“実写恋愛ADV”ってナニモノ? バーチャル空間で交わせ大激論! 『ラブ・スタートアゲイン』先行プレイヤー座談会 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

“実写恋愛ADV”ってナニモノ? バーチャル空間で交わせ大激論! 『ラブ・スタートアゲイン』先行プレイヤー座談会

ついに日本から登場した実写恋愛アドベンチャー『ラブ・スタートアゲイン』の感想座談会をお届けします。

連載・特集 特集
PR
“実写恋愛ADV”ってナニモノ? バーチャル空間で交わせ大激論! 『ラブ・スタートアゲイン』先行プレイヤー座談会
  • “実写恋愛ADV”ってナニモノ? バーチャル空間で交わせ大激論! 『ラブ・スタートアゲイン』先行プレイヤー座談会
  • “実写恋愛ADV”ってナニモノ? バーチャル空間で交わせ大激論! 『ラブ・スタートアゲイン』先行プレイヤー座談会
  • “実写恋愛ADV”ってナニモノ? バーチャル空間で交わせ大激論! 『ラブ・スタートアゲイン』先行プレイヤー座談会
  • “実写恋愛ADV”ってナニモノ? バーチャル空間で交わせ大激論! 『ラブ・スタートアゲイン』先行プレイヤー座談会
  • “実写恋愛ADV”ってナニモノ? バーチャル空間で交わせ大激論! 『ラブ・スタートアゲイン』先行プレイヤー座談会
  • “実写恋愛ADV”ってナニモノ? バーチャル空間で交わせ大激論! 『ラブ・スタートアゲイン』先行プレイヤー座談会
  • “実写恋愛ADV”ってナニモノ? バーチャル空間で交わせ大激論! 『ラブ・スタートアゲイン』先行プレイヤー座談会
  • “実写恋愛ADV”ってナニモノ? バーチャル空間で交わせ大激論! 『ラブ・スタートアゲイン』先行プレイヤー座談会

日々トレンドが移り変わるゲーム業界ですが、その中でもかなりキているジャンルがあります。それが、「実写恋愛アドベンチャーゲーム」です。

昔からあるFMV(フルモーションビデオ)というアドベンチャーゲームのサブジャンルをベースにしつつ、美しい女性・男性との恋愛に主眼を置いたジャンルとなっており、主に中国や韓国のメーカーから多数リリースされています。

そんな中、日本から「実写恋愛アドベンチャーゲーム」ジャンルに挑戦する作品が現れました。その名も『ラブ・スタートアゲイン』。本記事では、このタイトルをプレイしたGame*Spark編集者&ライターのインプレッションをお届け。「あえてバーチャル空間でやったら楽しそう」という思いつきのもと開催した「実写恋愛アドベンチャーゲームディスカッション inバーチャル大学」の模様を伝えていきます。

『ラブ・スタートアゲイン』Steamストアページ

日本発の実写恋愛ADV『ラブ・スタートアゲイン』とは

本作は、ゲーム内に実写映像を利用した恋愛アドベンチャーです。主人公のエイはパワハラ満載のブラック企業に就職してしまい、苦労の日々を送っていました。

ある日、仕事中に倒れてしまったエイ。目を覚ますと、大学時代の懐かしい友人から電話がかかってきて……そう、時間が過去に巻き戻ってしまっていたのです。

大学時代に仲良くしていた女性たちとも再会し、ふたたび楽しい大学生活を送るエイ。ブラック企業に就職してしまったこと、あのとき仲を深められなかったこと。そうした後悔を“スタートアゲイン”して、良い人生を歩み直すという作品になっています。

基本的なゲームプレイは、実写映像を観ながら時折現れる選択肢を選んでいくという、誰でも遊びやすいシンプルなものです。その選択によって分岐が行われ、女性たちとの結末が変わります。フローチャートが存在するため、いつでもやり直しできます。

登場する女性は、総勢6名。友達なのか男女の仲なのか……そんな曖昧な関係がイイ「桜井香澄」や、突如隣に引っ越してきた推しのインフルエンサー「山吹千歳」、悪友的な存在のサバサバ系「椎名梓彩」や、バイト先の面倒見の良いお姉さん「小野寺愛」など、どの女性も魅力たっぷりです。


ここからは、本作を先行プレイしたライターおよび編集者4名の座談会をお届けします。実写ゲームを語る座談会でありながら、なぜか全員がバーチャル空間にログインして3Dアバターで参加する……そんなシュールなひとときの様子を、ぜひご覧ください。

最初に触れた「実写ゲーム」の衝撃。実写だからこそ感じる魅力とは?

