【注意】マルウェアを仕込んだ偽のSteam Greenlightページ作成事例が複数報告 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

【注意】マルウェアを仕込んだ偽のSteam Greenlightページ作成事例が複数報告

Ghost in a Bottleが制作するサイケデリックアドベンチャーゲームの『Octopus City Blues』が、マルウェアの隠れ蓑として先週末に利用されていたことが判明しました。

PC Windows
何者かがSteam Greenlightページを偽装し、その中にマルウェアや悪質な実行ファイルのダウンロードリンクを仕込ませるという事例が複数報告されていることが、海外メディアの報道から明らかになりました。

被害を受けたのはGhost in a Bottleが制作するサイケデリックアドベンチャーゲームの『Octopus City Blues』。ゲームタイトルの名前、説明文、スクリーンショットなど全ての情報が丸ごと転載され、ダウンロード先のリンクをマルウェアに変更したページが制作されており、バージョンアップされたデモに見せかけられていたとのこと。隠れ蓑とされたタイトルのものをそのまま全て利用しており、今回のケースではデベロッパーのアイコンが少し異なっていただけとしています(当該のページは既にValveに削除されています)。

「デベロッパーが即座にValveに通報し、ファンに対しても通報をするよう呼びかけたものの、偽ページに注意を促すコメントがいくつか投稿されるまでValveは削除しなかった」とデベロッパーは米KotakuにEメールで答えています。正規版との大きな違いはダウンロードリンクがマルウェアをダウンロードさせるサイトになっているということのみ。

同様にHellconXが制作する『Garlock Online』がパブリックベータテストの宣伝に見せかけたマルウェアがSteam Workshopにアップロードされる、XD Studiosが制作する『Street Fist 2』のデモ版が外部アップローダーにアップロードされるも「偽物のため無視して欲しい」という告知がデベロッパーから出されるなど、類似した様々な事件が発生しています。

3月にもSteam Greenlightで同じ内容のページが作成され「ベータバージョンはこちら」という文章とリンクが貼られたものがあったと、Polygonでも取り上げられています。この場合は、偽ページを作ったユーザーが登録費用の100ドルを支払ったということになりますが…。

Steamでインディーゲームやユーザーが制作したMODなどが気軽にダウンロード可能になりましたが、今後はダウンロードをする前に、問題のないファイルかどうかを確かめなければならないのかもしれません。ValveのSteam Greenlightにおける投稿方法も、ユーザーやデベロッパー側からの意見や要望を取り入れたものに早急に変更することが望まれます。
《kuma》

kuma

作詞家/作編曲家/元Esports競技勢。FPS、アクションRPG、シミュレーター系が主食。ハードウェア・ソフトウェアレビュー、インタビューなどをやっています。

【注目の記事】[PR]
コメント欄を非表示
※一度コメントを投稿した後は約120秒間投稿することができません
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください
  • スパくんのお友達 2015-04-08 11:58:40
    これ以外にもたくさん偽装されてます。あまりにも感染頻度高すぎて湯気使わなくなりました。皆さんお気をつけて
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2015-04-08 10:35:53
    こういう危ない事例が複数挙がってるってことは内部のチェック基準が相当緩いんだろうな
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2015-04-08 10:05:31
    GreenLightと早期アクセスはもうちょっと厳しい設定を設けたほうが良いと思う
    1 Good
    返信

編集部おすすめの記事

PC アクセスランキング

  1. 『Escape from Tarkov』「ハードコアワイプ」の全容が明らかに―フィードバックを踏まえ説明を加えていくと表明

    『Escape from Tarkov』「ハードコアワイプ」の全容が明らかに―フィードバックを踏まえ説明を加えていくと表明

  2. セックスのため、おじいちゃんが戦う“非常に好評”レトロ風シューター『Grandpa High on Retro』2025年7月に無料DLCリリース―続編にスピンオフも開発中

    セックスのため、おじいちゃんが戦う“非常に好評”レトロ風シューター『Grandpa High on Retro』2025年7月に無料DLCリリース―続編にスピンオフも開発中

  3. 『モンハンワイルズ』ゲームの安定度向上に関する取り組みについて報告―主にSteam版について多くの意見がユーザーから届く

    『モンハンワイルズ』ゲームの安定度向上に関する取り組みについて報告―主にSteam版について多くの意見がユーザーから届く

  4. 基本無料ロボTPS『Mecha BREAK』Steam版同接10万超の好スタートもユーザーレビューは“賛否両論”―課金周りにユーザーらからの不満集中

  5. 何でも壊せる“圧倒的に好評”物理演算アクション『Teardown』開発中のマルチプレイ紹介映像!2025年内にSteamにてベータ版公開予定

  6. 次世代のリアル系FPS謳う『Bellum』全テスト参加権含む最高額エディションが2日で完売!支援受け今後の開発ロードマップ公開

  7. 不満爆発な“低評価”の嵐は続く…しかし表現規制の内容変更を確認するためか『Ready or Not』同接数が跳ね上がる

  8. 伝説的ターン制ストラテジーシリーズ最新作『Heroes of Might and Magic: Olden Era』の日本語対応が決定!

  9. 古いものでは15年以上前の作品も…!『CoD』旧10作品に突然の同時メンテナンス―シリーズファンの間で憶測飛び交う

  10. 『Baba Is You』作者の奇妙なソリティア集『A Solitaire Mystery』Steam版7月9日発売!「タイムトラベル・ソリティア」や「“Baba”ティア」など30種類収録

アクセスランキングをもっと見る

page top