
Hinterland Studioは現在配信中の雪山サバイバルアドベンチャーゲーム『The Long Dark』のSteam版にて、90%オフの大幅セールを実施しました。
静かな黙示録
2014年より早期アクセス、2017年に正式リリースされた『The Long Dark』は、地球規模の磁気嵐によってライフラインが壊滅した世界を舞台にしたサバイバル作品です。
ゾンビなどは一切登場せず、凍てついた荒野で自らの思考力を駆使しながら生き抜いていきます。
今回のセールは価格弾力性に関するいくつかの理論を検証する実験で、5月2日まで実施中(なお、開発者日記では現地時間4月24日より4日間限定との記載あり)です。
また開発者は、既にゲームを所有していて応援したいという方に、このゲームを楽しんでくれそうな友達に勧めてほしいと伝えています。なお、今回のような大幅値引きは今後しばらくはないだろうとのこと。
様々な開発情報も
また、Steamニュースでは現在の開発状況が報告されており、今なお完結していないストーリーモードの最終章であるエピソード5も含めた様々な情報を紹介しています。本記事では、いくつかの情報をピックアップしてご紹介。
エピソード5

具体的な情報が求められているのは分かっているものの、ネタバレを避けるために最初のティーザー公開までは詳細を伝えられない。
他のエピソードでは使用していないシステムが多数含まれているため、チームにとって非常に困難な作業となっている。
完成したら後戻りはできないという意識で、単に良いものではなく素晴らしいものにしようとしている。
エピソード5は過去最大のエピソードで、シネマティックコンテンツとストーリーコンテンツはエピソード4の2~3倍、ゲーム世界は3~4倍の大きさ。
「WINTERMUTE」のストーリーをまとめ上げ、『The Long Dark』の未来の舞台を用意するために多くの新しい場所に訪れるとともに、MackenzieとAstridの両方を操作し、過去のエピソードに登場した主要キャラクターたちも登場する。
今まで以上に高いレベルのストーリー展開を実現するために、新しいモーションキャプチャ技術を活用。
開発チームの大部分がエピソード5に取り組んでおり、少数のチームが続編『BLACKFROST: The Long Dark 2』に取り組んでいる。エピソード5がリリースまでの最大の焦点。
年末に向けてローンチする計画で開発に取り組むよう指示しており、サバイバルモードのアップデート(QoLのアップデートとModサポートおよび拡張カスタム設定)も延期して全力を注いでいる。
ビジュアル強化

ビジュアル強化の作業は完了し、テストチームによって全てが正常に機能しているかどうかを検証中。
リリースは段階的に行われ、まずはPC版、その後にコンソール版へと順次リリース予定。
強化の殆どがハイエンドシステムを対象にしているため、主にハイエンドPCとハイエンドコンソール(PS5/Xbox Series X|S)に適用される。
PS5/Xbox Series X|S
ハイエンドシステム向けのビジュアル強化の完了に伴い、PS5/Xbox Series X|S版を正式にリリースする。
プラットフォームの認証タイミングが許せば、6月中旬から下旬にかけてアップデートを提供予定。
旧世代機から現世代機へのセーブデータの移行方法は、ローンチが近づいたら追加情報を公開する。
現在、PS5/Xbox Series X|Sで『The Long Dark』をプレイしている場合は、配信開始時に自動的にアップグレードされ、追加購入は不要。
『The Long Dark』はPC(Steam、Epic Gamesストア)および海外PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに配信中。
なお、ストーリー完結前に続編『BLACKFROST: The Long Dark 2』が発表されたことについては費用の問題などがあるとしており、両作品がなければスタジオの存続が難しいと語っています。『BLACKFROST: The Long Dark 2』は『The Long Dark』完結後の約1年後に早期アクセスを開始予定です。











