回答者の中で、直近1年間にゲームをした人は全体の4割。男性や若年層で比率が高く、男性10・20代では8割弱、男性30代や女性10・20代では各6割強です。ゲームを「ほとんど毎日」する人は、全体の20.0%であるとのこと。
この調査結果によると、e-Sportsについて「どのようなものか知っている」と回答したのは18.5%、「名前を聞いたことはあるが、どのようなものか知らない」と回答したのは25.4%という結果に。半数以上(56.2%)が「知らない」と回答しました。
そして、直近1年間にゲームをした層(6割)と、ゲームをしていない人(3割強)で、e-Sportsの認知率に差異が見られたそうです。
e-Sportsに対する興味度では、興味あり(「興味がある」「まあ興味がある」の合計)と回答したのは全体のわずか6.0%。大半の回答者(81.3%)が興味なし(「興味がない」「あまり興味がない」の合計)と回答しました。
なお、興味あり層の比率は、男性や若年層で高く、男性10・20代では3割強。また、ゲームを月に2~3回以上する層では、興味あり層が10%台ですが、ゲームをしない層では約2%となっているとのこと。
調査結果の詳細については以下を参考にしてください。
◆eスポーツに関する考え方
eスポーツについて「ゲームは遊びのひとつであり、スポーツ競技とはとらえにくい」「eスポーツという名前からは、ゲームの対戦競技をイメージしにくい」「実際に身体を動かすことがメインではないので、スポーツ競技とはとらえにくい」と思う人は、それぞれ2割です。男性10・20代では、「個人やチームで対戦するので、スポーツ競技である」「反射神経、動体視力、瞬発力などの能力が求められるので、スポーツ競技である」など、スポーツ競技ととらえる人が他の層より多い傾向がうかがえます。
eスポーツが『どのようなものか知っている』層では、「実際に身体を動かすことがメインではないので、スポーツ競技とはとらえにくい」「ゲームは遊びのひとつであり、スポーツ競技とはとらえにくい」が各3割と高い一方、「将棋やチェスのような、マインドスポーツ(頭脳スポーツ)である」「反射神経、動体視力、瞬発力などの能力が求められるので、スポーツ競技である」なども各2割と高く、スポーツ競技としてのとらえ方が様々であることがうかがえます。
◆eスポーツに関してやってみたいこと
eスポーツについてやってみたいことは、「試合を、テレビで観戦する」「eスポーツに関することをインターネット等で情報収集する」「試合を、ネットの実況動画、ストリーミング配信で観戦する(YouTube、Twitchなど)」が各3~4%です。男性10・20代では「eスポーツに関することをインターネット等で情報収集する」が2割、「試合を、ネットの実況動画、ストリーミング配信で観戦する(YouTube、Twitchなど)」が1割強で、他の層より比率が高くなっています。
◆eスポーツの普及を進めることへの賛否
eスポーツの普及を進めることについて、賛成意見(「賛成」「どちらかといえば賛成」の合計)は1割強、反対意見(「反対」「どちらかといえば反対」の合計)は2割強です。「どちらともいえない」が67.1%となっています。賛成意見の比率をみると、男性や若年層で高く、男性10~30代、女性10・20代では各3~4割です。
<< 回答者のコメント >>
◆eスポーツに対するイメージ(全5,718件)
・あまり良くないイメージだが、ゲームが世間に認められるのならばよい(男性/18歳)
・妥当性はあるが、世間一般にはなかなか受け入れられていないイメージ。(男性/18歳)
・実態を知らないため、ゲーム大会のようなものだと考えている。(男性/21歳)
・スポーツといえば、体を動かす要素がある事がイメージとしてあるが、e-スポーツにはそれがない。健康的な印象として捉えられる「スポーツ」という言葉のイメージが壊されるように思います。(男性/47歳)
・ゲームだと遊んでいるみたいに思われるから呼び名を変えてみたという印象です。(男性/49歳)
・運動というより頭脳を駆使したゲームのようなイメージ(男性/53歳)
・日本人でとても上手な方はたくさんいると思うので普及していけば良いと思う(女性/14歳)
・ゲーム好きや上手な人が活躍できるいい場所だと思う。(女性/24歳)
・暗いイメージ。家にこもってずっと練習という名のゲームをしているから。(女性/28歳)
・無理にスポーツにしなくてよいと思う。レベルの高いゲームとして将棋のような位置付けにすればもっと広まるのではないか。(女性/49歳)
・実際には身体を動かさないのでスポーツとは言えない(女性/50歳)
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