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新たな価格で年末に挑むXbox 360、マイクロソフトの戦略とは

マイクロソフトがXbox 360 エリートを値下げしたことは既報の通り。ただ欧州では事情が少し異なり、エリートが199ポンドと値下がりした一方で、アーケードが159ポンドに値上げ。GamesIndustry.bizがマイクロソフトのChris Lewis氏にインタビューを行っており、この特

家庭用ゲーム Xbox360


マイクロソフトがXbox 360 エリートを値下げしたことは既報の通り。120GBのHDD同梱のエリートが299ドル、通常版が終了、アーケードは現状維持の199ドルとなったわけですが、欧州では事情が少し異なります。エリートが249ユーロ/199ポンドと値下がりした一方で、アーケードが159ポンドに値上げ。今回のXbox 360本体ラインアップの新価格について、GamesIndustry.bizが欧州マイクロソフトのVPであるChris Lewis氏にインタビューを行っており、この特殊な価格設定についても言及があります。ここでは要点のみお伝えします。

■アーケードとエリートの2つに絞った理由
本体ラインアップを消費者に向けて明確にする時機が来た。アーケードをエントリーモデルとしたまま、値下げしたエリートは競争力のある価格になったと確信している。

■なぜエリートからHDMIケーブルを外したのか
高品質なゲーム体験を望む消費者に向け、エリートの価格を受け入れやすい価格に設定したかった。HDMIケーブルを外すことで、ケーブルの選択に柔軟性を与えることもできたと考えている。

■アーケードの価格が上がったが
ローカルな市場の状況に応じて製品価格を再設定する必要があった。通貨為替変動リスクを相殺する必要があり、それが特に英国で顕著だった。しかしまだ市場におけるもっとも手頃感のあるゲーム機だと確信している。

■アーケードになにか付加価値を設ける予定は
アーケードはエントリーモデルとしてXbox 360の体験をストレートに提供する。過去の経験から、エントリーモデルの重要性を学んだが、価格だけが消費者の満足を満たすものではなく、コンテンツ、サービスの充実が必要だ。

■では、アーケードの価格を低く設定したことで、チープで劣っている印象を与えたと
昨年のアーケードの値下げについては、多くのリサーチを行ない、ビジネスを加速させるため適切な値下げだったと考えている。今回の値下げも時機を見たもので、クリスマスは素晴らしい結果になると確信している。

■アーケードの価格が上がり、HDD付きのエリートが安くなったことは、新たにXbox 360を購入しようとする消費者にとっては障害となるのでは
そうは考えない。逆に高級なXbox 360であるエリートに手が届きやすくなったと考えている。リサーチではこれは明らかで、249ユーロ/199ポンドという“マジックプライス”になったことは非常に重要なこと。ラインアップの合理化によって、より高級な体験が身近になった。

■クリスマスまでに、HDDや色の異なる他のSKUがありえるか
いくつかのバンドルを予定している。今は具体的な発表はできないが、クリスマスにはインパクトのある内容を提供できるだろう。

■今回の値下げは、先週ソニーが行った値下げ発表のリアクションか
我々は自身のリズムに沿って動いている。発表のタイミングは非常にシビアで、計画には長い時間を必要としたことは確かだ。いずれにせよ、適切な発表だったと考えている。直近のライバルに対し、未だ50ユーロ以上の価格差もある。今回の値下げも、昨年の値下げ、NXEなどに連なる、Xbox 360の寿命を延ばす計画の一環だ。

■今回の値下げで、どれほど売り上げが増加すると見込んでいるか。目標数字はあるか
その数字をここでは特定しないが、かなり強気の数字を設定している。リードを保ち、拡大し続けるということは、年予算を組んだものにとっては主要な目標だ。
(ソース: Gamesindustry.biz, MCVUK)

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《Kako》

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