Developの報道の情報源となったCrytek UKの関係者は、今年4月の時点から従業員たちには給料がフルで支払われておらず、先月はおよそ700ポンド前後(約12万円)の額であったと明らかにしました。給料が十分に支払われなかった際、従業員らはCrytek側からドイツ銀行から資金を確保するための契約について話されたとのこと。追加の支払いは6月16日に実施され、さらにCrytekは6月27日に次の給料が支払われることを約束したものの、この関係者は「今回は(給料の支払いも追加払いも)どちらも起こらないだろうね」と述べ、給料の支払いが完全にストップすると予想しています。
またDevelopは、現在『Homefront: The Revolution』を開発中のCrytek UK下では90名の開発者が働いていたものの、給料の未払いなどを筆頭に様々な問題が発生し、ゲーム開発がスタートしてから40名のスタッフが去ったと報告。新たな人材の雇用を進めている一方で、高い離職率を補うには至っていないとも伝えました。
この大量離脱により多数のスタッフがシニアクラスへと昇進しましたが、上級職に着任しても仕事内容は同じながら給料はアップされていない状況であると関係者はコメント。退職する際には3ヶ月以内の通知が必要となる役職に当て、スタッフを確保するための「戦術」であると同人物は語っています。
現在Crytek UKスタジオ内のモラルは全体的に低く、給料の支払いと同様に、とりわけプロジェクトの開発方針が異なるようなディレクションを受けている不遇を感じていると関係者。現在は他メディアでも伝えられていた『Ryse 2』がキャンセルされたCrytekのフランクフルトオフィスと共に『Homefront: The Revolution』を手がけているとしています。
Crytekの代表者はDevelopの問い合わせに関しコメントを拒否しました。
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