- “『GTA V』『Fallout 4』『The Witcher 3』など大型PCタイトルの登場もあり、ますます盛んになっているModカルチャー。日々Modユーザーが新たな作品を投稿しており、膨大な種類が存在します。そこで、Game*Spark編集部スタッフが、「スゴイ！」と感じたModを毎週1つピックアップしてご紹介していきます。”
編集部が独断と偏見でスゴイと思ったModを紹介する「このModがスゴイ」。第18回目では、『The Elder Scrolls V: Skyrim』の世界に、シリーズ過去作『The Elder Scrolls III: Morrowind』をリメイクして追加してしまうMod「Skywind」を紹介します。
6月に公開されたばかりのアップデート映像
■概要
Game*Sparkでたびたびお伝えしてきた「Skywind」は、「The Elder Scrolls Renewal project」と呼ばれる複数人のチームが開発しているクエスト・エリア追加系Mod。ベータ版などの早期配信は行っていないものの、数か月おきに同プロジェクトのYouTubeチャンネルに開発アップデート映像を公開しており、着実に開発を進めている様子が確認できます。
今回のModで追加される『Morrowind』は2002年にリリースされたタイトルで、舞台はタムリエル大陸の東に位置するモロウィンド地方。『Morrowind』を『スカイリム』のゲームエンジンで作り直しているため、グラフィックの向上はもちろん、モロウィンド地方にいながら操作感は『スカイリム』のまま。プレイ方法が変わることはありませんが、Modにあわせて、スキルツリーのオーバーホールを模索しているとのことです。
無料で配信される「Skywind」ですが、『Morrowind』本編と拡張「Bloodmoon」「Tribunal」と、『スカイリム』本編、拡張「Dragonborn」「Dawnguard」のインストールが必須となっています。
■スケールがでかすぎる…
1つの作品に、もう1つの作品を丸ごとぶっこんじゃおう！というとんでもない本Mod。前述の通り『スカイリム』のエンジンを用いて作られているため、ファストトラベルやクエストマーカーも使用可能です。しかしながら、これらの機能は『Morrowind』にはなかったため、ファストトラベル・クエストマーカー無しのプレイもできるとのこと。
開発ボランティアも随時探している「The Elder Scrolls Renewal project」では、アニメーション、モデリング、ボイスアクティングなど、様々な職種を募集。Modそのものの大きさに比例した開発規模の大きさも窺い知れるスケールのどでかさが確認できます。配信日は未だ未定となっている「Skywind」がリリースされるとき、どれくらい巨大なModになっているのでしょうか。風呂敷を広げるだけでなく、継続的に開発状況を知らせてくれているため、期待が膨らんでしまいますね。
ダウンロードは現時点でできない「Skywind」。必須となっているタイトルのうち、『スカイリム』しか持ってないという方は、Steamや通販サイトで『Morrowind』を今のうちにプレイしておくのもいいかもしれません。
ほかにも、この作品のModを取り上げて欲しいという読者の方はぜひコメント欄にお寄せください。
※Modの導入は自己責任でお願いいたします。ゲームデータのバックアップは忘れずに
