オープンワールドRPG『Kenshi』の開発元であるLo-Fi Gamesは、続編『Kenshi 2』も含めてクリエーターが開発の背景を語る動画「Kenshi - Meet the Makers」を公開しました。『Kenshi 2』の進捗を発表しない理由については、開発モデルの都合でマーケティング用の部分を優先できないためと説明しています。
変更が多数実施される開発段階で判断されることを危惧―進捗報告を慎重にする姿勢

2019年3月に開発が開始された『Kenshi 2』は、荒れ果てた世紀末の荒野で自由に生きるオープンワールドRPG『Kenshi』の続編です。Unreal Engine 5へゲームエンジンを移行すると発表された際は、頻繁に進捗を報告するよりも同作の開発に全力を注ぐことに方針を変えたと説明していました。
公開された動画では、Lo-Fi Gamesの設立者でもあるクリス・ハント氏と、マネージングディレクターのナタリー・ミッケルソン氏が開発の背景を語っています。『Kenshi 2』についてはマップが前作よりも50%ほど拡大されており、多数の新勢力が登場すると報告されました。
『Kenshi 2』の進捗状況を発表しない理由について、クリス氏は「今の時点で色々とお見せするのは好ましくない」とコメント。開発を基本的なテキスチャーが無いブロックアウトのモデルで行っており、マーケティングに使用できるような見栄えが良い箇所を優先して開発できないと説明しました。
同スタジオは様々な変更が実施される開発段階でゲームの内容が判断されることを危惧しており、できるだけ長い間進捗を発表しない方が開発が容易になると述べています。
ネタバレで探索の体験を台無しにしたくない―最高の部分をプレイヤーに直接提供

マーケティングの観点では、発表を小刻みにするとインパクトが弱まってしまうため焦らずに計画に沿って開発する必要があると説明。『Kenshi 2』でリードライターも務めるナタリー氏はネタバレで探索の体験を台無しにしたくないと語っており、通常であればマーケティング用に公開される最高の部分も、発表せずにプレイヤーに体験してもらいたいとコメントしています。
『Kenshi』はPC向けにSteamで3,500円で販売中。2025年5月20日まで過去最大割引の60%オフで1,050円となっています。