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PS5版へのアップグレードは中古ディスクでも可能ー気になる後方互換についてもSIEに確認

先日もお伝えしたPS4版からPS5版へのアップグレード対応ですが、編集部の追加取材で、新たに中古版でも対応されることが判明しました。

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PS5版へのアップグレードは中古ディスクでも可能ー気になる後方互換についてもSIEに確認
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編集部の取材で、日本での展開や仕様が明らかになったPS4版からPS5版へのアップグレード対応ですが、ソニー・インタラクティブエンタテインメントへの追加取材で「中古のディスク版もアップグレード対応される」ことが判明しました。

先日Game*Sparkで詳細をお伝えした後も、『サイバーパンク2077』や『Marvel's Avengers』といった大型タイトルで続々無償アップグレードのアナウンスがあり、詳細について気になっている読者も多いかもしれません。編集部では、先日と同じくSIEJAの広報担当者に追加でアップグレード対応の詳細を尋ねたほか、後方互換について問い合わせました。

PS5版へのアップグレードは中古ディスクでも対応


担当者によると「PS4の場合と同様に、中古で購入したPS4タイトルもディスクをお持ちであればサポートいたします」とのこと。PS3版→PS4版のアップグレードプログラムではPS3版のディスク認証を経てPS4版をプレイできましたが、そうした仕様になるかについても尋ねたところ「詳細に関しては今後ご案内するのでお待ちいただきたい」ということで現時点は明らかになりませんでした。

また以前のアップグレードプログラムでは、タイトルごとにセーブデータ共有の対応が分かれていましたが、そちらについても今後発表があるとのことなので続報を待ちましょう。

後方互換については新情報なし…PS4タイトルの互換進める


ユーザーとしてはアップグレード対応があるか(PS4版を買ったのにフルプライスでPS5版を買う必要がある)と同じように、手持ちのPS4ライブラリがPS5でそのまま起動するかという後方互換も気になるところ。既にSIEは3月の段階でPS5におけるPS4の後方互換について以下のようにアナウンスしています。

PS4向けに既に発売されている素晴らしいゲームをPS5においてもお楽しみいただくため、労を惜しまずPS5の後方互換機能開発を進めてまいりました。PS4向けには4,000を超えるゲームが提供されていますが、その大多数をPS5でもお楽しみいただけるようになると考えています。

PS5では、後方互換性のあるPS4のゲームを、PS4と比較してより高い周波数で実行することで、フレームレートの安定や向上、そして場合によっては高い解像度で、ユーザーのみなさまにお楽しみいただけるようになると考えています。ゲームによっては、ゲーム開発者様による調整が必要な場合があり、現在、タイトルごとに細かな検証を行っています。

マーク・サーニーのプレゼンテーションでは、最も長い時間プレイされたPS4のゲームのうち、上位100タイトルに着目して、後方互換の検証が順調に進んでいる状況をお伝えしました。既に数百のゲームを検証しており、発売に向けてさらに数千のゲームの検証を行う準備を進めています。後方互換に関しましては、発売に向けてPS5のさらなる新情報とともにアップデートをお届けしてまいります。

後方互換についても問い合わせましたが、既報の通り「PS4の互換を中心に取り組み、ユーザーの皆さまがお持ちのPS4ライブラリを新しいコンソールに移せるよう互換の開発を行っていく」とのこと。気になるユーザーも多いであろうPS3以前のディスク・デジタル版の後方互換については「初代PS、PS2、PS3との互換についてはお答えできることはない」と回答は得られませんでしたが、Xbox Series Xは初代Xboxからの後方互換があるということで、PS5に同等の機能が搭載されるのか注目が集まります。

まだまだ気になる情報も多いPS5ですが、今後も新情報が入り次第お届けしていきます。

補足:アップグレードと後方互換について


  • アップグレード対応:所有しているPS4タイトルのPS5版がリリースされる場合、アップグレード可能な仕組み。先日の取材より、価格についてはパブリッシャー(タイトル)ごとに異なることが判明している。現時点では無償での対応が多いが今後の動向にも注目が集まる
  • 後方互換:所有しているPS4タイトルがそのままPS5本体で起動する仕組みのこと。SIEは3月時点で多くのタイトルが後方互換性を持つことをアナウンスしているほか、サイバーパンク2077』も後方互換でそのままゲームを起動できると発表している。

各社のアナウンスをまとめる限り、現時点でローンチと同時にPS5版がリリースされるという発表はなく、多くはPS4版→PS5の後方互換(PS4版をPS5で起動)→PS5版という流れでプレイすることになりそうです。『サイバーパンク2077』の例では、PS5版への最適化にはそれなりに時間がかかるとのこと。
《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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