キーボード打海:編集者のキーボード打海です。みなさん自己紹介をお願いします。

みお:Game*Spark編集部のみおです。実写ゲームは大好きなので、最近のこのジャンルの流れには期待してます。

文章書く彦:ゲームライターの文章書く彦です。Game*Sparkにてかつて「ギャルゲー百人百景」という連載をしていたくらいにはギャルゲー大好きです。

ずんこ。:ライターのずんこ。です。中国産実写ギャルゲーは流行の少し前から注目していて、いろいろな作品を遊んでいます。

キーボード打海:まず、最初に触れた実写ゲームや特に印象に残っている作品について教えてください。「実写ならではの面白さ」を感じたのは、どのようなゲームでした?

みお:私は日本の都会を舞台にした実写群像劇アドベンチャーですね。最初に触れた実写ゲームですが、いまでも一番好きです。このゲーム、お話的にはギャグだったり、サイコホラーだったりするんですが、「人はどこかですれ違って、お互いに影響を与えあってるかもしれないね」という現実的なテーマも持っているんです。そのテーマを表現するにおいて、非常に良いなと。イラストや3Dモデルももちろん悪くないのですが、実写は「リアルさ」を表現する手法として、圧倒的に強力です。

キーボード打海:自分もめっちゃやったなぁ。舞台になった街を歩くときは意識しちゃうこともありましたし、聖地巡礼的な良さもありますよね。

文章書く彦:僕は、女の子の頭の中に入った男の人格を操作するゲームですね。これはすごく特殊なゲームで、主語・述語・動詞など自由に選択できて、好きに文章を作って遊べるんですよ。有名な俳優も出てきて、かなり独特な体験でした。ただ、当時の実写ゲームに見られるような「画や展開の少なさ」という問題はありましたね。

ずんこ。:私は、スケジュールを組んで10人の女の子と遊ぶ中国産実写ゲームを挙げます。かなり低評価を受けたゲームなのですが……結構セクシーだったので目の保養になりました(笑)。こういう珍しいゲームもあるんだな~と思っていたんですが、その後どんどん同じジャンルのゲームが出てきて、ヒットも生まれて……と、このジャンルの流れを見てきました。

キーボード打海:「中華実写ギャルゲー」の特集も書かれてましたもんね。自分が最初に遊んだのは、国民的な48人のアイドルグループをテーマにした実写恋愛ゲームでした。当時はゲームライターをやっておらず、夜勤バイトをしながらブラブラしていた時期だったのですが、同じシフトの先輩がそのアイドルグループが大好きで。その先輩が熱心に布教してくれて、自分はそのグループには大して興味がなかったんですが、「仕事サボれるからいいや」とプレイした思い出があります。

みお:ちゃんと48人分ルートがあったんですか?

キーボード打海:ありましたよ。

文章書く彦:確か1個1個は短いんだよね。基本的には「女の子をフりまくるゲーム」っていう。

みお:すごい。シリーズとして、合計3作品も出てるんですね。

『ラブ・スタートアゲイン』の印象は?

キーボード打海:本題に入りましょう。実写ゲーム好きな皆さんから見て、『ラブ・スタートアゲイン』はどうでした?

みお:さきほど挙がったゲームは実写を静止画として取り入れたものが多いと思うのですが、本作は海外では昔からあるFMV(フルモーションビデオ)型アドベンチャーの文脈にあるなと思いました。

実写&動画だからこそ、女の子の仕草や雰囲気、動き方、喋り方、顔の筋肉の動き方まで細かいところがしっかり見れて、映像として満足感がありますね。

「人生をやり直す」というコンセプトも良いです。アドベンチャーって、ジャンルの構造として「巻き戻してやり直す」を続けるゲームになると思うんですよ。その体験が、物語とリンクしていて楽しいです。

