
GTArcadeが開発、モビディックが運営を行うMMORPG『League of Angels 3』。編集部はメディア向けにクローズドベータテストでの体験機会を得たので、本稿でそのプレイレポをお届けします。
本作は今のゲームシーンでは珍しくFlashで制作されています。Flashといえば棒人間系(Stickシリーズ)を代表とする2Dタイプの簡素なものから、3Dで作り込んでいるものまで様々ありますが、本作はもちろん後者。左クリックで移動、右クリックをドラッグで視点の回転と、馴染み深い操作感で美麗なグラフィックのゲームが楽しめます。
まず起動した直後に行うのはキャラクターメイク。ざっと好みのキャラクターにしてスタートできる手軽さで、すぐに本編プレイを開始することができます。MMORPG特有の楽しみ要素でもある、メイキングの突き詰めがとことんできるかと言えば物足りない印象は拭いきれませんが、そこまでユニットをアップにしてプレイすることもないため、あまり問題に感じることはありませんでした。
キャラクターメイクが終わると、チュートリアルが次々に画面に表示されます。プレイして早々、本編クエストも同時進行しているかのようなスピード感・ボリューム量です。

画面右部に表示されているクエストをクリックすると、移動からクエストの進行までを自動で行うモードになり、実質的にクエスト報酬の受け取りと、チュートリアルで指示されるボタンをクリックするだけのセミオートで遊べます。
こちらの機能を使うと半放置状態でゲームを楽しめますが、ウィンドウが多数表示され、セリフが報酬の受け取りに被ってしまうなど、ストーリーを満足に読めなくなってしまうリスクがあるので注意しましょう。

バトルは単に画面が切り替わるわけではなく、少々凝ったカメラワーク演出が入ります。基本的に自動進行で、ボタンで各ユニットのスキルの発動を自動に変えたり、戦闘そのものを2倍速に切り替えられます。スピーディーに進行するものの、スキルは効果がわかりやすいものばかりで構成されるため、事前に覚えてさえおけば戦略的に操作可能です。

バトルで使用できるユニットは「召喚」というガチャを行うことで入手できます。こちらが主な課金要素になりますが、特定の時間にログインすればもらえる、無料召喚チケットなどもあるようです。
プレイヤーの強化手段としては、10段階のグレードがある「翼」と、メインキャラクターが乗る乗り物である「マウント」、またレベルを1つ上げるごとに解放される「星座」が存在。さらに装備強化なども行えるので、プレイヤーのカスタマイズ要素は豊富です。


公式サイトでは、作り込まれた世界観や奥深いやりこみ要素が特徴として挙げられる本作。軽くプレイした印象ではありますが、レベルアップやログインボーナス系だけでも比較的多くの項目があり、痒い所に手が届く整備がされていると筆者は感じました。
システム面だけで考えると本作は、ひたすらゲームに時間を割くようなヘビーゲーマー向きかもしれませんが、例えばセミオート切り替えが可能などライトゲーマーに優しい要素が組み込まれています。何より、Flashで制作されたタイトルとしてはグラフィックが高品質で驚かされたので、その部分で惹かれるものがあればプレイする価値はあると思います。
『League of Angels 3』は、現在事前登録を受付中。公式URLはこちらです。











