Intelが『DirectX 12』のパフォーマンスを披露― 『DX11』より70%の動作向上 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

Intelが『DirectX 12』のパフォーマンスを披露― 『DX11』より70%の動作向上

IntelはSIGGRAPH 2014で、Microsoftの新グラフィックAPIである「DirectX 12」の技術デモンストレーションを行ったことを発表しました。

PC Windows
IntelはSIGGRAPH 2014で、Microsoftの新グラフィックAPIである『DirectX 12』の技術デモンストレーションを行ったことを発表しました。

この技術デモは、Intelの第四世代Coreを搭載している(DirectX Dev Blogによれば、HD4400を内蔵)MicrosoftのタブレットPCであるSurface Pro 3を使用しています。比較対象は同PCの『DirectX 12』(以下、DX12)と『DirectX 11』(以下、DX11)における、高パフォーマンスモードと省電力モードです。




このデモは、『DX11』と『DX12』で約5万個に及ぶ小惑星をレンダリングするものです。スクリーンショットでは左上にフレームレート(以下、fps)がある他、右下にCPUとGPUの負担率が表示されています。『DX11』では19fpsで、CPUとGPUの負担率は約半分づつという結果になりました。

対して『DX12』では33fpsと、『DX11』の19fpsから約70%動作が向上しており、負担率もCPUのストレスが抑えられている結果となりました。この傾向は省電力モードなるとよくわかり、GPUの負担は変わらずCPUの負担が抑えられ、全体の電力消費が小さくなっていることがわかります。

またDirectX Dev Blogは、この発表を補足しており「DX12はDX11のCPU電力を50%抑えられる」としています。さらに、Microsoftの様々なデバイスでこれらの改善が可能な事を示した他、『DirectX 12』の早期アクセスプログラムが実施中であることを告知しました。この『DX12』によってPCのみならず、他のデバイスもパフォーマンス向上が期待できるかもしれません。
《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

PC アクセスランキング

  1. 割引率は90%以上!3桁で買えちゃう“往年の名作”を一挙紹介【Steamウィンターセール】

    割引率は90%以上!3桁で買えちゃう“往年の名作”を一挙紹介【Steamウィンターセール】

  2. 「異形」を仲間にし、喰らいあわせて生き延びろ―ダンジョン探索RPG『毒姫カンタレラ -Dominion of Qualia-』発表

    「異形」を仲間にし、喰らいあわせて生き延びろ―ダンジョン探索RPG『毒姫カンタレラ -Dominion of Qualia-』発表

  3. 『7 Days to Die』全プラットフォームにおいて「サバイバル復活」バージョン2.5アップデートが配信。三人称視点にも対応

    『7 Days to Die』全プラットフォームにおいて「サバイバル復活」バージョン2.5アップデートが配信。三人称視点にも対応

  4. 戦国オープンワールドサバイバル『Sengoku Dynasty』新バージョン情報が公開!新エリア「群島」で釣りが楽しめる

  5. 『リトルナイトメア1・2』開発元の新作ホラーADV『REANIMAL』早くも完成報告!2月13日の発売迫る

  6. 歴史はプレイヤーが作っていく…古き良きスタイルのMMORPGを目指した『Ashes of Creation』Steamにて早期アクセス開始

  7. 『ブループロトコル:スターレゾナンス』がサービス開始!サ終した『ブルプロ』が復活

  8. 馬車を拠点に荒野を生き残るオープンワールド『Westlanders』発表―協力プレイ有りでコンソール&PC向けにリリース予定

  9. PvPvEファンタジー脱出RPG『Eldegarde』1月21日に正式リリース!『Legacy: Steel & Sorcery』から改題で再スタート

  10. 今年はどんなゲームをプレイした?「Steamリプレイ2025」で1年を振り返ろう

アクセスランキングをもっと見る

page top