
2025年12月12日に開催された「The Game Awards 2025」で「エースコンバット」シリーズの最新作『エースコンバット8 Wings of Theve』が発表されました。
およそ7年ぶりとなるナンバリングタイトルを心待ちにしているファンは多いでしょう。しかし、2026年の発売とはいえ、手元に届くのは当分先のはず。待つまでの間、「ACE」違いな『Another Century’s Episode 3 THE FINAL(以下A.C.E.3)』で、名作ロボットアニメのパイロットや機体とともに戦場を駆け巡ってみませんか?
エースとなり、世界の崩壊を防ぐ
『A.C.E.3』は2007年9月6日にバンプレストから発売されたPlayStation2専用ソフトです。過去作の初代、『A.C.E.2』と同じく開発はフロム・ソフトウェアが担当。同社の代表作『アーマードコア』の如く、ゲームに収録されたリアルロボットやスーパーロボットたちが無骨なビジュアルで再現されています。

ストーリーを一言で表すなら“パラレルワールド”モノ。前作『A.C.E.2』から続く世界線のほか、「機動新世紀ガンダムX」のフリーデンや「交響詩篇エウレカセブン」のゲッコーステイトなどの面々が、反体制派の“バルチャー”として活躍する世界線に分かれています。
2つの世界は、空間跳躍のためのワームホールを発生させる施設「バルドナ・ドライブ」により、ストーリーの節目で行き来が可能です。ただし、バルドナ・ドライブにエネルギーがチャージされ、ワームホールが完全に開口してしまうと、互いの空間は物理的に接続されます。2つの地球は引力により引かれ合い、衝突してしまうことに。プレイヤーは敵組織が引き起こす諸問題を解決しながら、世界の崩壊を防がなければなりません。

『A.C.E.3』に収録されている機体は、ゲームオリジナルも含めて計18タイトルから登場しています。
聖戦士ダンバイン
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
機甲戦記ドラグナー
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動武闘伝Gガンダム
マクロスプラス
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
機動新世紀ガンダムX
ブレンパワード
機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-
真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日
∀ガンダム
OVERMANキングゲイナー
機動戦士ガンダムSEED
交響詩篇エウレカセブン
リーンの翼
機動戦士ガンダム
Another Century's Episode オリジナル
中には前作でストーリーを完全に補完したものなど、ゲスト出演のみの作品もありますが、本作の物語に深く関与するタイトルでは、原作でも見られた名シーンが再現されています。


「OVERMANキングゲイナー」より、シベリア鉄道のカシマルとの戦いでは、あの“愛の告白シーン”も。ゲイナーに続き、ガンダムXの主人公・ガロードがティファに告白するクロスオーバー作品ならではの演出も楽しめます。


ガロードの告白のあと、レントンもエウレカに想いを告げようとしますが、ここはカシマルがカットイン。レントン、無念…!



バルキリーで白熱のドッグファイトを

ストーリーは重厚ですが、本作の肝となる戦闘は爽快そのもの。特にエスコン最新作を楽しみに待つエースパイロットの皆さんと相性が良いのは「マクロス」シリーズのバルキリーでしょう。
バルキリーといえば、三段変形が特徴の一つ。本作でもTHE 戦闘機のファイター形態、ホバリング移動が可能なガウォーク形態、人型で格闘戦に優れたバトロイド形態の3種にそれぞれ変形できます。



なお、バルキリーと聞いて試したくなるのが「板野サーカス」。しかし、カメラは基本的に画面の中央に機体を捉えるので、奥行きが出ません。筆者もトライしましたが、よくわからないという結果に終わりました。

バルキリーを使いこなすには、置かれた状況に応じた3形態の切り替えが必要になります。ファイターで空を飛び回っても良し、ガウォークで射撃の安定性を重視しても良し。楽しみ方はプレイヤー次第です。
ニルヴァーシュで波に乗れ!

リフボードに乗って空を飛んでみたい――そんなことを「エウレカセブン」の原作アニメを見た多くの方が思ったのではないでしょうか。その願い、『A.C.E.3』で叶えられます。

ニルヴァーシュのウェポンはブーメラン投げと近接戦闘がメインではあるものの、そこはLFOならではの機動力でカバー。本作では戦闘BGMとして各作品の主題歌が流れますが、FLOWの「DAYS」をバックに戦う気持ち良さはなんともいえません。

劇中でも登場した上級トリック「カットバック・ドロップターン」もできます。また、僚機にホランドの乗るターミナスを選択すると特殊なコンビネーションアタックが発動。息の合った連携技で敵に大ダメージを与えられます。

やはりνガンダムは伊達じゃなかった

ガンダムシリーズからは、高火力のサテライトキャノンが強みのガンダムXや、『Endless Waltz』版のウイングガンダムゼロなど複数の機体が収録されています。いずれも使っていて楽しいのですが、バランスの良さならνガンダムが頭一つ飛びぬけているかもしれません。
評価できる点はなんといってもウェポンの豊富さ。ビームライフルやビームサーベルのほか、ハイパーバズーカ、ミサイルが実装されています。もちろん、フィン・ファンネルも使用可能で、防壁となるIフィールドも展開できます。


バランスの良さでいえば、A.C.E.オリジナルの主人公機「イクスブラウ」も扱いやすい機体です。

本機のデザインを担当したのは、メカデザイナーの柳瀬敬之氏。ストーリーを進めるごとに換装用パーツが追加されていき、最終フォームの「イクスブラウ form-T」ではファンネルのような自律兵装「ディスパーションダガー」「ディスパーションセイバー」を装備しています。

この自律兵装の射出前かつ撃墜されていなければ、敵に背面を見せて両兵装からビームを乱れ打ちする「セイバーダンスレーザー」も発動可能です。

一芸に秀でた機体でロマンを求めても良いですが、安定感のある機体で粛々とミッションをこなすのもまた一興です。ぜひご自身の五感を通じて、数多の戦場を渡り歩いてください。













