【E3 2014】禁断の地モルドールで死者の復讐が始まる!『Middle-earth: Shadow of Mordor』プレイレポ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【E3 2014】禁断の地モルドールで死者の復讐が始まる!『Middle-earth: Shadow of Mordor』プレイレポ

「オークの軍団を作って復讐しよう」「でも、どうやって?」「ダイジョーブ! 僕には指輪がある」・・・というほどノーテンキな話ではありませんが、己の復讐心を満たすために悪の軍団を組織して、よるり巨大な悪を叩くダークヒーローが今秋デビューすることになりました。

家庭用ゲーム PS4


「オークの軍団を作って復讐しよう」「でも、どうやって?」「ダイジョーブ! 僕には指輪がある」・・・というほどノーテンキな話ではありませんが、己の復讐心を満たすために悪の軍団を組織して、よるり巨大な悪を叩くダークヒーローが今秋デビューすることになりました。

その名も『Middle-earth: Shadow of Mordor』で、タイトルからわかるように『指輪物語』もの。ジャンルはオープンワールドのアクションRPGで、プラットフォームはPS4/Xbox One/PS3/Xbox 360/PC。海外では10月7日に発売予定です。E3 2014でデモをプレイできたので、その驚きの概要をお伝えしましょう。



本作は『ホビットの冒険』と『指輪物語』を繋ぐ内容で、主人公はゴンドールのレンジャー、Talionです。呪われた地モルドールの要塞「黒門」を見張る要職に就いていましたが、冥王サウロンがモルドールに帰還する際に、黒の乗り手に家族もろとも惨殺されてしまいます。しかし謎の力でWraith(生霊)の能力を得て復活。復讐のため単身、モルドールに足を踏み入れていきます。

アクションRPGとしての操作感は抜群で、コンボがビシバシと決まっていく心地よさは、同社の『バットマン』シリーズに通じるものがあります。敵から攻撃を受けても、画面に表示されるアイコンにあわせてタイミング良く△ボタンを押せば、自動的に反撃も繰り出せます。この時のモーションの繋がりは実に華麗で、まるでボタンにあわせて死のダンスを踊っているかのようです。



他にWraithパワーを用いて周囲の敵をまとめて撃退するなど、数々の必殺技も繰り出せます。レンジャーの能力を活かして背後から忍び寄り、一撃で屠ることも可能です。他にユニークなところでは、オークばりにワーグ(狼のような生物)を従え、背中に乗って移動できます。短い時間でも「こんなところに指輪らしさ!」と、様々な原作のリスペクトが感じられました。

広大なオープンワールドも本作ならでは。なんといっても舞台は地の果てモルドールです。原作の地図でも空白地帯となっており、オリジナルストーリーを作るには最適でしょう。ゲーム内では幾多の砦や村々があり、主な住人であるオーク以外にも、奴隷として働かされている人間などが登場します。黒門から南に向かうと、そこには滅びの山オロドルインとサウロンの砦バラド=ドゥーアが、きっとあるはず。いったいどんな姿なのでしょうか。これだけでも『指輪』ファンならマストバイでしょう。



そして最大の特徴が「ネメシスシステム」です。なんと本作ではゲーム内に登場するオークがデータ化され、Talionに対する記憶や感情、そして互いの関係性を持っているのです。各々のオークは部族の長によって組織されており、隊長たちを一体ずつ捕獲して、Wraithパワーでその心を支配し、配下にできます。なぜそんな力がTalionに備わったのか? 指輪の力と関係があるのでしょうか・・・。この謎も本作の魅力の一つです。

プレイヤーは任意にモルドールのオークたちの組織図を確認し、配下にする隊長を指定できます。するとマップ上にアイコンが表示されるので、とことこ近づいていって攻撃を仕掛けます。首尾良く周りの手下を片付け、隊長を捕獲すると支配開始! 成功するとプレイヤーの配下となります。オークたちは独自に行動しており、時には身内の争いで序列が変わることも。これを繰り返してオーク軍団を作り上げ、本懐をとげることがゲームの目的です。



なんといっても舞台はモルドール。そこに住んでいるのはオークたち。彼らをとっ捕まえて軍団に組織し、黒の乗り手そしてサウロンに対抗していくという展開が、いかにもゲームらしくてたまりません。ちなみに公式資料では、プレイヤーはゲームを通して指輪の力の源を発見し、モルドールで最も恐れられる戦士になっていくのだとか。誰に恐れられるのでしょうか。サウロンに? それとも人間たちに? いやー、おもしろくなって参りました。

『Middle-earth: Shadow of Mordor』は2014年冬発売に予定です。
《小野憲史》
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