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「個人的には、小島秀夫監督の作品に強く影響を受けた」コイントスeスポーツシム『Q-UP』【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Everybody House Games開発、PC/Mac向けに11月6日にリリースされたコイントスeスポーツシミュレーション『Q-UP』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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「個人的には、小島秀夫監督の作品に強く影響を受けた」コイントスeスポーツシム『Q-UP』【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Everybody House Games開発、PC/Mac向けに11月6日にリリースされたコイントスeスポーツシミュレーション『Q-UP』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、コイントスだけで勝敗を決める架空のeスポーツ「Q-UP」がテーマのシミュレーションゲーム。プレイヤーはスキルやアイテムを組み合わせ、得点の倍率を操作し、より高いレートの獲得を目指します。8人のプレイアブルキャラクター、200種類以上のアイテム、400種類以上のスキルも特徴。記事執筆時点では日本語未対応です。

『Q-UP』は、1,200円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

FrankFrank Lantzです。一番好きなゲームは『リズム天国』ですね。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Frank『Q-UP』は、いくつもの異なるゲームジャンルを組み合わせている点でとてもユニークです。ある意味、昔ながらの放置ゲームのようでもありますが、ゲームが進むにつれて、より歯ごたえのあるパズルゲームや戦略ゲームに近い体験へと変化していきます。そして全体の構造は、どこか昔ながらのRPGにも似ています。

元々のアイデアを考えたのはJamesでした。彼はただ「コイントスをeスポーツにしたら面白いんじゃないか」と思いついただけだったのですが、そこからすべてが発展していったのです。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Frank『Q-UP』は、私が以前開発した『Universal Paperclips』(Jamesも開発に関わっていました)の精神的な続編と言える作品です。もちろん、本作のテーマがeスポーツであることから、『リーグ・オブ・レジェンド、『カウンターストライク』、『ロケットリーグ』などといった作品からも影響を受けています。

アート面では『WIP3OUT』から大きなインスピレーションを受けており、さらに『ペルソナ』シリーズのようなJRPGからの影響もあります。戦闘システムやヒーロー同士の会話については、『ファイアーエムブレム』シリーズを参考にしています。そして個人的には、小島秀夫監督の作品に強く影響を受けており、彼の作品のような、クレイジーでサイケデリック、そして過剰なまでにエネルギッシュな雰囲気を物語に持たせたいと考えました。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Frank私たちのチームは、世代をまたいだ構成になっています。まず私ですが、結構歳をとっています。ジェネレーションXですね(ベビーブーマー?小島秀夫監督とまったく同い年です)。息子のJamesはミレニアル世代で、Joonも同じです。そしてMartinが最年少で、いわゆる「エルダー・ズーマー(Z世代の中でも年上)」ですね。

開発が始まって3~4か月ほど経った頃だったと思いますが、Martinが本作を数人の友達やルームメイトに遊ばせ始めました。そして、「みんな遊んでくれただけでなく、最後までプレイし、さらに全キャラクターで何周も遊んでいた」と報告してくれたのです。その時、私たちは良いものができていると確信したのです。

――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

Frank非常にポジティブな反響をいただき、大変恐縮です。一生懸命取り組んできたものに多くの人々が反応してくれるのを見るのは、本当に素晴らしいことです。特に本作のようにとても風変わりなゲームの場合、「ただのジョークだろう」と思われて、すぐに離れていってしまってもおかしくありませんので。

いただいたフィードバックの中で、私が一番気に入っているのは、Steamに寄せられたこちらのレビューです。

人類はすでに作り得るあらゆる種類のゲームを作り尽くしてしまった…という考えを真っ向から否定する作品だ。このゲームデザインは、ゲームという表現がいかにまだ若い芸術形式であるかを思い出させてくれる。そこには、まだ誰にも触れられていない、膨大なアイデアやアイデアの組み合わせの海が広がっており、それらは誰かに見つけてもらえるのを待っているのだ。このゲームは、もう一度「生きている」と感じさせてくれる作品だ。

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Frank現在、新キャラクターである「ハッカー(The Hacker)」を追加する小規模な拡張コンテンツを制作しています。このキャラクターは、これまでとはまったく異なる、独自のプレイスタイルを持っていますよ。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Frankまだローカライズを行うかどうかは決まっていませんが、もし実施する場合、日本語は間違いなく候補に入ります!

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Frankもちろんです!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Frankよろしくお願いします。(訳注:ここだけ日本語で回答いただきました)

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に900を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

ライター:Chandler,編集:Akira Horie》

ライター/バイク乗り Chandler

ゲームと風をこよなく愛する暇人。趣味は多い方だったはずが、最近は家でぼーっとしている時間が増えてきた気がしている

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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