『ボーダーランズ 3』先行プレイレポート!正統進化した銀河を舞台にロボットの獣使いFL4Kで挑む | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『ボーダーランズ 3』先行プレイレポート!正統進化した銀河を舞台にロボットの獣使いFL4Kで挑む

友達と協力プレイで遊んでたらレベルをメチャメチャ離されてしまった苦い記憶がありますが、今作はレベル同期システムがあるんですよ!!ギリギリ一緒にやってくれそうな友達を確保……確保……あれ?いたんです、確かに友達と一緒に遊んだんです……そんなはずは……

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『ボーダーランズ 3』先行プレイレポート!正統進化した銀河を舞台にロボットの獣使いFL4Kで挑む
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※本稿で使用している画像、および早期アクセスレビューの為に使用したソフトウェアは2Kの提供によるものです。


ナンバリング前作『ボーダーランズ 2』より7年。いよいよ年9月13日、Xbox One/PlayStation 4/PC(Epic Game Store)にて『ボーダーランズ 3』が発売されます!!

『ボーダーランズ』と言えば撃って撃って撃ちまくりのハック&スラッシュ式FPS。ひたすら出現する銃をひたすら拾って、少しでも強い装備へ更新しながら、ひたすらクレイジーな奴等に鉛弾(と他にもいろいろ)を浴びせつつ、あっちこっちで困った人を助けたり、ポンコツロボットに振り回されたり、そしてついでに世界を救っちゃうタフなヴォルト・ハンターの物語です。

本作は「3」から遊んでも大丈夫!と、そのポンコツロボットが2分で解説してくれているように、今回が初めてという方でも安心の設計です。既に様々な情報が出始めている中ではありますので、本稿では先行プレイレポートを通してその一端をお伝え致します。なお、今回は一部サイドクエストやスキルについても紹介するので、メインではないとは言えネタバレが気になる方は注意してください。



自分、キャラ紹介いッスか?



あ、どもッス。

自分「ライズ&グラインド」てゆーショップでバリスタやってんスけど、オ客サン『ボダラン』はじめて系ッスか?マジッスか?ってかエフピーエスって知ってマス?あ、ってかむしろ『Tales from the Borderlands』までやってました?あれはあれでアドベンチャーっスけど、ほらエフピーエスってこー、自分から見た的な?入り込む的なヤツなんで~今話題ブチ上がってんスよね~『3』ってことで~、ウチも歴史の重みってヤツ重視してますンデ~。


プロメティアに来たらウチのコーヒーッス。ブラック一本でやってるンデ~。「メインクエスト」的なアレだけだとシンドくないッスか?オトナのヨユー的な?最近ピンスタにバズった系でちょっと席空いてナイんスけど~「サイドクエスト」に目を向けてチャンスをゲット系がデキるビジネスマンってカンジッスよねー。ウチのコーヒーお持ち帰りでピンスタ映え、チェケラ、狙っちゃう感じでどッスか?

マア新作ってことで~自分、キャラ紹介いッスか?今回は発売直前ってことで1キャラに絞っていきたいんスけど、発売前のバイブスめっちゃ感じてるンデ~同じロボ繋がり的な?ってコトでそこんとこよろしくアッシアーッス。

「獣を操るロボ」!?FL4Kで挑む



そんなわけでこれから深堀りしていくのは、以前に体験会レポートでもご紹介したFL4K(フラック)です。今回はプレイ時間もガッツリ確保できたので、ちょっとしたスキル構成とキュートなペットもしっかりご説明いたします。FL4Kはロボでありながら、複数の獣(ビースト)と共に狩りの旅へ世界を彷徨うビーストマスター。常に1体のビーストを連れて歩くことができ、戦闘の際には自立型の支援をしてくれます。

初期に選択できる3種類のビーストについては、特にスキルポイントをそれぞれ使用する必要はなく、いつでも変更可能です。彼らを「装備する」という言い方が分かりやすいかもしれません。

『ボーダーランズ』シリーズは、破天荒なキャラクターとスキルセット、インフレしていく数字から大暴れできるゲームである半面、しっかりと準備せず油断すればすぐにボコボコにされてしまう作品でもあります。

常に激しい戦闘になるので、いわゆる自立AIのようなキャラはあまり役に立たないかも……と心配していましたが、むしろ彼らがいなければ成り立たないほどにはタフ&パワフル!!


また、アクションスキルの中には「ラック」というモンスターを敵にけしかけるものも。威力は申し分なく、むしろ一発逆転も狙える程で、しかもスキルの組み合わせによっては与えたダメージの一部をFL4Kのライフ回復にも回せるなど、かなり強力です。

FL4Kでのプレイは想像以上に「ビーストを使ってる!」という感覚が強く、忙しくも楽しい仕上がりになっています(もちろんこれは、FL4Kのプレイスタイルのひとつに過ぎません)。ビーストは敵からの注目を大きく集める形で動き回ってくれるので、FL4Kはヤバい敵に襲われても態勢を立て直しやすいキャラだと言えるのではないでしょうか。


連れていくビーストには名前をつけることもできます。この子は「SK1TZ」くんと名付けました。たまにどこからか弾薬を見つけては、オエーッと吐き出しに来てくれます。カワイーーーッッ!!!


