物語は個性的な騎士たちが集結しているからこそ成り立っています。その中から10名をピックアップして紹介。他にもかっこよかったり面白かったり昼ドラかよ!と思う人物がいるので、ぜひ調べてみてください。
[アーサー王]
物語の中心人物、全てはこの人が剣を抜くところからはじまった……!
ブリテンを一つにまとめ上げる力を持ち、屈強な騎士たちが忠誠を誓うほどの人物。敵であるのなら巨人だって倒してみせる。現代では女性になる事も多々あり。ウーサー王の隠し子という出生からなのか、ものすごい女難。円卓は実質昼ドラ。
[マーリン]
前代のウーサー王の時からの相談役で、予知能力を持つ魔術師。アーサーの教育係でもある。人間との混血で、父親が夢魔、妖精、悪魔と色々なレパートリーがあり、とっても女好き。後に起こる災難を予感しながらも止められず、女性問題で幽閉され物語から姿を消す。
[ヴィヴィアン]
妖精で「湖の乙女」などとも呼ばれる。アーサーにエクスカリバーをくれたりアヴァロンに送ってくれたりするいい人。マーリンの弟子という設定もあれば、ランスロットを誘拐し育てたという設定もある。
[モルガン]
アーサー王の異父姉で、王との間にモードレッドという不義の子どもを持ってしまう。アーサーを憎んでいて、不死身の力を持つエクスカリバーの鞘を捨てたりと度々妨害。何故憎んでいるのかは不明なことが多く、作品によってはアーサーにデレることも。おそらくとても面倒なタイプの女性。
[ケイ]
アーサーが預けられたエクター卿の息子で、義理の兄。口が悪く、新人にはひどいあだ名を付けるといったことが書かれ、どことなく身近に感じる人。円卓の騎士の中でも古参。とんでもない力があったというわけではないが、アーサー王をずっと支え続けたお兄ちゃん。
[ランスロット]
アーサー王の友であり、騎士の中の騎士。冒険譚でも活躍が多く、とにかく強い!フランスのとある領主の息子で、フランス人だからなのか、非常に愛に一途。だからこそ不倫なんてしまったのか……。彼の事を慕う騎士も多かったが、不倫発覚後、その者達にも手をかけることに。ちょっとした円卓スレイヤー。
[ガウェイン]
アーサーの甥で、忠義に熱く血の気が多め。日中は三倍の力を持つというゲームみたいな設定の持ち主。なぜか色々な作品で赤い鎧姿で描かれることが多いが、シャアは関係ない。作品によって人が変わることが多く、復讐のために仲間の騎士に手をかけることも。友人であったランスロットに弟のアグラヴェイン、ガレス、ガヘリスが殺され、復讐を誓うも勝てなかった。
[ギャラハッド]
ランスロットが女性に騙されてできたという不義の子。世界一優れた騎士ということで、なんでもできるパーフェクト人物に書かれているも多い。時代が違えばラノベのきれいな主人公だったかもしれない。清らかであることから聖杯探索に唯一成功し、聖杯を得た後昇天した。
[トリスタン]
元々別作品に登場していた人物で、アーサー王の物語ではある意味ゲストキャラ。弓の名手で竪琴が得意。可哀想な話が多く、2人のイゾルデによるロマンスが有名。2004年に公開された「キング・アーサー」では『DEATH STRANDING』で話題のマッツ・ミケルセンが演じている。
[モードレッド]
父にアーサー王、母にモルガンを持つ不義の息子。マーリンが予知から「5月1日に生まれた子が国を滅ぼす」と発言したため、その日に生まれた子どもは海に流されることに。同日に誕生したモードレッドは生き延び、その後円卓の騎士の一員となった。ランスロットと王妃の不倫を暴くという崩壊のきっかけを作り、その後離反して父親と戦争。死に瀕しながらもアーサー王に渾身の一撃を打ち、果てた。
大まかに書いてきましたが、これはほんの一部と言ってもいいぐらいです。復讐や男女の恋愛感については、時代背景が色濃く出ているかと……。他にも騎士が百人以上登場したり、それぞれに濃いエピソードがあったりと、アーサー王の物語にはまだまだ面白い要素がたくさんつまっています。今回は基本のキということでここまで。
アーサー王の伝説は何が正しいとか間違っているとかはなく、書く人によってそれぞれのアーサー王たちの冒険があるというのが魅力の一つだと思います。この記事が、物語にほんの少しでも触れるきっかけになれば幸いです。
今後も何かと名前などで登場し話題に出ることがあると思いますが、気になる方はぜひ自分でも調べてみてください。これからまた次々と誕生していくであろうアーサー王たちの物語を楽しみましょう!
※UPDATE:本文中の誤字を修正いたしました。
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