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「きれいにまとまって終わったのに、製作者が続編を作り続けた」ゲーム……商業主義と作家性の狭間で議論を呼ぶゲームたち

「きれいにゲームを終わらせたい!」「でもシリーズは続けたい!」そんな商業主義と作家性の狭間で生まれてくるゲームたち。

ゲーム文化 カルチャー
「きれいにまとまって終わったのに、製作者が続編を作り続けた」ゲーム……商業主義と作家性の狭間で議論を呼ぶゲームたち
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※注意:この記事には、一部ゲームのエンディングに関する言及が含まれます。

What video game had the perfect conclusion, but the creators kept making sequels?
byu/Johnnyboyeh ingaming

「完璧な結末を迎えたにもかかわらず、制作者が続編を作り続けたビデオゲームはありますか?」という、海外掲示板Redditの投稿が人気を集めています。

「主人公が安らかに眠った」「物語に区切りがついた」はずなのに……商業的な理由で求められる「続編」

上記掲示板で真っ先に名前が挙がったのは『Halo 3』です。「マスターチーフ」を主人公とした『Halo』初期3部作の完結編であり、エンディングでマスターチーフは次はいつ目覚めるかというような安らかな眠りにつき物語は終わりを迎えた……はずでしたが、続編で容赦なく新たなる冒険へと駆り出されることになります。

同様に名前が挙がっているのが『Gears of War 3』。人類完全勝利の結末を迎えたのに、なぜか異星人と再び戦うことになった続編を蛇足と思っているプレイヤーも多いようです。

『ファイナルファンタジーX』の名前を挙げたユーザーも。同ユーザーは「エンディングは何年も考えさせられる内容で、終わった後の世界がどうなったかを示す説明や続編はまったく必要ありませんでした」と、続編『X-2』が蛇足だと感じた旨を語っています。

『The Last of Us Part1』の名前も挙がっています。ユーザーからは「Part1はエンドロールが終わってからもずっと考え続けてしまうほどの、強烈な難問でした。Part2がひどいとは思わないが、シリーズ全体の評価を下げてしまったと思う」「単純な続編ではなく、アンソロジー形式にしてほしかった」といった評価が挙げられています。

何はともあれ、「人気が出たゲームをシリーズ化したい」と考えるのは製作者の商業的視点から見ると当然ではありますが、「ゲームをストーリー面含め完結させたい」と考える開発者の心情とは相反してしまうのが現実です。もちろん、ゲームである以上ストーリーだけでなくシステム面からの続編要請がある可能性もあるでしょう。

筆者としては『DQ3』までで堀井雄二氏がやりたかった『ウィザードリィ』+『ウルティマ』を一通りやりつくしてしまったので、『DQ4』の製作には非常に手間がかかったという逸話と、もともとシリーズ化の予定がなく1作で伏線をすべて回収した『逆転裁判』が、予想外の人気を得て続編を作ることになって製作者が戸惑った……という逸話が印象に残っています(筆者はDQ3も4も、逆転裁判シリーズも好きです)。


読者の皆様には印象に残るタイトルとその続編はありますか?是非ともコメント欄でお伝えください。

《ずんこ。》

石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

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