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海外レビューハイスコア 『Pro Evolution Soccer 2010(ウイニングイレブン2010)』

日本でもおなじみのサッカーゲーム最新作、ワールドサッカー ウイニングイレブン2010の海外レビューです。海外では Pro Evolution Soccer 2010 (PES 2010)と呼ばれます。今回はPS3版とXbox 360版の海外レビューをご紹介、やはり先行して発売されたFIFA 10と比較し

PC Windows


PSM3 Magazine UK: 8.9/10
Pro Evo 2010の主要な改善はFIFA 10のそれを上回っている。しかしEAのゲームはたくさんの小さなリファインにより、良いポジションを押さえ、より重要な進化を遂げた。ともあれ、PESが軌道上に戻ってきたことを確認できたのは誇りに思ってもいいのではないだろうか。

IGN UK: 8.7/10
改善されたグラフィック、合理化された戦術オプション、シリーズの勝利の方程式を感じさせる力強さ。これは確かにこれまでで最高のPESです。かつて自らが勝ち得た地位からFIFAをひきずりおろすにはまだ十分ではありませんが、過去にピッチ上で多くの賞賛を浴びたゲームと同じ楽しさがあります。とっぴなプレイをうながすテンポの速いアプローチによって、ほとんどすべてでクラシカルな試合展開になりますが、これはEAによって提供されるオールラウンドパッケージとの差別化であり、コントローラーでフットボールを楽しくプレイするためにはベストな方法です。

Official Xbox Magazine UK: 8/10
PES 2010がエクセレントなフットボールゲームであることを否定する気はない。ただPESの“E”―Evolution―という頭文字が、ライバルにこそふさわしいだけだ。

Eurogamer: 7/10
PES 2010のチーム管理オプションは、いまだ日本のデベロッパーがそでの下にトリックを隠し持っている警告サインです。もうひとつのフットボールゲームへ乗り換えた人たちも、深く考えず買ってみれば楽しむことができるはずです。そして、PESがまだ良作であり、ルーツであるということを発見できるはずです。しかし一部の人はその評価を再び下げてしまうでしょう。なぜならFIFAが再び勝るからです。

GameSpot: 6.5/10
今年のPro Evoはいくつかのキーポイントで前作からの改善が見られる。しかし他に競争力のある点は見られない。
GOOD: オンラインモードは改善され、ラグは減少。シミュレーション的なゆっくりなゲームプレイが可能に。チャンピンズリーグとマスターリーグモードの統合。選手がそっくり。
BAD: 新しい主要なゲームモードがひとつだけ。ゲームにほとんど変化を与えないチームスタイルカードとプレイスタイルカード。ゲームプレイのコアの部分に十分な改善が見られず。時代を感じさせるアニメーション。ひどい解説。

* * * * *


日本でもおなじみのサッカーゲーム最新作、ワールドサッカー ウイニングイレブン2010の海外レビューです。海外ではPro Evolution Soccer 2010(PES 2010)と呼ばれます。10月23日に欧州で発売となりUKで発売週に一位を獲得。シリーズの人気が高い欧州圏で、まずは一定の成果を上げました。同じ週、ライバルのFIFA 10は3位につけており、改めて欧州でのサッカーもとい、フットボールゲームの人気の高さがうかがえる結果となっています。PCやPS2も含む7機種で発売される本作ですが、今回はPS3版とXbox 360版の海外レビューをご紹介。

やはり先行して発売されたFIFA 10と比較したレビューが多く、スコアにも影響を与えているようです。「前作PES 2009からは確実に良くなっている。ただ、FIFA 10と比べると…」というのが全体の傾向になっていますが、FIFA 10に93、PES 2010に87とそれほど変わらないいスコアをつけたIGN UKのような例もあれば、GameSpotのように大きく差が出てしまったところもあります。

IGN UKのレビューはシミュレーターではなくゲームとしてPESを評価したものであり、シリーズのファンがゲームとして楽しめる内容がプラス評価。一方、FIFAで9.0をつけながらPESでは6.5という厳しめの数字を出したGameSpotは、いったい何が気に入らなかったのでしょうか。ちなみにレビュアーは同一人物。

レビューを見てみると、大きなマイナス点のひとつにコメンタリー(実況&解説)が挙げられています。もちろんこれは海外版の音声なので、日本版ではマイナスとはなりません。ただ、レビューの最後には、PESは細かな改善ではなく、完全なオーバーホールが必要だと書かれています。二つの世代をまたがって実質的な変化が見られなかった本作は「収穫逓減」の様相を示している、つまり今のPESは、変化を加えてもそれに見合うだけの結果を得られない段階にある、と苦言を呈しています。

参考までにこれまでのシリーズのmetacriticでのスコアを見ておきましょう(いずれもXbox 360版)。
*Pro Evolution Soccer 6 (2006) 79
*Winning Eleven: Pro Evolution Soccer 2007 (2007) 80
*Pro Evolution Soccer 2008 (2008) 76
*Pro Evolution Soccer 2009 (2008)74
*Pro Evolution Soccer 2010 (2009) 78

北米では11月3日に発売となるPro Evolution Soccer 2010。日本でも11月5日に発売になります。シリーズの良さが戻ってきたとの声が多く聞かれる本作は、(ライバルとの比較に興味のない)シリーズファンにとっては期待のできる一本かもしれません。(ソース: metacritic, GameSpot)


(c) 2009 Konami Digital Entertainment

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