ライアットゲームズは、海外でクローズドベータ中の新作FPS『VALORANT』において、アンチチートソフト「Vanguard」の無効化機能を含むアップデート0.49を実施しました。
同社は本作において、公平な競争の場を提供することに注力しており、そのために利用されるチート対策「Vanguard」の一部は、PCのシステムの根幹部分にあたるカーネルドライバレベルで常時動作しており、一般で使用されるソフトよりも多くのシステム権限を持っています。
今回の変更は、いままでに寄せられたユーザーからの多くの懸念へと対応するもの。PC Gamerによると、今回のアップデートにより「Vanguard」がシステムトレイに表示されるようになり、ユーザーの手で「Vanguard」の無効化、及びアンインストールをすることができるようになったとのこと。しかし無効化した場合はPCの再起動、アンインストールした場合は再インストールをしないとゲームが起動できません。
なお同社は「Vanguard」の一部がカーネルドライバレベルで動作していることの必要性に関しては立場を変えておらず、2月の公式ブログでは多くのチートがカーネルドライバレベルで実行されていることを指摘しています。また、Redditでは「Vanguard」がコンピューターに関する情報を収集したり、データを送信するような事は起こらないと開発者がコメントしています。
『VALORANT』は、基本プレイ無料で2020年夏にリリース予定です。
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