気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Octavia Blue開発、PC/Mac向けに1月31日にリリースされたターン制魔法ローグライク『Spellmasons』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、魔法を組み合わせて自分だけの魔法が作れるターン制ローグライク。現れる敵を殲滅するため、プレイヤーは様々な効果の魔法を組み合わせて戦っていきます。オンラインによるマルチプレイヤーにも対応。記事執筆時点では日本語に未対応ですが、近日中に対応予定です（本文参照）。
『Spellmasons』は、2,300円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか？
Jordan O'Leary氏（以下Jordan）Jordan O'Learyです。プログラミングを始めたのは2010年で、ゲームは1998年から遊んでいます！一番好きなゲームは『トニー・ホーク プロスケーター2』ですね。徐々に自分が上手くなっていくという満足度が高く、マルチプレイヤーも素晴らしく、楽しかったです。
――本作の開発はなぜ始まったのですか？
Jordan本作の開発を始めた理由は、プレイヤーがまるで本物の魔法使いになったように感じてもらえるゲームを作りたいと思ったからです。魔法を使えるだけでなく、自分で作ることもできるといったものです。そのため、奥深くて複雑な魔法組み合わせシステムを搭載しましたので、プレイヤーは自分の賢さに驚いたり、自分の作った魔法の出来に満足したりと、とても楽しむことができるでしょう。
――本作の特徴を教えてください。
Jordan本作は、強力な魔法を作るためにプレイヤーが創造力を発揮するゲームです。ターン制ですので、パーフェクトな結果が思いつくまでじっくりと考えることができます。マルチプレイヤーにも対応していますので、友達と一緒にコラボレーションすることもできるのです。魔法を組み合わせるというジャンル（『Magicka』や『Noita』など）には多くの素晴らしいゲームがありますが、本作はアクション寄りの他のゲームよりもたくさん考える必要があり、戦略的なものとなっています。
――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか？
Jordan試行錯誤や奥深いシステムを極めるのを楽しめるプレイヤーの方ですね。本作はコーヒー片手にリラックスしながら遊ぶのにぴったりですし、強力な魔法をぶっ放すのを見て友達と一緒に大笑いするのにもぴったりです。
――本作が影響を受けた作品はありますか？
Jordanインスピレーションを主に受けたのは、『Nuclear Throne』『Magicka』、iOSの『Hopile』、そして『Into the Breach』です。中でも一番大きな影響を受けたのは、『Into the Breach』ですね。動きをじっくり考え、自分が立てた計画が成功するのを見るのはとても楽しかったです。
――本作の日本語対応予定はありますか？有志翻訳は可能ですか？
Jordan日本語対応は今ちょうど進めており、今後2～3週間以内のアップデートで対応予定です！
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか？
Jordan幸運にもありませんでした。私はソロ開発者ですし、一緒に作業をした人とはすべての作業をリモートで行ってきました。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか？
Jordanはい、もちろんです！本作は配信や動画制作にとても向いている作品だと思いますので、視聴者の皆さんにも、解き放たれるカオスな状況をとても楽しんでもらえることでしょう！
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Jordan本作はターン制ストラテジーが好きな日本のプレイヤーの皆さんにまさにぴったりな作品だと思います。日本の皆さんが母国語で本作を楽しんでいただけるよう、日本語対応作業が完了するのを今から楽しみにしています。
――ありがとうございました。
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
