
千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ2025」。Level Infiniteブースにてプレイアブル出展されたSharkmob AB開発の脱出シューター『EXOBORNE(エグゾボーン)』のプレイレポをお届けします。
本作は元々TGA2023にて初発表されたタイトルで、自然災害によって世界中が荒廃したアメリカの架空の州で繰り広げられるPvPvE形式の脱出シューター。広大なマップを縦横無尽に探索する脱出シューターですが、竜巻を筆頭とした自然現象やグラップリングフックを活用し、パラグライダーで上空を駆け巡るなどの要素を特徴としています。
パラシュートを展開し、飛び回れ!空中移動を上手く使った緩急激しい脱出シューター

3人パーティーで戦闘に挑む本作は、今回の試遊だとその場に居合わせた3人で挑むことになりました。試遊台はそれぞれ3タイプのキャラに割り振られており、筆者が座った台ではタンクポジションのコディアックスです。各々のプレイヤーに対する基本的な操作や特徴の解説がそれぞれ終わったあと、いよいよゲームスタートです。

地上に降り立ち、周囲を見渡してみると木々が茂り壊れた建物が視界に入ってきます。そこに居合わせた人でのパーティーなので、各々好きなように移動していました。ここで驚いたのが、各キャラの機動力が高いため少し目を離すとかなり遠くへ移動していたことです。これには、広大なマップを移動できるグラップリングフックと、パラグライダーを装備していたからでした。
基本操作は一般的なTPSとほとんど同じですが、各キャラには特殊攻撃以外にも、高所などへ移動出来るグラップリングフック(使用後はクールタイムが発生)と、十分な疾走から展開できるパラグライダーを持っています。
パラグライダーはグラップリングフックでの移動時や、スプリントで十分に加速してから展開可能。上空からの攻撃は出来ないものの、地形を無視して高速移動することや、敵の攻撃から逃れること、リスクがあるものの上空からの偵察で敵の位置を把握するなど様々な使い道がありました。

筆者も、パラグライダーの使い方を大体理解してくると、距離が離れた味方へ追いつく事ができるようになりました。このパラグライダーを使うタイミングは多く、発動条件さえ覚えてしまえば快適に広いマップを探索できるといえるでしょう。
ある程度移動すると敵と会敵。敵CPUが攻撃を加えてきたのでこちらも応戦。特に被害も無く突破できました。本作は脱出シューターであるものの、一般的なタルコフライクほどシビアでなく腕や足の部位ダメージを受けても負傷などのペナルティーがありません。ダメージ区分はアーマーと自キャラのHPのみです。


そのため、移動の煩わしさやHPが許すなら制限時間内自由に移動できるのが新鮮です。最後に脱出地点に到着し、迎えのティルトローター機を待っていると、他のプレイヤーと会敵しました。お互いライバル同士ではあったのですが、敵プレイヤーもNPCと同じ表示で区別が付かなかったのが印象的でした。各々好きなように移動していたものの、制限時間になると合流し脱出ポイントへ移動。多くの敵との交戦を経て脱出できました。



時間が余ったために今度は2回目のゲームプレイも開始。2回目は席を変えてスナイパーライフル持ちのキャラクターを使用します。さすがに2回目となると、同行者もゲームシステムなどを理解し始めてきたのか、パラグライダーを使用し移動を重ね、NPCを倒しながらマップの奥深くへと侵入します。


ここで一部ミッションやマップに備え付けられている施設の稼働などを実行。何かしらストーリーに絡む要素に触れたわけではありませんが、意味深な施設だったのが興味をそそります。
この施設を稼働している最中に同行者が自動車を発見。筆者も、ここまで移動が快適なので乗り物は存在しないと思っていましたが、実際に車を見つけたのでパラグライダーで追いかけてみたところ、スピードが速く追いつけませんでした。確かにパラグライダーで追いつけないぐらい速いのなら使う価値は大いにありそうです。


時間も残り少なくなったことで、脱出地点へ移動しようとしたものの、距離が離れすぎていたために脱出は失敗。時間切れによりパーティー全員が倒されてしまいました。
こうして一通りプレイしてみると、ここ数年流行った脱出シューターとは異なり被弾時のペナルティが軽く、アーマーを回復させれば倒される心配が大きく減ることや、パラグライダーの移動も相まって探索が楽しく思える内容でした。
『EXOBORNE』はPC(Steam)/Xbox Series X|S/PS5向けにリリース予定。発売日は未定です。














