げむすぱ編集者&ライターが2020年最も楽しんだゲーム【年末年始特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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げむすぱ編集者&ライターが2020年最も楽しんだゲーム【年末年始特集】

Game*Spark恒例年末年始企画「げむすぱ編集者&ライターが一年で最も楽しんだゲーム」をお届け。

連載・特集 特集
げむすぱ編集者&ライターが2020年最も楽しんだゲーム【年末年始特集】
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2020年もついに大晦日。ゲーム業界でも、次世代機や『サイバーパンク2077』、『Ghost of Tsushima』に『あつまれ どうぶつの森』などなど今年も様々な話題が駆け抜けていきました。

そんな一年を振り返り、Game*Spark恒例年末年始企画「げむすぱ編集者&ライターが一年で最も楽しんだゲーム」をお送りしたいと思います。今回も“何時リリースのタイトルでもOK”として「最も長く&多くプレイしたタイトル」ではなく「最も楽しんだタイトル」を選考基準に、各編集者&ライターから1タイトルを挙げてもらっています。


RIKUSYO:『Mortal Kombat 11』

ゲーム自体は2019年の発売ですが、DLCキャラやストーリー拡張などで2020年も引き続き楽しませてくれました。海外でしか販売されていないので国内での印象は未だに2D時代の“洋ゲー”のままであるものの、現時点で最高峰の格闘ゲームの1つあることは確実。実写映画新作の公開にあわせて解禁してくれないかしら……。さらなる追加キャラの噂もあるのでまだまだ楽しめそうです。

ちなみにSteam版はリージョンロックガチガチでもはやDLCの入手が絶望的ということで、Xbox Series X購入を機にXbox版に移住しました。

FUN:『あつまれ どうぶつの森』

今年の流行語にもなった“あつ森”。気がつけば1000時間以上プレイしていました。発売からまもなく一年になりますが、今も変わらず自由気ままな暮らしを送っています。これだけ長く楽しめているのは日々新しい発見があるから。

初めての新鮮な驚きを失わないため、ネタバレ防止には力を入れました。発売直後は身近な口コミ以外の攻略情報を遮断。その後しばらくして購入した攻略本も、カタログ部分は固く封印して読んでいません。SNSや攻略サイトで積極的に情報交換するのも楽しみ方の一つですが、あえてそうしなかったのは“今日はこの島でなにが起こるんだろう?”とワクワクしながら毎日を過ごす気持ちを大切にしたかったからです。

S. Eto:『GTFO』

【コロナ禍の2020年、居酒屋の代わりにモンスター蔓延る地下施設に通い詰めました】

2020年に一番細く長く遊ばせていただいたのは、10 Chambers Collective制作の『GTFO』でした。 『GTFO』とは、緊張感のあるステルス要素と、容赦のない戦闘フェーズとのはっきりとしたメリハリが魅力のCo-opホラーFPS。

キャラの成長や装備強化といったRPG要素はなく、仲間との密接なコミュニケーションや、失敗から得た教訓、咄嗟の判断力だけがモノを言う硬派な作品です。 コロナ禍では居酒屋に集まったりするのも難しかったので、主に本作を遊びながら友人たちと近況を報告しあいました。比較的スローテンポなステルス・探索フェーズ中は、自然と話も盛り上がります。

kamenoko:『DOOM Eternal』

2018年のE3で発表されて以来、発売を待ちわびていた作品です。前作『DOOM (2016)』と比べると、空中ダッシュや火炎放射器など様々な要素が増え、それに呼応するようにデーモンも強化されたことで、まさに地獄ともいえる難易度になっていましたが、ガジェットをフル活用し難所を突破出来たときの達成感は他では中々味わえるものではありません。

本編クリア後には前作に物足りなさを感じる体になっていました。10月にはDLCパート1がリリースされ、道中の戦闘ですらボス級デーモンが押し寄せる、更なる地獄に身を投じることに。何とかクリア出来たものの、パート2が待ち遠しいやら恐ろしいやら...。

SHINJI-coo-K:『A Short Hike』

今年のベストは『A Short Hike』でした。本作は小鳥のクレアとなってちょっとした休暇に山のある島へいくことになります。そこでは自由に動けて、飛べるのはもちろん泳げるし歩けるしどこへだっていける、いわば「小さなオープンワールド作品」なのです。当然人物とのインタラクションも楽しい会話で喜ばせてくれますし、何より「飛べる」というフィーチャーは「黄金の羽根」を取れば取るほど飛べるようになります。

