦闘ありの中世都市建設シム『Manor Lords』日本では4月26日午後10時に早期アクセス開始

アクセスランキングをもっと見る

page top