驚愕のリアリティ 『CryENGINE2』 vs 実写 検証映像 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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驚愕のリアリティ 『CryENGINE2』 vs 実写 検証映像

GDC2008で行われた CryENGINE2 のデモンストレーションと、元ネタとなったBraviaのCMと並べて比較した映像がアップされています。早速 CryENGINE2 のパワーを確認してみましょう!

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GDC2008で行われたCryENGINE2のデモンストレーション映像と、元ネタとなったBraviaのCMと比較した映像がGametrailersにてアップされています。元ネタになった映像は2005年にサンフランシスコで撮影されたSONYの液晶テレビBRAVIAのCM映像です。25万個のスーパーボールを実際に転がして撮影されたこのCMは当時とても話題になりました。同シリーズの7万リットルのエコペンキぶちまけたCMと合わせて覚えてらっしゃる方も多いかと思います。

日本では残念ながら未公開のこのCMですが、海外ではアンリアルな実写映像としてあまりに有名なこのCMをモチーフに、リアルタイムデモを行うという非常にアクロバティックでインパクトの高いデモンストレーションに、やはり海外のデベロッパはアピールが上手だなぁと関心させられました。



肝心の映像の方ですが、Crysisのリリース前から見られたテクニカルなデモ映像よりも特に新しい技術アピールは見られません。オブジェクトモーションブラーと被写界深度、物理演算、CryENGINE2の非常に優秀なスカイライトレンダリングとHDR等、潜在スペックでこれくらいの事はできるんだよという、GDCというイベントの性質を考えるとこれ以上なくミドルウェアとしての訴求を実現しているのではないでしょうか。

実際に並べて見てみると元映像の非現実的な感じまで表現されているのにびっくりします。(例えば比較映像では11秒〜の1シーン)そしてやはりCryENGINEの空気感は抜群ですね、オブジェクトのディティールに目を凝らさないと、ほとんどこれがCGだとはわかりません。また、元映像側のスーパーボールは透過性がある物質で、表面の内側で光が拡散反射するので柔らかな光をまとったような質感になりますが、CryENGINE2のデモでは質感よりもオブジェクトを球から3Dでよく利用されるプリミティブなティーポットに差し替えることで、物理演算のインパクトを効果的に、手っ取り早くアピールするようシフトしています。

さすがに質感まで詰めたオブジェクトをここまで大量に転がすのは無理かと思ったのですが、解像度の高いデモ映像を見たところ色違いのみかと思われたティーポットは複数の質感が用意されているようで反射マップがある物からSSS風或いはフレネル反射っぽい質感の物も見られます。うーん……改めて恐るべしCryENGINE2!

ミドルウェアとしてのNEWSも色々聞こえてくるCryENGINE2、そう遠くない数年のうちミドルクラスのPCでもこのレベルのリアリティであんなゲームやこんなゲームが!楽しめるのかと思うと少し怖くもあり楽しみでもあり、なんだか感慨深いですね。

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