「本物の猫らしい行動やアニメーションを再現するため、猫を撫でまくった」デスクトップ猫コンパニオン『NoSlack Pets:ローファイにゃん』【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「本物の猫らしい行動やアニメーションを再現するため、猫を撫でまくった」デスクトップ猫コンパニオン『NoSlack Pets:ローファイにゃん』【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Lynkpin Game開発、PC向けに11月4日にリリースされたデスクトップ猫コンパニオン『NoSlack Pets:ローファイにゃん』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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「本物の猫らしい行動やアニメーションを再現するため、猫を撫でまくった」デスクトップ猫コンパニオン『NoSlack Pets:ローファイにゃん』【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Lynkpin Game開発、PC向けに11月4日にリリースされたデスクトップ猫コンパニオン『NoSlack Pets:ローファイにゃん』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、邪魔をしないデスクトップ猫「Miino」が画面の端で寄り添う癒し系ゲーム。600種以上の装飾と300種以上のヘッドギアで、猫とお部屋を自由にコーデすることができます。ポモドーロタイマー×Lo-fi音楽×ホワイトノイズで集中力をサポート。30分ごとにギフトボックスを開け、ランダムなヘッドギアを獲得できます。日本語にも対応済み。

『NoSlack Pets:ローファイにゃん』は、700円(1月6日までは20%オフの560円)で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Pipi Cat『NoSlack Pets:ローファイにゃん』の開発者、Pipi Catです。Unityでの開発経験は11年あり、企画から完成までのフルサイクルのゲーム開発と、技術系コンテンツの制作を専門としています。中国を代表する技術コミュニティの一つであるCSDNでは、21万人以上のフォロワーがいますよ。

好きなゲームは『Dota 2』です。そして、私は猫が大好きなので『NoSlack Pets:ローファイにゃん』を作りました。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Pipi Cat私たちにとってこのゲームは、単なるゲームではありません。現代の社会人や学生のための、心地よい「デジタル猫の相棒」なのです。癒やしのあるインタラクションや表情豊かなカスタマイズを通じて、退屈な仕事や勉強の時間を、より温かく、より楽しいものに変えてくれるのです。

私たちが重視したのは、よくある2つの悩みである、「孤独感」と「集中力の維持」です。かわいいペットがそばにいるような安心感と、デスクトップ上での自然なインタラクションを組み合わせることで、「生産性向上ツール」と「心のつながり」の間にあるギャップを埋めることを目指しました。ですので、このゲームはユーザーの実際のニーズに寄り添う作品なのです。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Pipi Catあります。初期のQQペット(訳注:2005年に登場した中国の仮想ペット)をはじめとする昔ながらのデスクトップペットソフトから着想を得ており、「リアルタイムなインタラクション+感情的なつながり」という基盤を大切にしています。

もう一方では、心地よいLo-fi音楽アプリ/ツールが持つ「雰囲気づくり」の手法を取り入れました。Lo-fi音楽やホワイトノイズ、そしてペットとのインタラクションを組み合わせることで、より没入感があり、リラックスできる体験を生み出しています。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Pipi Cat本物の猫らしい行動やアニメーションを再現するため、私たちは長い時間をかけて試行錯誤とブラッシュアップを重ねました。大変ではありましたが、その過程は「猫を撫でるという楽しさ」に満ちていました。

プレイヤーの皆さんがそうした細かな部分を評価してくれているのを見て、これまでの努力が本当に報われたと感じています。

――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

Pipi Catリリース以来、本当にたくさんのフィードバックをいただきました。中でも最も心を打たれたのは、このゲームが仕事や勉強中の集中力を高めてくれただけでなく、「心からの癒やしを与えてくれた」と多くのプレイヤーの方々が語ってくれたことですね。

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Pipi Catまず最初に、マウスのマッピング(割り当て)を完成させます。次に、装飾システムをより柔軟にし、自由度の高い組み合わせができるよう改善します。その後は、ゲーム内の音楽やホワイトノイズをさらに追加し、「猫フレンド」を中心としたソーシャル要素を拡張して、より楽しく新しい交流体験を導入する予定です。あわせて、ミニゲームの追加や、新しいヘッドギア、猫用ハウスの装飾セットも順次リリースしていきます。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Pipi Catはい、もちろんです。ただし、一つだけ注意点があります。配信の際は、配信で使用可能なローカル音源を使用するか、Content IDに引っかからない私たちによるおすすめの楽曲リストに含まれている曲を使用すること、もしくはゲーム内音楽をミュートにすることを推奨しています。

一部の楽曲はYouTubeのContent IDに登録されている場合があります。そうした楽曲を含む配信や動画投稿を行った場合、申し立てを解除するためにライセンス証明書類を提出する必要があり、その手続きに少し時間がかかることがあるからです。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Pipi Catもし猫が好きで、集中力を高めるための生産性向上ツールに興味があり、自分だけの猫用ハウスを装飾したり、たくさんの楽しいヘッドギアを集めるのが好きなら、ぜひこのゲームを遊んでみていただきたいです。

ちなみに、本作にはお寿司などの日本をテーマにしたヘッドギアや、温泉のようなデザインの装飾もたくさん用意しています。きっと楽しんでいただけると思いますよ!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に900を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

ライター:Chandler,編集:みお

ライター/バイク乗り Chandler

ゲームと風をこよなく愛する暇人。趣味は多い方だったはずが、最近は家でぼーっとしている時間が増えてきた気がしている

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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