こうした実写ギャルゲーはほぼやったことがなかったんですが、全員の好感度が一定以上にならないと進めないというのも驚きました。普通、ギャルゲーって言ったらひとりのヒロインにアタックしていくものですから。

文章書く彦:自分はキャラクターを演じる俳優さんの演技に注目しました。特に友達の航太はめちゃくちゃ演技がうまくて……こちらを見ているところでは絶対に“瞬き”をしないんですよ。横に振り向いた瞬間など、目立たないときに“瞬き”している。かなり演技経験があると見ました。逆に、バイト先の先輩・愛さんは良い意味で素人感があって、恋愛ゲームのキャラとして魅力的です。

また、出てくる小道具も凝ってましたね。あのじゃがいものお菓子が「ぽてとック」という架空のものになってるとか。実写だからこそ、演技や小道具などいろいろ見どころがあります。イラストだったらクリエイターが意図したものしか映りませんが、実写は意図しないものが映る面白さがありますよね。

ずんこ。:「ようやく中国産の実写ギャルゲーと戦える日本産のゲームが出てきたな!」というのが私の感想です。先ほどみおさんが言及していた全員の好感度を上げなければならないシステムはこのジャンルでは定番で、しっかりシステムを継承しているなと思いました。

みお:ユーザーインターフェース自体はシンプルだけど、ちゃんと遊びやすい作りになっていましたね。時々挟まるチャット画面や、インスタのストーリーみたいなのも面白いです。

実写ならではの点といえば、シーンによってキャラのファッションが異なるところがいいですね。イラストや3Dモデルだとキャラクターの服は固定されがちですが、『ラブ・スタートアゲイン』は実写だから、ちゃんと着ているものが違う。

キーボード打海:大学生という設定もいいですよね。やっぱり高校だと、ほぼ毎日同じ制服になっちゃうから。画面や衣装、背景の雰囲気を含めて、遠い将来に「2025年の文化ってこんな感じだったんだ~」と思えるコンテンツになりそうです。

みお:私の好きな実写ゲームも90年代後半のレトロな渋谷を見ることができますし、実写ゲームって時代を閉じ込めるカプセルなのかも。

ずんこ。:中国の実写ゲームは派手な見た目の“キャラクター然”としたヒロインが出てきたりするんですが、本作は比較的リアルな方向性なのが良かったですね。

文章書く彦:日本からまだこういうのが生まれてないからか、いい意味でぶっ飛んだことはしていなくて、地に足がついていましたね。

『ラブ・スタートアゲイン』Steamストアページ

誰が好き?全員魅力的な6人の女性から“推し”語り

キーボード打海:では、お気に入りのヒロインを訊かせてもらえますか?

みお:私は「片桐美玖」さんですね。公式サイトでひと目見たときから、幸薄そうな見た目が好きでした(笑)。

片桐美玖

ビジュアルはもちろんなんですが、彼女は登場ヒロインで唯一、ブラック企業に就職する前に出会っていないヒロインなんです。正確には彼女が不良に絡まれているところに出くわすんですが、過去では面倒事を嫌って避けてしまった。でも今回の“やり直し”では、勇気を出して助けてみる。本作のテーマを効果的に感じさせてくれました。

私はまだ本作をクリアしていないんですが、序盤のブラック労働シーンにいた女性社員、多分美玖さんですよね……?もしかしたら彼女が理不尽なパワハラを受ける未来も変えられるのかもしれない。……運命的なものを感じます。

文章書く彦:僕は「山吹千歳」さんです。彼女は主人公の推しインフルエンサーなんですが、なんとたまたま隣に引っ越してくるという……本作の中では一番“ドリーム”感のあるヒロインです。せっかくゲームなんだし、こういうドリーミーな方を攻略してナンボだろう!と思ってプレイしました。

年齢が上なのでお姉さん的なキャラクターとしても楽しめますし、途中で驚きのある要素も出てきますし、おすすめですよ。裏表もなくて、純粋に好きになれるタイプでした。

山吹千歳

ずんこ。:自分はバイト先の先輩「小野寺愛」さんですね。自分のことを全肯定してくれるお姉さん、みたいなキャラクターが大好きなので、まんまとハマりました(笑)。他のヒロインとドキドキの展開になるときも、それを見透かしつつ、主人公を応援してくれるような言動を取ってくれるの、好きですね……。

小野寺愛

みお:そういえば、キャラクターのプロフィールに「MBTI」がついているのが珍しいですよね。今どき感がある。

文章書く彦:MBTIを調べたら、さらに背景が深堀りできそうですね。グイグイくる系の後輩「西村優季」さんはINTP(論理学者)タイプで「論理的思考力と分析力に優れ、好奇心が旺盛で、新しいアイデアや知識を追求する研究者気質」らしい。

西村優季

実写恋愛ADV、今後はどうなる?

