ナイアンティックが手がける人気モバイルゲーム『ポケモンGO』。同作を教会内でプレイし、宗教的な冒涜を行ったとして、ロシアのユーチューバーが裁判にて3年半の求刑を受けています。
ロシアのユーチューバーRuslan Sokolovsky氏は、2016年8月、教会内で『ポケモンGO』をプレイするとともに、2013年にロシアにて制定された「信者の感情の侮辱に関する」法律を批判する内容の映像をYouTubeへと投稿。氏はその行為について「宗教的憎悪」であるとして当局に逮捕され、裁判にかけられることへとなりました。Sokolovsky氏は、この逮捕について「私は自分自身を過激派とは思っていない、多分私は馬鹿だが過激派ではない」と語っています。
なお、「信者の感情の侮辱に関する」法とは、2012年に起こった、プーチン大統領の退陣の祈祷を目的とした、女性パンクグループによる教会乱入事件を受けて、2013年にロシアにて制定された法律。「社会に対する明らかに無礼な公共活動」および「信者の宗教的感情を侮辱する目的」で行われた教会やモスクでの活動に、罰則を与えるというものです。
本事件の判決は2017年5月11日に行われる予定です。