これは、スポーツゲームだけでなく、格闘ゲームやMOBAなど多岐にわたり、オンラインゲームプロバイダー“PlayVS”と共同で行われます。今後、まずはアメリカの最低15州の高校や州協会において、“e-Sports”がスポーツ競技として導入されるとのことです。
この“e-Sports”の競技では、レギュラーシーズンの他、観客の前で行われる州選手権もあり、その様子はNFHSネットワークにてストリーミング配信も行われるとのことです。
NFHSネットワークCEO、Mark Koski氏は、今回の“e-Sports”の採択について、「2つの面で素晴らしい選択肢」であると発言。一般的なスポーツや活動に関連していない学生を参加させることができるほか、“e-Sports”の実施のためのコストは、伝統的なスポーツと比べ最小限であると“e-Sports”導入における利点を語りました。
しかし、FPSに代表されるシュータータイトルについてはその限りではないようです。海外メディアPolygonの取材に対し、 Koski氏は、NFHSとしてはシュータータイトルのサポートを行わない旨を明らかにしています。NFHSでは実際のライフルを用いるクレー射撃について、ルールとしては取り扱っていないものの、放課後の学生を積極的な姿勢へと導いていると評価する一方、FPSゲームはNFHSの哲学には適合しないとしました。
前述のFPSタイトルへの姿勢など、けして全てがゲーマーにとって喜ばしいものではないものの、多くの米国の高校生が“e-Sports”を一般のスポーツのように楽しめるようになることは、昨今高まりつつある“e-Sports”への関心をより深める結果となるのではないでしょうか。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ゲーム文化 アクセスランキング
-
初代を3Dでリメイクする『Fallout 4』大型Mod「Fallout: Vault 13」のデモ版は今夏公開予定
-
実写映画版『ゼルダの伝説』はモーキャプを多用しない“地に足ついた作品”に。かつては「アバター」のような映画を想像していた監督が考えを明かす―海外報道
-
ローポリなレトロ風オープンワールドRPG『Dread Delusion』正式リリース日決定!
-
実写ドラマ版「フォールアウト」は既に6,500万人が視聴―アマプラ史上2位の偉業
-
悪夢のような世界を巡る一人称視点ホラーADV『Necrophosis』ティーザー映像!
-
『Fallout 4』次世代アプデで多くのModが使用不可に―前提Mod「F4SE」が対応しなくなったため…対応策をご紹介
-
世代超えて紡ぐ農場シミュレーション新作『Echoes of the Plum Grove』配信開始!
-
日本の国土交通省が送る『Cities: Skylines』Modv2.0公開!好きな実際の街を再現する「SkylinesPLATEAU」―設定ファイル自動生成などで使いやすく
-
「THQ Nordic デジタルショーケース 2024」8月開催決定! “世界初公開”の新作や『Gothic 1 Remake』『Titan Quest II』続報など登場予定
-
堀井雄二氏が『ドラクエ3リメイク』をテストプレイしていることを明かす…2年半続報なくも開発は進んでいる模様