キーボード打海: 実写ギャルゲー(実写恋愛アドベンチャー)って今後どうなっていくと思いますか?

みお:さっき語った本作の魅力は「リアル路線」だったのですが、いま中国産の実写恋愛アドベンチャーゲームって武侠ものとかになってたりするんですよ(笑)。だから、現代に限らず歴史ものに挑戦してみる作品も見てみたいですね。例えば、大正時代が舞台の実写恋愛とか面白そう。

文章書く彦:本作は1,800円とお手頃な価格かつ、比較的一本道な構造ですが、このジャンルがもっと流行ったら「フルプライスで分岐の多い作品」も出てきてほしいですね。ペンションで殺人事件が起こるあの名作みたいに、全然違う話がたくさん入ってるのを見てみたい。

ずんこ。:日本ならではという設定では、転校生の外国人の立場で日本の学校に入ってきて、同級生にモテモテになるみたいなのも見てみたい。あとは……あえて実写で中世ファンタジーとかですかね。

キーボード打海:めっちゃお金かかりそうだけど面白そう。

文章書く彦:極道アクションゲームに出てきた「実写キャバクラ」で、人気配信者がいたのを思い出しました。「人気タレントや配信者が出てきて、ファンが疑似恋愛を楽しめる」みたいな路線は可能性ありそうですね。

キーボード打海:夢が広がるジャンルですね! お金はかかりそうだけど……。

ずんこ。:でも、ある意味では「ドラマを撮る」とほぼ同じ条件ですよね。それを考えると、映像業界から見ても広がりのある分野かもしれません。将来性がかなり感じられるジャンルですよね。


中国や韓国で流行している実写恋愛アドベンチャーを、日本ならではの味付けで仕上げた『ラブスタートアゲイン』は、PC(Steam)向けに配信中。通常価格は1,800円で、2025年9月18日まで10%オフ(1,620円)で購入できます。

文章書く彦:当然だけど「女性の顔が映るシーン」がプレイ時間の多くを占めるので、女性の顔が好きな方にはたまらないでしょうね。ちょっと笑えるシーンもあるので、心の中でツッコミを入れながら遊ぶのも楽しいと思います。

ずんこ。:自分はリアルではあまり楽しい学生生活を送れなかったのですが(笑)、逆に楽しい学生生活を体験する作品として楽しめました。青春!という感じが体験できる楽しい作品なので、ぜひプレイしてみてください。

キーボード打海:ちょっと変わっているもの、新しいもの好きには間違いなく刺さる作品だと思いますね!

みお:次に来るであろうジャンルのひとつですしね!

『ラブ・スタートアゲイン』Steamストアページ
ライター:みお,企画/編集:キーボード打海,制作協力:ずんこ。,制作協力:文章書く彦

ライター/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

+ 続きを読む

企画/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Sparkの編集者。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『恐怖の世界』。

+ 続きを読む

制作協力/石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

+ 続きを読む

制作協力/「ラジオ善意X」聴いてね 文章書く彦

好きなガンダムは∀ガンダム、好きなマンガはレベルE、好きな映画監督はポール・トーマス・アンダーソン、好きなゲームジャンルはオープンワールドものとローグライク(ローグライト)、好きな昆虫はカマキリ、好きなバンドはFUGAZI、好きな作曲家は浜渦正志、好きな小説家はカート・ヴォネガット・ジュニアと舞城王太郎、好きなラッパーはポチョムキン、好きな焼酎は鳥飼、好きなルフィが言ってない言葉は「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!(ドン)」、好きな笑い男が書いてた言葉は「or should I?(だが、ならざるべきか?)」。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top