リリースによれば、契約ではActivision Blizzardは4億2,900万株を58億3千万ドルにてVivendiより取り戻し、ActivisionのCEOであるBobby Kotick氏と共同会長のBrian Kelly氏を筆頭とした投資グループASAC IIが1億7,200万株を23億4千万ドルにて買い戻すことになります。Kotick氏は独立後のActivision BlizzardにてCEOを引き継ぎ、またKelly氏は会長に就任する見込み。
株式の移行は今年9月にも終える予定で、Vivendiは全体の12%の株式を保持し約83億ドルを得て一般株主となり、Activision Blizzardは24.9%の株式を保持し主要株主となります。
独立したActivision BlizzardのCEOとなるBobby Kotick氏は、今回の取り引きはActivision Blizzardと株主、Vivendiにとって巨大なチャンスになるとコメント。最高クラスのフランチャイズラインナップを持ち、長期的な株主価値を率いる柔軟な取り組みを行い、そして世界で最も重要なエンターテイメント企業の1つとしてリーダーシップを拡張していく独立した会社として、Activision Blizzarは今後も力強く存在し続けなければならないとしています。また独立後もActivision Blizzardには30億ドル以上の資金が残ることも明らかにされています。
なお昨年6月には、Vivendi UniversalがActivision Blizzardの売却を望んでいるとのニュースがBloombergにて報道されていました。またVivendiでは今月にもソフトバンクによる85億ドルでのUniversal Music Group買収提案を断ったとのニュースが英Financial Timesにて報じられるなど、部門売却の話が続いています。
『Call of Duty』や『Warcraft』、『Diablo』、『StarCraft』といった巨大フランチャイズを有する巨人の独立が今後どのような結果を生むのか興味深いところです。
(ソース: プレスリリース via Joystiq)
【関連記事】
E3 2013: 『Destiny』や『CoD: Ghost』が展示、家庭用版『Diablo III』もプレイ可能−Activision Blizzardブースフォトレポート
Activision Blizzard決算報告、2012年第4四半期および通年の業績は想定より好調
Activision Blizzardの売却先候補にはMicrosoftの名前も−ロイター報道
VivendiがActivision Blizzardの売却を検討中−Bloomberg報道
『CoD Elite』会員は1,000万人以上、Activision Blizzardの2012年Q1決算報告
特集
ニュース アクセスランキング
-
【PC版無料配布開始】アニメ調恋愛アクション『Eternights』年末第3弾!ホリデーセール中のEpic Gamesストアにて12月21日午前1時まで
-
日本語対応・超自由な宇宙生活シムがSteamウィンターセールで90%引き最安値!
-
セクハラも…『Mouthwashing』などで知られるパブリッシャーCRITICAL REFLEXの元従業員が不当な労働環境を告発【UPDATE】
-
「スイッチ2」キーカードが減るかも?ゲームカードに低コスト・小容量モデルが登場の噂
-
日本語対応・MMORPGがSteamで無料配布中!建築家、ヒーラー、パン職人、皮なめし師など何でもなれる
-
なんと100%オフ!おもちゃ職人シム『Toy Tinker Simulator』Steamにて完全無料で配布中!!
-
Bungie新作脱出シューター『Marathon』発売前にアートディレクターが退社…海外メディア取材で判明
-
『Starfield』次期アプデで“シームレス化”の噂。未発表PS5/スイッチ2版に合わせ?情報は間近か
-
2025年の米国ゲーム売上王者は『バトルフィールド6』になりそう。『CoD:BO7』は苦戦中
-
開発中止の『パーフェクトダーク』リブート版、主演女優が胸中を語る―「完全に不意打ちだった」新作『トゥームレイダー』への不安も…



