『BioShock』シリーズや『Dishonored』に携わったスタッフが在籍するインディーデベロッパー、Questionが開発する異色の一人称視点ゲーム『The Magic Circle』が先日正式リリースとなりました。5月よりSteamにて早期アクセスが実施されていた本作は、ゲーム開発のごたごたをネタにしたコメディ作品です。
伝説のゲームデザイナー手がける制作期間20年の超大作が、クラウドファンディングサイト“KickBackr”で開発資金の調達を試みるも、目標金額の39,999,999.99ドルに遠く及ばず失敗。自己資金で継続した開発は地獄のような状態に陥り、壮大なファンタジーのアイデアは穴だらけの未完成ゲームに……(という設定)。
YouTuberによるゲームプレイ映像
プレイヤーはこの未完成ファンタジーゲームの主人公となりますが、前述のようにゲームは穴だらけで、時おり開発者同士によるデザインの議論まで聞こえてくる始末。そんな価値の無い“神”である彼らから開発ツールを奪い取り、自身の力で各環境の不完全な部分を補っていかなければなりません。開発ツールを使うとゲーム中のオブジェクトに入り込み、内部の設定を弄って挙動を変更することが可能です。
『The Stanley Parable』のようなメタ的な面白さがありそうな『The Magic Circle』は、PC/Macを対象に1,980円で配信中(7月17日までは15%オフ)。無料のデモも用意されているので気になった方はプレイしてみてはいかがでしょうか。