
『Enemy Territory: Quake Wars』や『Brink』を手掛けた英国ロンドンの開発スタジオSplash Damageの新作FPSタイトル『Dirty Bomb』。今回、クローズドβテストを体験することができましたので、どんな手触りのゲームだったかインプレッションをお送ります。

Nexon Americaがパブリッシングを務める『Dirty Bomb』は、チームプレイに比重を置いたPC向けオンラインマルチプレイ専用のFPSタイトルです。2020年のロンドンを舞台に、プレイヤーキャラクターとなる傭兵たちの様々な能力や兵器を駆使して対戦することができます。
現在、Steamをプラットフォームとして行われているクローズドβテストでは、ミッションの目標を遂行する側と妨害する側に分かれて戦う「Objective Mode」、短い時間で交互に攻守分かれて戦う「Stop Watch Mode」がプレイできました。もちろん、ソロで基本操作を学べる「Training Hub」もあります。

『Dirty Bomb』は、使用するキャラクターはリスポーン時に、選択した3人の中から変更することが可能です。『Brink』と同じく、ゲーム中にキルされても即座に味方が治療すれば復帰可能であったり、自分の所持する弾薬を他のプレイヤーに渡したりできたりと、チームプレイが非常に重要な要素となっているのが特徴です。

F2Pの本作品は課金することで追加キャラクターを購入することができますが、ゲーム中に取得できる通貨ポイントだけでもアンロックできるようになっており、無課金でも十分楽しめる構成になっています。
最初から使えるキャラクターは、空爆を要請できるSkyhammer 、即座に仲間を治療できるAuraで、今回のβバージョンではグレネードを用いるFraggerと地雷が使えるProxyの2人も使用可能になっていました。それ以外のキャラクターを使用するには5.99ドルの課金か、ゲーム内で30000ポイント貯める必要があります。

また、ゲーム内のポイントを使って装備ケースを購入することができます。1000ポイントで購入できる装備ケースには、「Loadout Card」と呼ばれる武器構成を変更できるカードが入っており、このカードによってキャラクターの装備を変更することが可能となります。

いざ、「Objective Mode」をプレイ。「Attackers」チームになり、まずは装甲車が指定ポイントにたどり着くまでの護衛に。FPSがさほどうまくない筆者は仲間とともに装甲車にぴったり張り付いて敵チームの攻撃を避けつつ目標地点へ。
そこから目標が更新され、2つのポッドを指定された地点まで運ぶことに。敵チームのリスポーン地点の近くにあるために、敵の攻撃が激しく、結局目的を果たせないまま負けてしまいました。
壁を蹴っての2段ジャンプといった軽快なアクションでマップを縦横無尽に駆け巡るのは非常に楽しく、FPSに不慣れな筆者でも仲間の助けによって形勢逆転することもあり、カジュアルにプレイできた印象です。

グラフィックは現行のゲームとしてはクオリティが非常に高いとは言えないものの、近未来的にアレンジはされたロンドンの街並みの再現度が非常に高く、それらの地形を生かしたマップ構成には目を見張るものがあります。
現在行われているクローズドβテストでは2つのゲームモードしかありませんが、正式リリース時には様々なモードやキャラクターが追加されると見受けられます。
『Dirty Bomb』は現在Steamにてクローズドβテストを開催中、正式リリースは6月予定となっています。





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