Activision Blizzardが約8,200億円を支払い親会社のVivendi Universalから分離独立へ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

Activision Blizzardが約8,200億円を支払い親会社のVivendi Universalから分離独立へ

Activision Blizzardはプレスリリースにて、総額81億7千万ドル(約8,170億円)にてフランスの親会社Vivendi Universalから分離独立する契約を締結したと発表しました。2007年にActivisionが買収されVivendi下でBlizzardと合併した同社ですが、今回の契約にてActivision

ニュース 最新ニュース
本日Activision Blizzardはプレスリリースにて、総額81億7千万ドル(約8,170億円)にてフランスの親会社Vivendi Universalから分離独立する契約を締結したと発表しました。2007年にActivisionが買収されVivendi下でBlizzardと合併した同社ですが、今回の契約にてActivision Blizzardは再び独立した会社として歩んでいくことになります。

リリースによれば、契約ではActivision Blizzardは4億2,900万株を58億3千万ドルにてVivendiより取り戻し、ActivisionのCEOであるBobby Kotick氏と共同会長のBrian Kelly氏を筆頭とした投資グループASAC IIが1億7,200万株を23億4千万ドルにて買い戻すことになります。Kotick氏は独立後のActivision BlizzardにてCEOを引き継ぎ、またKelly氏は会長に就任する見込み。

株式の移行は今年9月にも終える予定で、Vivendiは全体の12%の株式を保持し約83億ドルを得て一般株主となり、Activision Blizzardは24.9%の株式を保持し主要株主となります。

独立したActivision BlizzardのCEOとなるBobby Kotick氏は、今回の取り引きはActivision Blizzardと株主、Vivendiにとって巨大なチャンスになるとコメント。最高クラスのフランチャイズラインナップを持ち、長期的な株主価値を率いる柔軟な取り組みを行い、そして世界で最も重要なエンターテイメント企業の1つとしてリーダーシップを拡張していく独立した会社として、Activision Blizzarは今後も力強く存在し続けなければならないとしています。また独立後もActivision Blizzardには30億ドル以上の資金が残ることも明らかにされています。

なお昨年6月には、Vivendi UniversalがActivision Blizzardの売却を望んでいるとのニュースがBloombergにて報道されていました。またVivendiでは今月にもソフトバンクによる85億ドルでのUniversal Music Group買収提案を断ったとのニュースが英Financial Timesにて報じられるなど、部門売却の話が続いています。

『Call of Duty』や『Warcraft』、『Diablo』、『StarCraft』といった巨大フランチャイズを有する巨人の独立が今後どのような結果を生むのか興味深いところです。
(ソース: プレスリリース via Joystiq)

【関連記事】
E3 2013: 『Destiny』や『CoD: Ghost』が展示、家庭用版『Diablo III』もプレイ可能−Activision Blizzardブースフォトレポート
Activision Blizzard決算報告、2012年第4四半期および通年の業績は想定より好調
Activision Blizzardの売却先候補にはMicrosoftの名前も−ロイター報道
VivendiがActivision Blizzardの売却を検討中−Bloomberg報道
『CoD Elite』会員は1,000万人以上、Activision Blizzardの2012年Q1決算報告
《ishigenn》

【注目の記事】[PR]

特集

ニュース アクセスランキング

  1. 『塊魂』の高橋慶太氏、自身の最新作は売上不振…海外メディアインタビューにて苦境を吐露

    『塊魂』の高橋慶太氏、自身の最新作は売上不振…海外メディアインタビューにて苦境を吐露

  2. 『妖怪ウォッチ』の流れを継承するレベルファイブ新作『ホーリーホラーマンション』クロスメディア発表会ふたたび延期

    『妖怪ウォッチ』の流れを継承するレベルファイブ新作『ホーリーホラーマンション』クロスメディア発表会ふたたび延期

  3. 『バルダーズ・ゲート3』開発元の新作『DIVINITY』ジャンルはこれまで通りターン制RPG。まずは早期アクセスで配信へ

    『バルダーズ・ゲート3』開発元の新作『DIVINITY』ジャンルはこれまで通りターン制RPG。まずは早期アクセスで配信へ

  4. 実際には使っていないのに…生成AI疑惑掛けられたインディーRPG制作者「生成AI認定しないで」

  5. オープンワールドのサイバーパンクACT『NO LAW』発表!無法な街では“結果”こそがすべて【TGA2025】

  6. 中国の視点から日中戦争を描くFPS『Fourteen Years of Flames』が開発中。14年にもわたる戦いを体験していくシリアスなゲームに

  7. 【92%オフ】PC版『エースコンバット7』が最安値668円!新作の発売前に予習・復習のチャンス

  8. 発売35周年の『アクトレイザー』、最初は“ドラクエタイプのRPG”だった…!?古代祐三氏も「今知った」

  9. 「にゃるら氏を外さないとアニメを中止する」『NEEDY GIRL OVERDOSE』アニメ発表直前にプロモーションから外されたにゃるら氏が声明【UPDATE】

  10. 『マリカ8 DX』3,299円、『桃鉄ワールド』2,999円、『メタファー:リファンタジオ』2,728円など、ゲオ店舗&ストアのゲームセールが12月13日にスタート

アクセスランキングをもっと見る

page top