映画「トロン」の超貴重なアーケードゲーム筐体が道端に捨てられていた!?アメリカで起きた信じられないような奇跡 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

映画「トロン」の超貴重なアーケードゲーム筐体が道端に捨てられていた!?アメリカで起きた信じられないような奇跡

ほぼ無傷で完動品の『Discs of Tron』がゴミとして捨てられていた?

ゲーム文化 カルチャー
映画「トロン」の超貴重なアーケードゲーム筐体が道端に捨てられていた!?アメリカで起きた信じられないような奇跡
  • 映画「トロン」の超貴重なアーケードゲーム筐体が道端に捨てられていた!?アメリカで起きた信じられないような奇跡
  • 映画「トロン」の超貴重なアーケードゲーム筐体が道端に捨てられていた!?アメリカで起きた信じられないような奇跡
  • 映画「トロン」の超貴重なアーケードゲーム筐体が道端に捨てられていた!?アメリカで起きた信じられないような奇跡
  • 映画「トロン」の超貴重なアーケードゲーム筐体が道端に捨てられていた!?アメリカで起きた信じられないような奇跡
  • 映画「トロン」の超貴重なアーケードゲーム筐体が道端に捨てられていた!?アメリカで起きた信じられないような奇跡
  • 映画「トロン」の超貴重なアーケードゲーム筐体が道端に捨てられていた!?アメリカで起きた信じられないような奇跡
  • 映画「トロン」の超貴重なアーケードゲーム筐体が道端に捨てられていた!?アメリカで起きた信じられないような奇跡
  • 映画「トロン」の超貴重なアーケードゲーム筐体が道端に捨てられていた!?アメリカで起きた信じられないような奇跡

1970年代から80年代のアーケードビデオゲームの歴史を紹介するブログ「The Arcade Blogger」。本ブログにて、ATARIのアートワークと歴史を綴った書籍「Art of Atari」の著者・Tim Lapetino氏が体験した貴重なアーケードゲームにまつわる“驚くべき奇跡”が紹介されています。

超貴重なゲーム機体がゴミとして捨てられていた!?

ブログによると、Tim氏がシカゴ郊外にある家族の家を訪ねていたところ、姪が自転車で映画「トロン」のようなゲームのようなものが数ブロック先の道端に置かれていたと話したといいます。トロンを題材としたアーケードゲームは2作発売されており、どちらも高い人気を誇った、現在でも貴重なゲームであることが紹介されています。

姪の情報を基に、Tim氏が親族とともに車で向かったところ、そこには1983年にMidway Gamesから発売されたアーケードゲーム『Discs of Tron』の筐体(Environmental Discs of Tron)が置かれていたというのです。それも驚くことに、筐体は近隣住人が最近ゴミとして出しており、収集業者が大きすぎるために「分解してゴミに出してほしい」と張り紙をして引取拒否状態だったとのこと。

Tim氏はすぐに筐体の保護を考えて友人に「300キロ以上ある筐体を安全に運ぶ方法」を尋ね、兄弟が必要な道具を調達している間に筐体が捨てていた家を訪問。住人によると筐体は昔からガレージに置かれていて処分したかったとのことで、Tim氏の引き取りたいという申し出を喜んで承諾したようです。ただ、その入手経路などは明らかになっていません。

その後は兄弟が調達してきた台車に筐体を載せ、約20分の時間をかけて数ブロック先の家まで運び出したとのことです。

手に入れた『Discs of Tron』は、ほぼ無傷の完動品だった!

こうして奇跡のような出会いで入手した『Discs of Tron』。Tim氏は友人のコレクターを呼んでさっそく筐体のチェックを行います。その結果、非常に保存状態がいいアートワークであること、全てのパーツがオリジナルのものであることなどが判明しました。筐体の一部アートワークが欠けていた状態のようですが、Tim氏は複製品を注文し、今後オリジナル版を探していくつもりということです。

内部のコインカウンターは3,000カウント未満で、底部からはテストレポートの紙が出てきたことから、記事内ではおそらくシカゴの地元ゲームセンターで当時テストされていた機体ではないかと推測。すべてのチェックを終えゲームのスイッチをいれたところ、見事に『Discs of Tron』が起動。今はTim氏はもちろん、彼の子どもたちもこの貴重なゲームを楽しんでいるということです。

なお、Tim氏は現在、映画「トロン」および関連ゲームの40周年を記念するイベント「LIGHT CYCLES: 40 Years of TRON in Games and Film」のプロジェクトに携わっています。この奇妙で驚くべき出会いは、プロジェクトに関わったからこそ起きた奇跡なのでしょうか。

《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. オープンワールドキャンプ冒険ゲーム『The Gold River Project』2026年1月に早期アクセス開始決定!

    オープンワールドキャンプ冒険ゲーム『The Gold River Project』2026年1月に早期アクセス開始決定!

  2. 東京都主催の『スト6』ゲーム大会、女性キャラの水着コスチュームが使用禁止に―“良い子”たちに配慮か

    東京都主催の『スト6』ゲーム大会、女性キャラの水着コスチュームが使用禁止に―“良い子”たちに配慮か

  3. 『空の軌跡 the 1st』が「2025年プレイすべきJRPG10選」の1位に!「日本のRPGの中でも最高傑作の一つ」と米ニュースメディア大絶賛

    『空の軌跡 the 1st』が「2025年プレイすべきJRPG10選」の1位に!「日本のRPGの中でも最高傑作の一つ」と米ニュースメディア大絶賛

  4. 上半身だけのパートナーと接合した状態で旅を進める!ポストサイバーパンク・サバイバルホラーRPG『GRAFT』

  5. 爪の鋭い新NPCも登場する『エスケープ フロム ダッコフ』無料アップデート配信!

  6. eスポーツ大会でまさかの不正行為も、所属チームは普通に敗北…。当該選手はチームからも除名へ

  7. ゆるいマルチ&分岐システムも!ダンジョン探索×マッピングの放置系RPG『UNDERDEEP』Steamページ公開

  8. 【PC版無料配信】異変に対処しつつ退勤を目指すホラー『異ノ故リ-Isolated Hours-』Steamで配信

  9. 2026年の『テイルズ オブ』リマスタープロジェクトは“さらに過去の名作”が対象に。シリーズ完全新作についても語られた「30周年記念動画」

  10. 「圧倒的に好評」メープルシロップや大麻も作れちゃうカーライフシム『Mon Bazou』正式リリース!

アクセスランキングをもっと見る

page top