
Steamはプレイヤーがゲームを簡単に検索できるようになるアクセシビリティサポートの表示を発表しました。アップデートは2025年後半より実施される予定です。
すべてのユーザーにSteamでより快適な体験を提供
Steamのアクセシビリティ機能とは、ゲームがサポートするアクセシビリティ機能をプレイヤー側が指定して、各自のニーズや好みに合ったゲームをSteamストアで見つけやすくなるというものです。
■ゲームプレイ
難易度の調整:プレイヤーは、ゲームプレイの難易度を調整できます。
いつでもセーブ可能:プレイヤーは、自動セーブと手動セーブの両方を使用してゲームプレイをセーブすることができます。 セーブはゲームのどの時点でも実行できます。
■聴覚
カスタム音量調整:プレイヤーは、オーディオの音量を調整できます。 さまざまなタイプのオーディオをそれぞれ個別にミュートできます。
ナレーション付きゲームメニュー:プレイヤーは、ゲームメニューをナレーション付きの音声で聞くことができます。
ステレオサウンド:プレイヤーは、左右からの音声がどれだけ遠くから聞こえるかを識別できます。
サラウンドサウンド:プレイヤーは、全方向からの音声がどれだけ遠くから聞こえるかを識別できます。
■視覚
テキストサイズの調整:プレイヤーは、テキストサイズを調整できます (ゲーム内テキスト、メニューテキスト、キャラクターが話すセリフのテキスト、字幕テキスト)。
字幕オプション:プレイヤーは、すべての音声コンテンツと重要な音声情報の字幕の表示をカスタマイズできます。
色のオプション:ゲームプレイが重要な情報の伝達を色に依存しません。または、情報を区別するために使用されている色を調整するオプションがあります。
カメラの快適性:プレイヤーは、画面の揺れ、カメラの揺れ、モーションブラーなどの不快なカメラの動きを調整または無効にできます。または、ゲームにそもそもこれらの効果がありません。
■入力
キーボードのみのオプション: プレイヤーは、マウスやコントローラなどの追加の入力メカニズムを必要とせず、キーボードのみでゲームをプレイできます。
マウスのみのオプション:プレイヤーは、キーボードやコントローラなどの追加の入力メカニズムを必要とせず、マウスのみでゲームをプレイできます。
タッチのみのオプション:プレイヤーは、マウス、キーボード、コントローラなどの追加の入力メカニズムを必要とせず、タッチコントロールのみでゲームをプレイできます。
時間制限付き入力なしでプレイ可能:プレイヤーは、正確なタイミングでボタンを押す(「クイックタイムイベント」)必要がないようにゲームプレイを調整できます。または、ゲームプレイにそもそもそのようなボタンを押す操作がありません。
チャットのテキスト読み上げ:テキストチャットをリアルタイムの音声で読み上げます。
チャットの文字起こし:ボイスチャットをテキストに変換し、リアルタイムで読み取ることができます。
また、上記の内容をアクセシビリティタグに含めた理由もSteamは解説。例えば「難易度の調整」の有無をチェックできるのは「(身体の)完全な可動性を持つプレイヤーにとって魅力的になるように設計された難易度は、可動性に制限のあるプレイヤーには不満を抱かせる場合があります。 プレイヤーはこのタグにより、必要に応じてプレイ体験を調整できることがわかります。」となっています。

本機能の利用にはゲーム開発者がオプション情報を入力する必要があり、アクセシビリティタグの追加は必須でありませんが、Steamでは可能な限り標準化するよう「強く推奨」している、とのことです。
Steamのアクセシビリティサポートの表示は、2025年後半よりSteamストアとSteamデスクトップクライアントのいくつかのアップデートを通して実施される予定です。