そうやって辿り着く山頂では携帯電話の電波が入ります。そのために山頂を目指すのですが、そこから得られる会話シーン、そして静かなエンディングは非常に胸を打たれます。大規模な事件が起こるわけではなく小規模であることが何よりも気安くて親しめる作品。プレゼントにもうってつけです。

渡辺仙州:『三國志14』

コーエーテクモゲームス「三國志」シリーズ最新作。筆者の好きな『三國志IX』と『三國志11』を合わせたような作品で、一枚マップ上で戦争・内政を行うことができます。この手のグランドストラテジーはゲーム開始時の下準備が大変なのですが、本作は内政も武将を配置するだけですし、戦争も攻め込む地点を指定してしまえば、後は武将たちがそれぞれの判断で行動してくれます。

武将たちの行動を逐一指示するよりも、方針を示して後は現場に任せるという「委任プレイ」が好きなので、その個人的なニーズによく答えてくれた作品です。のんびりダラダラプレイするのに最適!「パワーアップキット」も配信され、さらにダラダラ長く遊べそうです。

文章書く彦:『eBASEBALLパワフルプロ野球2020』

今年もいろいろな大作ゲームが発売されましたが、単純なプレイ時間だけで考えると本作『eBASEBALLパワフルプロ野球2020』が最も遊んだゲームです。携帯用でもテレビでも遊べるSwitchというハードとパワプロの相性は悪魔的ですし、またSwitch版パワプロとしてははじめてとなる「栄冠ナイン」モードの搭載によって、本当に「いつでも」あそべるゲームです。

僕も仕事の合間、寝る前、移動中、とずっと遊んでいたのでプレイ時間が膨大になりました。ちなみに僕は実際の野球には一切興味がないのですが、それでもグイグイ遊ばせられるのはさすがだなと感じます。

neko:『HELLO, HELLO WORLD!』

【5日後に終わる世界の物語】

今年も色々なゲームに触れてきましたが、本作のストーリーには衝撃を受けました。行方不明の兄を捜すために、主人公の女子中学生が小さな港町を奔走します。しかし、ストーリーを進めるにつれてどこか不穏な影が見えてくる展開にドキドキしながらプレイしました。パステルカラーを基調とした世界や可愛らしいイラストで描かれる個性的なキャラクター達も魅力のひとつです。エンディングまでは数時間でクリアでき、周回することで真相をより深く知ることができます。クトゥルフ神話要素もありますのでそちらが好きな方にもオススメの作品です。

麦秋:『Microsoft Flight Simulator』

皆さんご存知フライトシムシリーズ、14年ぶりの最新作。なんやかんやで、起動する度に数時間がっつりプレイしていました。本作の特筆すべき点は、現実と見紛うほどのグラフィックです。単純な美麗さだけでなく、例えば機体外装ならびに内装コックピットは、細かいところまで作り込まれており、ひと目見ただけでは、ゲームのスクショなのか現実の写真なのか判別が難しいことがあります。

マップも、一部地形や建物を除いて、機体と同様よく作り込まれていますね。また気象ならびに空力の再現も素晴らしく、普段仕事で飛んでいる自分にとっても、限りなく実機に近い感覚で機体を操作することできました。そういえば先日のアップデートでVRにも対応したので、もし将来その環境を整えて遊ぶことがあれば、おそらく没入感の深さは現状の比ではなくなると感じます。

Ten-Four:『Warframe』

【最近は宇宙ニンジャというよりスター・ウォーズ】

2020年も相変わらず『Warframe』をプレイし続けてました。最近のウォフレは、宇宙戦艦で宇宙(そら)を駆け、ロボットに乗って敵を駆逐する。もう「ニンジャなんてどこ?」な気がしなくもないですが、終わらない収集&育成に、高速アクションの戦闘、そしてゆるく繋がるオンプレイが心地よく、既にウォフレをプレイする事が生活の一部になっている自分です。2021年は早々にPS5版に移行したいですが、本体買える気配が微塵もなくて悲しい…。

HanYolo:『Ghost of Tsushima』

【仁の行く末に心が震えた】

今年もさまざまなタイトルが発売されましたが、やはり個人的に激ハマりしたのは『Ghost of Tsushima』。開発元Sucker Punchの前作『InFAMOUS Second Son』とは打って変わって、日本が舞台のゲームということで、当初は疑ってかかった部分はありましたが、その凄まじい出来には「アッパレ」と言いたいです。

(慣れるまでは)非常に歯ごたえのある戦闘に、涙なしには語れないストーリーには引き込まれました。伯父上との結末も当然そうですが、個人的に百合との一幕はなんとも言えないしんみりとした気持ちに……。うーんGOTY。