ウワアーーッ!!SK1TZ君が倒れてしまった!!貴様ァーー許さん!!!


しかし、そんなときは慌てず蘇生です。これにより、ソロプレイヤーでも寂しいなんてことはありません!!怒りのジェイコブス社製リボルバー超連打で復讐の弾丸を叩き込んでやりましょう!!


3種類のビーストは、FL4Kの3本のスキルツリーそれぞれに対応しており、ツリーを伸ばすと各ビーストの進化系がアンロックしていきます。「スパイダーアント」であるSK1TZ君は、ラックを射出するオレンジ色のスキルツリーに紐づいていて、スキルポイントが重なるとファイアー系やコロッシブ系へと進化していきます。

この進化そのものにはスキルポイントを使いません。スキルツリーが一定の深さまで到達すれば自動的にアンロックされます。かなりお得感がありますね。

クールで狂ったハンターファミリー!!



シリーズ経験者にとって、『ボダラン』シリーズのロボットと言えば「タガがはずれている」「素っ頓狂」「とにかくジョークを飛ばし続ける」などの印象があるかもしれません……しかしFL4Kはそれに反して、かなりクールなヤツなのです。

常におかしなことばかり言っている登場人物達をものともせず、非常に低くシブい声で「獲物を狩りたい」やら「早く誰かを殺したい」やら、とてもクールなセリフを聞かせてくれます。ある意味では一貫している、かなりの常識人(ロボ)です。ビーストが飲み込んだアレやコレやの肉を「ちゃんと<ペッ>しなさい」と叱る良質なブリーダーでもあります。


そんなヴォルト・ハンターであるFL4K達と共に旅をするのはビーストだけではありません。前作『ボーダーランズ 2』で初代のキャラが登場して話題になったように、今作でも「リリス」や「マヤ」などの過去作キャラクターがしっかりと登場します。

惑星を越え、銀河を駆け巡る、シリーズ最大スケールのストーリーは、彼ら一人一人の濃密な因縁が描かれていくことでしょう。

宇宙船!?スペースオペラ!?俺達はどこまで行っちゃうんだ!!


死んだクラップトラップを見つけよう!?



『ボーダーランズ』はハチャメチャな展開がウリでもありますが、記事冒頭でバリスタ・ロボが案内してくれたように「サイドクエスト」にも目を向ける魅力があります。そのほとんどは「とてもふざけている」と言えるもの。それ以外の大半は……やはり「かなりふざけている」ものです。

広大で多種多様なマップの中にはチェックすべき箇所がいくつもあり、そのひとつに「死んだクラップトラップ探し」があります。声優さんの迫真の演技は必見です。死んだクラップトラップを見てクラップトラップが大爆笑している演技など、ここでしか聞けません。

サイドクエストと言えば、バリスタ・ロボさんの仕事が止まったままでしたね。もっと『ボーダーランズ 3』を紹介してくれませんか~?

ゾーンじゃあ仕方ないな


楽しさはそのまま進化!体験の方程式は同じ



もっともお伝えすべきことは、ハック&スラッシュFPSとしての楽しさでしょう。本作はこれまでの『ボーダーランズ』シリーズと比較して、革新的な追加要素がある訳ではありません。基本を貫いている骨子は同じです。次々と敵が飛び出し、ひたすら撃ちまくり、とにかくアイテムを拾って、更に強くなっていく。この方程式は忠実に守られています。

ストーリーやクエストと共に進むキャラクターの成長速度はテンポ良く、次々と進行させていくと常に「手応えのある戦闘」が続く配分となっています。気を抜けば序盤のボス戦からやられてしまうこともありますし、難易度としてはシリーズで最も洗練されているのではないでしょうか?厳しいと思えばレベル上げ(と言ってもそれほど苦にはならないはずです)、もしくは戦い方を変えて再挑戦する、勝てそうで勝てない、負けそうで負けない、とても絶妙な塩梅です。

多様なマップを(サイドクエストは別として)不必要に行ったり来たりさせられることもなく、うまく次へ次へと繋がっていきます。シリーズ恒例の「周回」でキャラクターを強化していくことを考えれば、良い割り切り方だと言えるでしょう。


しばらくするとザコ敵が復活するシステムとなっているので、サイドクエストで何度か往復するときにも、「何も起こらない空間をただ移動するだけ」ということにはなりません。面倒ならそのままスルーすることもできます。

各地のファスト・トラベル拠点に戻る場合であれば、いつでもファスト・トラベルが実行可能となったり、「ロスト・ルート・マシン」システムによって、拾い損ねていたレアアイテムをある程度までなら後から回収可能だったり、かゆいところへ手が届くような様々なブラッシュアップも重ねられています。シリーズの基礎はそのままに、細かな改良をいくつも重ねてきた『ボダラン3』……これまで何度も言われているように、本作は間違いなくシリーズファンの期待に応えてくれる作品です。もちろん現代的シューターとしてもステキな仕上がりですので、新規プレイヤーにもピッタリでしょう。



『ボーダーランズ3』は2019年9月13日にPS4/Xbox One/PCにて発売予定。PC版はEpic Gamesストアで最低6ヶ月の時限独占販売となります。詳しい解禁時間についてはこちらの記事をご覧ください。
《Trasque》

一般会社員 Trasque

会社員兼業ライターだけどもうすぐ無職になりそう

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