
Ludeon Studiosが手がける人気SFコロニーシミュレーション『RimWorld(リムワールド)』向けに、AIを活用した新しい対話生成Mod「RiMind」が登場しました。
ポーンが過去を記憶し、対話が進化する
「RiMind」は、以前Game*Sparkでも紹介した「RimTalk」のコンセプトを継承し、入植者たちのコミュニケーションを新たなレベルへと引き上げるAI対話生成Modです。
本Modの最大の特徴は「高度な記憶システム」。入植者が過去の出来事や会話内容を記憶し、それを後の対話に反映させる機能です。
例えば、過去に経験した襲撃について後日語り合ったり、以前の会話の続きを自然に始めたりするなど、時間経過と共に一貫性のあるリアルなコミュニケーションを自動で生成。これにより、入植者たちは単にその場の状況に反応するだけでなく、経験を積み重ねていく「生きたキャラクター」として描写されていきます。



主な機能
状況に応じたダイナミックな会話: 戦闘、作業、負傷といったゲーム内の状況やイベントが、リアルタイムで会話のトピックになります。「直接目撃したこと」だけを話題にするなど、リアリティを追求した仕様も特徴です。
個性豊かなキャラクター表現:ポーンの性格や経歴、健康状態に応じて話し方が変化します。AIが自動で「そのポーンらしい」個性を生成する機能も搭載されており、よりキャラクターへの没入感を深めます。
動的なAIモデル運用:複数のGoogle AIモデル(Geminiシリーズなど)を自動で切り替えることで、APIの使用量を最適化し、安定した会話生成をサポートします。
導入方法
Google AI Studioにアクセスし、無料の「APIキー」を取得します。
『リムワールド』を起動し、Modリストで「RiMind」を有効化。
ゲーム内のMod設定画面を開き、コピーしたAPIキーを貼り付けます。
開発者によると、このModはまだ実験的な段階にあり、予期せぬ挙動を示す可能性があるとのことです。そのため、既存のセーブデータへの導入は避け、シンプルなMod構成で新規ゲームを開始することが強く推奨されています。
「RiMind」は現在Steamワークショップにて配信中です。なお、Modの導入は予期せぬ不具合を引き起こす可能性もあるため、自己の責任においてお楽しみください。
¥9,880
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)










