気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Yheeky Games開発、PC/Mac/Linux向けに11月18日正式リリースされた都市建設&サッカークラブ運営シミュレーション『Road to your City』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、『シムシティ2000』のようなクォータービューの都市シミュレーション。市民のために都市を建設しながら、同時にサッカークラブの運営も行います。サッカークラブの練習のために練習場を建設したり、育てたクラブを大会に出場させたりと言った要素も。記事執筆時点では日本語未対応です。
『Road to your City』は1,320円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Christianこんにちは!Yheeky GamesのChristianです。ドイツに住む36歳です。本作は私の最初の作品ですが、最後の作品にするつもりはありません。(笑)
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Christian本作のアイデアは2013年に生まれました。私は出張先でホテルに泊まっており、座りながら自分のゲームを作るという子供の頃の夢について考えていたのです。私はこのコンセプトを紙に描き出し、プロトタイプの開発を始めました。私は本職がソフトウェアデベロッパーだったので、自分でゲームエンジンを作りたいと思っており、これも実現させることができました。本作の開発は休憩を挟みながら、完成まで5年かかったことになります。
――本作の特徴を教えてください。
Christian本作の面白い部分は、たぶん昔の『シムシティ』作品のような見た目で、現代的なゲームデザインが行われているところではないでしょうか。それに、サッカーをテーマに街作りをするというアイデアもとてもユニークだと思います。2013年、私が本作の開発を始めた当時、そのようなゲームは他に見つけられませんでした。サッカーのゲームを遊びたければ、すでに多くのマネジメントゲームがありました。ですので、同じようなものではなく、ユニークなものを作りたいと思ったのです。実際、たくさんの人が本作に対し、「今までにプレイしたことがないゲーム」と言ってくださいました。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Christian上でも述べたように、昔の『シムシティ』作品から影響を受けました。私は『シムシティ』シリーズは大好きで、初代から最新作まですべてプレイしています。これらの作品にはとても特別な雰囲気があり、発売当初は寝ずにプレイしました。私のサッカーへの愛がシムシティ中毒と合わさり、本作が生まれたのです。
――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能でしょうか?
Christianもちろんです!早期アクセス中にはたくさんの言語に対応させました(例えば複雑な文字体系である中国語)し、常に新しい言語には対応させたいと思っています。日本語はそのリストにありますので、翻訳ファイルへのアクセスをご希望でしたら、ぜひメールでお問い合わせください。有志翻訳は大歓迎です!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Christian私が大好きなドイツのサッカーチームでは、日本の有名な長谷部誠選手がプレイしています。そして私がフランクフルトスタジアムで観戦するときは、たくさんの日本のサポーターを見ることができます。日本の人たちはとても熱狂的ですし、日本ではJリーグが有名なのも知っています。ですので、本作のコンセプトは皆さんにも楽しんでいただけると思っています。フィードバックお待ちしています!プレイしていただき、ありがとうございます!
――ありがとうございました。
◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に200を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
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