米カンザス州で「反スワッティング法案」が可決ー法案名には犠牲者の名が | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

米カンザス州で「反スワッティング法案」が可決ー法案名には犠牲者の名が

アメリカのカンザス州にて、近年問題視されている“スワッティング”(配信者などをテロリストや犯罪者として虚偽通報し、警察やSWATに突入させる行為)を重罪化する法案が同州の上院で可決されたと海外メディアから報道されています。

ニュース ゲーム業界
米カンザス州で「反スワッティング法案」が可決ー法案名には犠牲者の名が
  • 米カンザス州で「反スワッティング法案」が可決ー法案名には犠牲者の名が
  • (C)KSN(C)Nexstar Broadcasting, Inc
  • (C)KSN(C)Nexstar Broadcasting, Inc
アメリカのカンザス州にて、近年問題視されている“スワッティング”(配信者などをテロリストや犯罪者として虚偽通報し、警察やSWATに突入させる行為)を重罪化する法案が同州の上院で可決されたと海外メディアから報道されています。

海外メディアのDestructoidによると、この法案は2017年12月に発生したスワッティング事件を切っ掛けに提出されたものであるとのこと。これはあるプレイヤーらが『Call of Duty: WWII』をプレイ中に起こった事件で、スワッティングの結果、全く無関係であった28歳のAndrew Finch氏が(スワッティングによって駆けつけた)警察によって誤って殺害されたというものです。

今回の法案が承認された場合、死亡または負傷を伴うスワッティング行為を行った者は刑法記録に基づいて10年から41年の懲役刑が課せられると報じられており、現在はカンザス州のJeff Colyer州知事の認可を待っている状態であるとのこと。

また、この法案の名前が、上記の事件で犠牲になったAndrew Finch氏を偲び、「Andrew T. Finch Anti-Swatting Bill」になるとも伝えられています。これについて、Andrew氏の母親であるLisa Finch氏は「この法案が息子に起こった悲劇を別の家族で繰り返すことを防ぐのであれば、それは素晴らしいことです」とコメントしています。

なお、この事件を引き起こしたTyler Barriss被告は、過失致死の容疑で起訴されています。
《吉河卓人》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ニュース アクセスランキング

  1. 『CoD』のActivisionなどがテキサス州ユバルデ銃乱射事件の犯人を“教育”したとして被害者家族から提訴される

    『CoD』のActivisionなどがテキサス州ユバルデ銃乱射事件の犯人を“教育”したとして被害者家族から提訴される

  2. 『コール オブ デューティ』新作と思われるティーザーサイトが見つかる―6月開催「Xbox Games Showcase」でお披露目か

    『コール オブ デューティ』新作と思われるティーザーサイトが見つかる―6月開催「Xbox Games Showcase」でお披露目か

  3. 『The Last of Us』『アンチャーテッド』のニール・ドラックマン氏、次回作について「最もスリリングなプロジェクト」「ゲームの主流を再定義する可能性がある」米ソニーのインタビューに語る

    『The Last of Us』『アンチャーテッド』のニール・ドラックマン氏、次回作について「最もスリリングなプロジェクト」「ゲームの主流を再定義する可能性がある」米ソニーのインタビューに語る

  4. 「非常に好評」ターン制ストラテジー続編『Warhammer 40,000: Mechanicus II』発表!

  5. もし“終わった”シリーズ作品を復活させられるなら……思い浮かべたものは?

  6. 『真・女神転生 III Nocturne HD Remaster』Steam版が最安値の996円!魔界と化した東京を生き残れ

  7. 2024年の『CoD』は4年ぶりの『Call of Duty: Black Ops 6』に決定!6月10日に詳細発表予定

  8. Valve新作TPSの噂が加速。6vs6ヒーローシューター『Deadlock』とされるスクリーンショット&プレイ動画が海外コミュニティで話題に

  9. 無許可販売の疑い深まる…海外版『ヴァンガードプリンセス』パブリッシャーのeigoManga、著作権者を“今になって”捜索中

  10. デザインも“小ネタ”もこだわったのに…!Devolver Digitalが「クリックされなかった作品のウェブサイト」トップ15を発表

アクセスランキングをもっと見る

page top