Mr. Katoh:『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』

これまで触れることがなかった『ペルソナ』シリーズですが、Steam版が発売されたのを機に初プレイ。引き込まれるシナリオ、魅力的なキャラクターたちが織りなす青春風景の眩しさに大ハマリして駆け抜けるように2周クリアしました。弱点を考えながら行動する戦略性の高い戦闘はノリのいいBGMとテンポの良さが魅力的で、追撃や総攻撃などのカットイン演出は爽快そのもの。最後まで飽きることなく本作の世界に浸りきることができました。

まだ最後まで見てないコミュニティもあるのでいずれ3周目もプレイ予定です。しかし、1周目で少しばかり青春しすぎて迎えたバレンタインがあまりに印象深い……。

Skollfang:『The Last of Us Part II』

【死んだ男の残したものは 1本のギターとひとりの娘 他には何も残さなかった】

今年はPS4/Xbox one世代の集大成だけあって、演出面の優れた作品が賞レースの激戦を繰り広げました。それを制した『The Last of Us Part II』は見事と言うほかありません。スーパーヒーローが活躍する他のGOTYノミニーと違い、本作は徹底して「人間」を描いています。流れる血と汗、泥まみれの服、浴びせられる怨嗟の言葉。敵を殺しても一切得るものはなく、生き延び、復讐するための無益な戦いが延々と続きます。 人間を憎み、殺すことは、こんなにも苦しく残酷なこと。他人を赦し、自分を赦すことがとても難しいこと。それを真正面から描ききったからこそ多くの人々の心に響いたのではないでしょうか。

ハル飯田:『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』

今年はPCを新調したのですが、それなりのスペックを用意したにも関わらずあまりPCゲーをプレイ出来ず……。ただ、そんな中でも「買って良かった!」という手ごたえがあったのは『DOAXVV』を高画質でプレイ出来たことでした。

知らない人には内容が想像しがたいゲームとは存じますが、高画質設定だと随所に詰め込まれたセクシーさへの異様なこだわりがバッチリ楽しめたのがハマりポイント。そして何と言ってもたまきさんがあまりに可愛い!たまきさんの魅力を語るのはまたの機会としますが、無課金でも楽しめるシステムが有難いので結構な時間楽しませてもらっています。

うなぎ:『Blood : Fresh Supply』

今年は積みゲー消化の年で、その中でも2019年発売ですが『Blood : Fresh Supply』が印象的でした。グラフィックは当時のままに完全3Dに生まれ変わっているため、視点を上下しても酔わずにプレイできるのが嬉しい限り。

本作は敵の頭部をサッカーボールの様に蹴ることができる狂気的なFPSですが、舞台となるステージは列車やサーカス、難破船などバリエーション豊かです。昔体験版をプレイした記憶があり、いつかクリアしたいと思っていた本作。近年は『Ion Fury』などレトロスタイルに回帰したゲームが多く発売されていることもあり、昔遊んだゲームが今の環境で快適に遊べるのは嬉しいです。

Arkblade:『X4: Foundations』

有名動画投稿者らの影響もあってか、今年着実に日本での存在感を増してきた、SF宇宙サンドボックスオープンワールド経済戦争シム。昨年も同じタイトル書いてなかったかお前……とお思いの読者の皆様も居るでしょうが、今年も開発インタビューやら何やらやってたうちに一番楽しんだゲームに。いずれにせよ本記事のレギュレーションは満たしておりますよ、ええ。

2020年の同作は拡張DLCと、それ合わせのアップデートにより大幅に強化。シリーズ過去作同様、年を経てローンチの不満も解消され、大枠では十分に楽しめるようになりました。2021年には、ついに「スタンダードなSFぽい素直にかっこいい系の宇宙船」なデザインラインの船を引っさげて地球勢力が参戦する拡張DLC第二弾に加えて、もちろんさらなる本体の大型アップデートも控えており、まだまだ目が離せません。

余談ながら、仕事混じりで楽しんだ、というと、2021年にはどこかの超有名3DダンジョンRPGの関連作がこの枠に入りそうでどうなるか今からドキドキ。



以上「げむすぱ編集者&ライターが2020年最も楽しんだゲーム」でした。新型コロナの影響もまだまだ続きそうな2021年。次世代機の品薄解消やソフトラインナップの充実がなされるか、2020年後半にようやく安定した流通状態になったニンテンドースイッチ向けの新作がどうなるか、『Among Us』のようなダークホースなPCゲームのインディートレンドが来年も起こるのかなどなど、新たな年のゲーム事情にも注目です。

《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

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